夕方西の空を見上げれば、東京も梅雨前線の影響でしょうか、雲は広がり、今夜の七夕の空夜は楽しめそうにありません。それでも帰宅してからも、念を押すようにテラス越しに東の夏空を見上げてしまいます。
空に広がるのは雨を呼び込む風と雲だけでした。
子供の頃、父の肩車に乗って銭湯の帰り道に、七夕の夜には、織姫と彦星の話をよく聞いたものです。東京でもその頃は、天の川がよく見えていたのです。
湯上りのさっぱり感と、父が夏バージョンに刈り上げた短い髪と髭が、半ズボンのもものあたりにあたって、チクチク痛かったことを、もう何十年も経ったと云うのに覚えています。懐かしいですね。
そうだ、明日はお盆(お施餓鬼会)も近いことですから、早目に、お寺にでも詣りましょうか。
七夕の晩、夕食も済ませ風呂にも入ってすっきりしたところで、クーラーも少し弱目に設定し、ゆっくりと読み残した新聞を読むのも至福の境です。翌日が休日なので、尚更に感じるのかもしれません。
新聞によれば、世界中で平均気温が連日過去の最高を更新しているそうです。
地球体温の上昇は止まりません。
7月3日に摂氏17.01度に達し、2016年8月に最高を記録した16.9度を上回ったそうです。
4日には17.18度まで上昇し、今夏平均気温は更に高まる可能性があると言っています。
世界の気温上昇は各地に影響を及ぼし、米国南部テキサス州では熱波で死者が相次いで、カナダでは山火事で焼失面積が例年の10倍に達し、中国、インドも熱波により大きな被害が出ているそうです。
きっと日本も梅雨が明ければ、猛暑日の連続ではないかと心配です。
最近、特に気象変化が激しいと思いませんか。現代人の都合でエネルギーの消費もそうですが、温暖化ガスを出し続け、環境を悪化させてきているのは、他ならぬ小生ら人類自身なのですから。
例え晴れていても、東京で天の川が肉眼では見られなくなったのは、小生らが自ら招いたことなのです。
翌日の8日、東京は雨模様と予報は出ていましたが、それでもお墓詣に行こうと外に出れば、雨が降り出しそうではありますが、幸いまだ降ってはいません。
マンションフロントの植栽も、気づいてみれば夏向きにきれいに刈り込まれて、少しは涼し気に気持ちよさそうです。お隣りのさるすべりの木も花を付けました。
お詣りから帰ると、心がさわやかになるから不思議ですね。お墓詣りは心のリセットですね。
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さて、7日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比一時は400円超下げる場面もありました。6日米国の実質金利が急上昇し、その流れを受け、日本の株式市場からも資金流出につながったようです。
米国中央銀行FRBでは「年内あと2回」の利上げを見込んでいて、市場ではその織り込み中のようです。米国の金利上昇局面で株価がどこまで持続力があるかが、日米共に、株式市場で試される場面となっています。インフレ対策に各国の中央銀行は、金利上げと資産の縮小で対抗しています。
ただ、日本だけは現在、それと逆行して唯一金融緩和をしているのですが、いつまでも続けることはできないのではないかと思います。
日本国内でも物価上昇圧力は強まっています。これまで維持してきた金融緩和策をどこかでリセットして、今度は今迄とは逆方向に政策の転換を、する必要に迫られようとしているのではないでしょうか。
もし、ひとたび引き締めに日銀がカジを切ったら、一体どうなるのでしょうか。
日銀が今後、金融引き締めにリセットして政策転換したら、日銀の保有国債から受け取る利息と、市中金融機関が日銀に置いてある当座預金540兆円程に付ける金利とが「逆ざや」となり、日銀が仮に1.0%政策金利を引き上げると、毎年5兆円以上日銀は赤字となり、日銀の自己資本約12兆円を3年以内に食いつぶし、日銀が債務超過となってしまうという試算も出ています。
日本でもインフレは加速しています。いつか市場が想定しないような利上げを日銀が迫られたとき、一体どうなるのでしょうか。
日銀も世界各国中央銀行と同様に、インフレ退治と債務問題の境界線上で、ジレンマに直面すると思います。このジレンマ梅雨前線はもしかすると長く居座って、万一にも大雨をもたらし、洪水や氾濫を引き起こすことはないとは思いますが、避難場所は早目に確認しておいた方がよろしいのかもしれません。
「ボンド社長ウェビナー」の告知です。
7月20日(木)19:00~20:00
お題は「日銀が今の政策をリセットする時」です。
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にぎり寿司オーダーをリセットして
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