今日は立冬です。もう、スーパーやコンビニではクリスマスケーキやおせちの受付も始まり、年賀ハガキも発売しています。なんとなく心忙しい季節の入口にさしかかってきました。
11月は酉の市の時季でもあり、既に一の酉は4日(金)に、ほぼコロナ前の賑わいをとり戻し、盛り上がったようです。小生は二の酉に行くのが慣例となっていますが、少し楽しみになりました。酉の市はあの雑踏と、聞こえてくるあのリズミカルな手拍子がいいのです。
でも新型オミクロン第8波も増幅中で心配です。
土曜、日曜と空気は乾燥気味で、さわやかに晴れ、日曜は特に青空で、日なたであれば長袖シャツ一枚で十分ですが、日陰となるとそうもいかず、冷たい風は身に染みます。日の落ちるのも早く、夕方などはなお更感じます。
雲が出だした土曜の夕方、ぶらりと御苑方向に歩けば、そこには秋たけなわの風景が広がっています。秋の空は雲で殆んど覆われて、御苑大木戸門脇の大きな桜の木は色づき、午後4時の閉門と共に人が次々と出口からやってきます。また御苑側道脇の名も知らぬ木々も赤や黄色に色づいています。勿論、まだ緑色の木々もあり、さまざまな色合いです。
帰り道の花園通りの街路樹も色づき、街灯も入って、なんだかいい感じです。
でも、これからの季節は日も短く、寒さに向かうことを思うと、ただなんとなく、夕暮れ時はさびしく物悲しくもあります。
本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。
そう言えば、5日(土)の日経朝刊の記事に「GPIF3四半期赤字」と「日銀国債保有100%超、政策の限界」とありました。
公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、保有資産の金融マーケットでの運用が、7~9月期に1兆7220億円の赤字であった、とのことが書かれていました。運用成績の赤字は3四半期連続になったそうです。
こんなに赤字を出したのはリーマンショック以来のことだそうで、13年振りと言っています。
GPIFは国民が預けた資金である保険料の一部を運用して、将来の給付に備えるものですが、こんな高額の赤字を出し続けて、長期の年金財源は本当に大丈夫なのでしょうか。
世界有数の機関投資家であるGPIFは、国内外の株式と債権の投資比をそれぞれ25%を目安に運用しています。それも国民から集めた年金資金の一部(総額約192兆円)でGPIFは株式や債権市場で運用しているのです。でも失敗が続くようですと国民皆が受け取る年金に影響が生じる恐れがあります。
また、別の記事では、日銀は10月末時点で、約3兆1000億円の新発国債を保有しているそうです。
同時点の日銀新発国債発行残高が約2兆8600億円しかありません。ではその差額は一体どうしたのでしょうか。日銀は一旦は国債を購入するものの、それをまた市場参加者に日銀の帳簿上はそのままにして、国債を貸出します。その国債が回り回って日銀に再び売却され、日銀はそれを買受けるためこのようなことが起きてしまうそうです。
日銀の新発国債保有率が100%を越えて、所有するのは異例で、政策に限界が迫っていることを示すものだと新聞は言っています。
なんだか日本の将来、さびしく物悲しく感じてしまうのですが、でも冬を越せばいつか春はやってくるのでしょうか。
「ボンド社長のウェビナー」のお知らせ
来たる11月10日木曜日19:00~20:00
お題 「平成のバブル崩壊から30年、なぜ日本は低成長なの?」
参加の皆さまと一緒に考えてみたいと思います。
事前お申し込みと事前質問は下記URLからお願いします。
申込をしていただくと別メールで皆さまにZoom参加URLとMullioner番号をお送り致します。
今日のボンドランチ
さびしく物悲しい食事なんてないですよね!
特に今日は豪華です。