東京駅18番線フォームに、ちょうど居合わせ間もなく出発と言う、9時半頃の広島行き新幹線に6号車あたりから飛び乗ります。動き出した車内を千鳥足で自由席の3号車に辿り着くと、すぐ右側に2人席の空席を見つけ、そこに2人して陣取り、一息入れます。
新横浜駅を出る頃には、おもむろにバッグから今日午後名古屋での、会社説明会(IR)用のレジュメを取り出し、本番でトチらないよう最後のおさらいをしようと、簡易テーブルの上で読み始めます。
結局、最初の「会社概要」の頁が済まないうちから居眠りが始まり、右側の席なのに富士山も見ずに、時々眠りから醒めるものの、読もうとすれどもまた夢の中に入る始末で、2時間もしないで名古屋に到着するまで、3頁も進んでいません。
その前日、忘年会を兼ねた会食会があり、興が乗って、「明日は名古屋でIR」と知りつつも、面白がって、つい深夜にまで及んだのです。
会場は名古屋駅からタクシーで10分程にある、伏見電気文化会館の5Fです。客席は広いのですが、来客数は約150名程でしょうか。年齢層はまちまちです。
IRが始まりました。「会社概要」から「沿革」へと進み、「企業理念」で「人間愛に基づいて行動し、人にやさしい、地球にもやさしい社会を創造する」と説明しました。そして「事業内容」へ進もうとしたとき、中程の列にいらした初老の男性が、椅子に座ったまま転ぶように倒れた事を、隣の女性が声を上げ、主催者側の係りの方が駆けつけます。
自分で立ち直り「大丈夫、大丈夫」と言っているようです。中断していた小生も先にまた進めば、同じ女性が再び声を上げ係員が体を起こすと、顔面蒼白でマイクを握っている小生も、IRを中断して思わず、パソコンを操作している当社の体格抜群の相棒に、「早く助けに行って」また「救急車、救急車」とマイクで叫びました。相棒が抱えて、場外に運び、主催者の方は救急車を呼んで、無事にタンカに乗せるまで約15分、IRは中断です。主催者側のOKで再度始め無事終了しました。
当社も「理念」の実践をこのハプニングで期せずして行うことになりました。
そして、昨日は昨日で、小生が常任理事を務める日本アイスランド協会のクリスマスパーティーがアイスランド大使をお招きして、銀座で開催されました。
パーティーの最中に、天井が突然回転しながらカラフルに色を変えつつ、宇宙から来た円盤のように降りてきたときは、パーティーに参加していた観客は「オー」と言って、思いがけないハプニングに驚きの声を上げていました。
パーティーがお開きとなった帰り道、タクシーで帰る途中で、思わず「オー」と云う光景に出会ったのです。日比谷通り裏あたりから丸の内近辺の通りまで、きれいなイルミネーションが幻想的な世界を創り出していたのです。小生にとっては偶然的ハプニングでした。
本日も小生のブログにアクセス頂きましてありがとうございます。
韓国の大統領が12月3日夜に「非常戒厳令」の宣布を発表し、4日朝には戒厳令は解除され、たった6時間のとんだハプニングでした。
これには戒厳令を出した大統領にも、いろいろと政治的な背景はあったのだと思いますが、国民にとっては思いもよらない出来事でした。
今から約35年前に昨日、アイスランドのクリスマスパーティーのあった、すぐ近くの銀座の土地で、韓国の戒厳令よりは長い期間、そう助走期間も入れれば4~5年ぐらいは続いたのでしょうか、不動産業界にもハプニングが起きたのです。この瞬間から銀座が当時世界で最高値の街になったのです。
銀座で1坪当たり1億円の壁を突破したハプニングがトリガーとなり、東京の土地値は短期間で3倍、4倍と値上がりました。こうして不動産バブルはキャバレー跡地の取引ハプニングから始まり、すぐに一般消費者の間にも広がっていきました。
マンションも同様で、倍率100倍の抽選などという事態になったのです。当時めずらしい億ションですら飛ぶように売れました。特に都心5区(千代田、中央、港、渋谷、新宿)の土地価格はすさまじい状況でした。
1991年にピークを迎えますが、10年間で10倍に膨張したのです。
そんな異常事態を鎮静化させようと、当時の大蔵省(現財務省)は融資に金融総量規制をかけ、東京都など都道府県の知事宛に、国土利用計画による、取引前の届出制度を設けました。それにより、1992年から都心部を中心に地価は急降下することになったのです。
ハプニングは思いがけない時に始まり、何かがトリガー(引き鉄)となって突然に逆回り始めます。
現在の東京都心でも億ションが大量に供給されています。大丈夫でしょうか。
本日のボンドランチ
ハンバーガーを注文したのにハプニングです。