日曜日にしては、少しいつもより、早起きだったかもしれません。リビングの窓を全開にしても、天気はそれほど良くはないのですが、全く寒くもないのです。
ハム&タマゴにサラダパン、それに冷蔵庫から無糖ブラックコーヒーのボトルを取り出し、大き目のマグカップに注ぎ、レンジで温めればいつものブランチの出来上がりです。それを長テーブルに並べ、何時もの定席に陣取り、一週間の読み残しの新聞を丁寧に読むときが、何とも言えぬ至福のときの到来です。
食事を終え、新聞を何枚か読み進めているうちに、いつのまにか、うつらうつらしたらしく、ハッとして目を覚まし、気づけば日射しが部屋の中まで射し込んでいます。
やおら立ち上がって、窓から外を見わたせば空は青空で、それこそ太陽がいっぱいで、風もありません。このまま部屋でぐずぐずするのもよくないと、気分転換に外へ出かけようと思いたつと、久し振りに子供の頃を過ごした浅草あたりに行きたくなりました。
もう何年も行っていない浅草ですが、到着してみれば建物やお店は変わってしまいましたが、風情は全くと言ってよいほど変わらないようです。生家は隅田川にかかる厩橋と、駒形橋の中間あたりの台東区側にあります。
今は隅田川も、両側ともテラスが長蛇のごとく整備され、川の清掃作業もよく、清掃船の係留場も厩橋の橋のたもとにあります。今一隻の清掃船が蔵前橋の方からこちらに向かってやってきます。やがて係留場に繋がれると、そこにアオサギが一羽停まり、なにやらジッと川面を眺めています。するとその瞬間魚を見事にキャッチしました。ほんの一瞬のことでした。
歩道テラスを川上に歩いて、駒形橋をくぐれば、スカイツリー、アサヒビールや高層マンションが見えてきます。水の流れも穏やかに清々しい秋日和です。
スマートな観光船も往来して、なんとものどかな一日です。
駒形橋から地上に上がって浅草をぶらり、観音様裏の大鷲神社では二の酉が盛大に挙行されていますが、小生は今年三の酉に行くことにしましたので、ブラブラと散歩しながら、また橋のテラスに下ります。風はそれほど冷たくも感じませんが、秋の日は暮れやすく、正に釣瓶落としのようで、厩橋に来てみれば、橋は既にライトアップされ、丁度屋形船が下流に向けて橋を潜るところです。
穏やかな川面は人の気持ちも和ませてもくれ、日頃の慌ただしさを癒してくれて、一息ついて冷静にもなれたようです。
本日も小生のブログにアクセス頂きましてありがとうございます。
一方、全く、穏やかでなかったのが、日本の総選挙もそうでしたが、疑問符だらけのまま、米国大統領でしたが、以外にもあっさりと決着しました。トリプルレッドでトランプ主導の共和党が勝利し、トランプ大統領は巨大な政策実行力を得ることになります。
そもそも、スキャンダルまみれ、かつ4つもの刑事裁判で訴追されている人が、大統領選挙に堂々と出馬できること自体が不思議に思っているくらいです。
でも2020年の議事堂侵入事件を引き起こし、死者まで出てしまった騒動の呼びかけ人であったトランプ氏が、もし勝利したら民主主義は終わるとまで言われていながら、なぜ悪評まみれのトランプ氏に米国民は信任を与えたのでしょうか。今でもよく判らないのです。
トランプ氏は来年の就任式以降、側近を自分のシンパで固める報道がなされていますが、本当にこれでうまく超大国である米国を、指導して行けるのか、心配になります。
トランプインフレへの懸念も深まりつつあります。一方日本でもバラマキによる財政の悪化を心配する人も増えてきています。世界中が、どこかバランスを欠いてきているように思います。
最近は、日経株価も、為替と相関関係が崩れる日が多くなってきました。
どうも価値基準も徐々にズレだしてきて、今迄のデータからの判断通りには、進まなくなってきているのではないでしょうか。
トランプ氏が大統領に就けば、規制緩和を進め、既得権益化を排除すると言っています。トランプ氏やマスク氏の主張は、米国の資本主義の源流に根ざしているとも言われています。
このような面から見れば「MAGA」(Make America Great Again)『アメリカを偉大にする米国の黄金時代が到来する』という展望には現実味がありそうにも思えてくるから不思議です。
でもこの成り行きには、どこかで一度立ち止まり、一息ついて、冷静になってよく見極める必要があると思っています。
本日のボンドランチ
浅草老舗のうなぎ御膳で一息ついて