東京はさくらの季節も終わり、新緑の時節へと移り変わろうとしています。
この週末から、ゴールデンウイークへと突入します。小生には縁のない話ですが、うまく休暇を取れば、10連休とかマスメディアからは聞こえてきます。
毎年のことですが、ゴールデンウイークに入る前の今が、ああしよう、こうもしたいと思いながら過ごす楽しい時期で、ゴールデンウイークに入ってからより、まして過ぎた後のチョッピリの寂しさと疲労感を覚えて、また次の週末が待ち遠しくなる気分よりも、どれほどよいか知れません。
昨日、東京の天候は曇りで午後遅くから雨と天気予報は言っていました。小生雨に降られるリスクを承知で折り畳みの傘さえ持たず、手ブラで日本アイスランド協会の催しに参加しました。会は新宿のホテルでお昼から始まり、午後4時頃迄と予定されていたのです。
この協会も発足34周年を迎え、会員は200名近くいらっしゃるようです。
新宿駅方面を見わたせる歌舞伎町にあるホテルのエントランスには、インバウンドのお客様のスーツケースがたくさん並び、階上のテラスからは、曇り空の新宿の街が一望できます。
特別会員である国会議員の先生のご挨拶のあと、イベントは始まりました。協会の親善大使アイスランド出身のテルマさん(女性)と、アイスランドに永らく在住している日本人の方のアイスランドを紹介するトークショーがありました。
私も会員になってから当地の夏の季節に、一回だけ訪問したことがあります。オーロラの時季(冬)ではありませんでしたが、白夜の中で、ゴルフを楽しみました。
アイスランドは北極海に接して浮かぶ北欧の人口38万人程の島国で、周囲を海に囲まれた火山と氷河の国です。日本人も現在200人ぐらい住んでいると言っていました。
昨年12月以降4回も、首都レイキャビックから南西部に少し離れた場所で地割れが起き、そこから噴火したとのことで地震も起きて、アイスランドは新しい火山活動期に入ったと言われているそうです。
以前からどこか日本に似ていると思っていましたが、昨日のトークショーを聞いてその思いを一層強くしました。
しかし、火山の噴火や地震にもそれほど驚かず、リスクマネジメントも日本程とられていなく、将来の不確実なことに対する備えは、日本人の方がより敏感なようです。
ただ氷河の下にある火山がいつ噴き出すかは心配していて、日本ではツナミですがアイスランドでは氷河が解けて土石流災害を心配しているようです。
本日も小生のブログにアクセス頂きましてありがとうございます。
金融市場が中東情勢の緊迫化に防御姿勢を取り始めたようです。19日(金)の日経平均株価は今年最大の下げ幅である、前日比1011円(2.7%)安の3万7068円となりました。週間での下げ幅は2455円と、最近にないものとなったのです。
一昔前なら安全資産とされた円が買われるところですが、円安が進むためか「円」は敬遠され、スイスフランやゴールドに買いが集まったようです。
中東のことですからお国柄、報復の連鎖やホルムズ海峡封鎖があるかもしれません。当然に原油急騰となれば、次はインフレ再燃となり、それを抑え込むべく金利上昇となれば、インフレと景気停滞が同時進行する「スタグフレーション」リスクが予想されます。
現下、欧州中央銀行(ECB)はEU経済の停滞感が強いことから、6月にも金利を引き下げようとしています。しかし、インフレが再燃すれば、利下げは見送られ、景気悪化のリスクが高まります。
ECBの利下げ近しで欧州株は上昇してきたのに、インフレ再燃シナリオは最も嫌がられるものです。イランとイスラエルは本格的な衝突は望んでいないと言われますが、それは火山のようにマグマが溜まり、ある日突然に噴き出すかもしれません。
このような不確実性を投資家は嫌うものです。早目のリスクヘッジをとるかもしれません。
このように不確実性の中のリスクオフムードが高まってくると、少しズレた花散らしの春の嵐となり、今まで市場を牽引してきた半導体関連までも、半導体市況の回復が遅れていると言われ、とばっちりを受けることになります。
もう一つの投資家の懸念材料がやはり不確実な為替です。対ドル円相場は4月に入って1ドル=154円台と円安となっています。円安は輸出企業の業績を上げますが、輸入コストも上げてしまいます。
また円安はドル建てで見れば日本株の運用成績の悪化ともなり、海外投資家としては喜ばしい状態でもないように思えます。
午後4時を回り、いよいよ会もお開きとなり、ホテルの外に出れば、ポツリポツリと降り出した雨に、傘というリスク対応(ヘッジ)をしなかったことに、後悔です。
本日のボンドランチ
ステーキランチ
カロリー過多のリスク有り