2022.12.26社員ブログ

テレワーク・・・・

今年一年、アイボンドブログをご覧いただきまして誠に有り難うございます。

2022年の最後のブログとなりました。年明けは1月4日に発信予定です。内容の充実に努めて参りますので、来年も是非ご覧下さい。

今年10月、厚生労働省は『令和4年版 過労死等防止対策白書(令和3年度 我が国における過労死等の概要及び政府が過労死等の防止のために講じた施策の状況)』を公表しました。7回目となる今回の白書には、テレワークが睡眠時間や幸福感に与える影響の分析が含まれています。

テレワーク実施頻度と一日の平均的な睡眠時間との関係をみると、テレワークを毎日おこなっている就業者のうち、6時間以上睡眠をとっている回答者は全体の66%でした。一方、週4日程度の頻度でテレワークをおこなっている就業者で6時間以上睡眠をとっていたのは59%、週1回程度の場合は54%と、テレワークの実施頻度が高いほど、睡眠時間が長くなっています。

幸福感についても興味深い傾向が明らかになりました。10段階評価で幸福感をたずねた結果、テレワークをおこなっている就業者の方が高くなっています。具体的には、男性でテレワークを「一度もしていない」就業者の幸福感のスコアは平均6.1だったのに対し、最も幸福感が高かった「週2〜3日程度テレワークをおこなっている」就業者のスコアは平均6.7でした。「毎日テレワークをおこなっている」では平均6.4、「週1日程度」と「週4日程度」では平均6.6となっています。女性の場合は、定期的にテレワークをおこなっている就業者の方が幸福感は高く、テレワークを「一度もしていない」と「一時的におこなった」就業者の幸福感の平均スコアが6.4だったのに対し、「週1日程度」は平均6.8、「週2~3日程度」と「週4日程度」は平均6.7、「毎日」は平均6.6という結果でした。

子育てをしている女性でテレワークをおこなっている就業者の労働時間は、ある調査によれば、一週間あたり8時間以上増加(一昨年3月と今年5月の比較)しています。テレワークによって子育て期でも時短勤務する必要がなくなったことも一因でしょう。コロナ禍を契機に一定の割合で定着するようになったテレワークですが、多様な働き方の実現や人々の生活の質を高める一助になっていくことが期待されています。

企業などに雇用されている労働者がおこなうテレワークについては、ウィズコロナ・ポストコロナの新たな日常、新しい生活様式に対応した働き方として、適正な労務管理下における良質なテレワークの導入・実施をすすめていくことができるよう、政府は、昨年3月に改定した「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」についてパンフレットを作成し、周知を図っているところです。そのほか、テレワーク導入を検討する民間企業などに対しての専門家による無料個別コンサルティング、テレワークによる働き方の実態やテレワーク人口の定量的な把握も実施されています。弊社でも様々な情報を精査したうえで、適切に対処して参ります。来年もどうぞ弊社にご注目を。今年一年、有り難うございました。

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