先週の天気は、晴れていたかと思うと曇ってきて、やがて冷たい雨となり、かと思うと夜中には晴れて、雲を傘代わりにしたような月が現れると言う、日替わりメニューのような空模様でした。
そして週末の10日には朝から小雪がちらつき、お昼頃には西新宿のビル街もしきりに降る雪で、高層階の方からかすみ出しました。それが夕方から雨に変わります。
まだ路肩には、うっすらと雪が残り、雨となった会社前の坂道を、傘を差しながら下り、そして上がったところが、今日の新入社員の歓迎会場フレンチレストランIIZAKAです。
お店には少し無理を言って貸し切りにして頂き、総勢6人の歓迎会が始まりました。シャンパンでの乾杯が済んで、最初のオードブルが出され、それに手を付けようとした一瞬、ふっと気にかかることが、なんの前触れもなく障ったのです。
それもあっという間のことで、歓迎会は次から次へと繰り出される話に花が咲き、大盛り上がりでした。
同じ日の、それも就業時間も残り僅かとなってから、10年以上もお勤めになって退職される女性の、ごく極々細やかなお別れのセレモニーが行われたばかりの後の歓迎会だったのです。
シャンパンの乾杯は歓送迎会にすべきだったかと。12年の労も感謝すべきであったかと心にかかったのです。でも、そうできなかったのは、きっと小生にどこか先を急いで、気持ちの余裕がなかったからなのかもしれません。
別れの時は、「お元気で!」と言うと、「会社のこと、これからもウォッチしてますから……」と、額のところに両手で山型をつくり、かざして、遠くを眺める様子にジ~ンときて、心底頑張ることを改めて決意し「ありがとう!」と返しました。一緒にシャンパンを飲んでもらえばよかったかな!
楽しい時間はお互いが打ち解けるには充分なものでしたが、あっという間に過ぎてしまいました。帰り道は、幸い雨も上がり、ほろ酔い気分で、頬に当たる冷たい風がかえって心地よいくらいで、雨上がりの春の宵、月は出ずとも値千金でした。
翌日もまたその翌日も晴れて暖かくなり、日差しは日毎に強くなっていきます。昨日など、通りに出ればビルの窓には強烈に輝いている小さな太陽が、また反対の空には春霞(花粉でないとよいのですが)の中に、少しふくれた太陽が輝いています。
本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。
日曜の朝の朝刊には、土曜日に続いて次の日銀総裁に起用される、植田氏の記事が「拙速な引き締め避けよ」、との見出しで掲載されています。
日銀の異次元緩和が始まって10年が過ぎようとしています。黒田総裁の任期も4月8日と近づく中、金融政策がどう変わるか、市場も小生も関心は極めて高いものがあります。
またこの難局の時、誰が総裁になるのか興味も津々でした。
世間の取沙汰では、雨宮氏を始めとして、何人かの名前が上がっていましたが。その中に女性副総裁に就任するのではないか、と言われておりました翁 百合氏も、雨宮氏同様に就任を辞退されたようです。
確かに両氏とも、現下日銀がどんな状況にあるのかは百も承知のはずで、今後のことを考えれば辞退は当然なのかもしれません。
総裁には退任という出口がありますが、日銀という組織には出口はありません。
誰がなっても「穏やかな日銀としての出口を模索」しなければなりません。これはけっこう難しい隘路を通ることになります。一歩間違えれば大へんなことになる総裁職です。
総裁職は大へん世の中でも評価の高い、名誉ある要職で垂涎の的です。それでも辞退者が出て、植田氏が受諾したのです。受諾したその夜、祝杯のシャンパンは飲んだのでしょうか? どんな味だったのでしょうか?
次回「ボンド社長のウェビナー」の告知です。
来たる3月2日(木)19:00~20:00
「資産バブル終わりの始まり」で皆さまとお話したいと思います
事前お申し込み、質問を下記URLよりお願いします。
当日は、その下に参加URLも貼り出します。
https://form.k3r.jp/mn_ma/presidentonlineseminar0223
本日のボンドランチ
歓迎会が過食気味
土曜日のブランチは、お別れに頂いたウィーンクッキーとコーヒー