2023.01.30社長ブログ

これからのマンション価格は

つい先日まで、「おめでとう！　今年もよろしく」と挨拶を交わしていたのに、もう1月も過ぎ行こうとしています。
一月の前半は、新年のあれこれで、速すぎたと思う一方、後半はやるべき仕事をすみやかに済ませざるを得ず、区切りをつけたためか、昨日の日曜日などは、久し振りにのびのびと休日を楽しみました。

習慣でしょうか、朝の6時前には目を覚まし、まだ部屋の中が薄暗い中でトイレを済ませ、温もりのあるベッドに戻り、自身に「今日は休日だから、また、アポも入ってないし寝られるだけ寝てていいよ」と言い聞かせ、二度寝を決め込む時が至福の境地を感じる一瞬です。
でも3時間とは寝ていられず、カーテン越しの明るさに「お昼頃かしら」と思い、慌てて枕元の腕時計を手さぐりで探し、見れば9時にはまだ20～30分あります。

それから、のこのこと起き出し、休日の身支度をしてからが、ブランチ、新聞、TVと締まりのない休日らしい時間を過ごします。運転免許証の書き換えのため、視力検査と同時に、場合によってはレンズでも取り替えましょうと、表通りに出ます。太陽の光はさんさんと明るく輝き、青空をバックに当社オブジェとマンションを見上げれば、あらためて、堂々とした構えでとても40年以上が経過している建物とも思えない立派さです。
それでも、やがて時がくれば老朽化が進み、耐震性能に劣ることもあり、建替えなければなりません。

ふと、靖国通りに目をやれば、今日が新宿シティーハーフマラソン当日だったことを改めて知ります。それが今しがた修了したことも、そばで係員がコースを舗道とセパレートするため、赤地に白い太い線と細い白線を巻いたコーンを、トラックで回収していることからも分かります。
新宿も新築マンション建設ラッシュですが、一方で、きっとハーフマラソン沿道には、建替えを待つ多くのマンションがあることでしょう。

28日（土）に夜のニュース番組を見ていると韓国では、どうも不動産バブルが弾けそうだと言っていました。昨年後半から兆候があり、米国と同様にインフレ退治に、中央銀行が金利を上げたことが発端らしいのです。場所によっては30％以上下落して、この傾向はまだまだ続きそうだと言っていました。
今や、中国でもゴーストタウンを意味する「鬼城」（グエイチョン）があちこちに出現して、中国のマンションバブル崩壊ではないかと言われています。

本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。

日本では、現在、新築マンションの価格上昇が、まだ止まっていません。
2022年の首都圏新築マンションの平均価格は前年比微増ではありますが、6,288万円と2年連続で過去最高値を更新しています。
ただ発売戸数は3万戸を割り込み、顧客離れの兆しも出始めています。
それが顕著なのが、発売初月の契約率が約70％と、不調の分かれ目に入っていることです。今は、高値圏を避けて、賃貸物件を選ぶ人が増えているとは、賃貸サービスの専門会社の弁です。
また発売戸数が3万戸割れは、コロナ時の2020年を除けばバブル崩壊時の1992年以来の水準となります。
これが不動産バブル崩壊の兆しでないとよいのですが……
もし、ここで金利でも上がれば、バブル崩壊のトリガーとなるに違いありません。

韓国も不動産価値が1/3減少したと言いますが、これが限界線で、これ以上下落すると金融機関にも影響が出かねません。少し危うくなって来たようです。
もともと韓国の人達は投資が好きです。「チョンセ」と「ウォルセ」と呼ばれる独特の「保証金」賃貸システムがあります。もし不動産バブルが崩壊すると、これらも崩壊して、大きな社会問題になると思います。

中国の場合は更に危うく、人口14億人といわれる中国で、34億人分のマンション在庫を抱えていると一説には言われているくらいです。
まだマンションが完成していればいい方で、高層マンション群では建設がストップして未完成のマンションが放置されているにも拘わらず、2/3が売約済みの状態になっているとのことです。
マンション購入者の中には、家賃の支払いと住宅ローンの返済負担から逃れるため未完成のマンション鬼城に住む人が増えているとのことです。
共産党政権の主導で膨張した不動産バブル、どうも崩壊に入ったようです。

さあ、習近平国家主席どうする！

次回「ボンド社長のウェビナー」の告知です。
来たる2月9日（木）19：00～20：00
「これからの金利どうなる」で皆さまとお話したいと思います
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