昨日の朝は、一度ウィークデーと思い違いをしたのか、朝も早めに目を覚まして、時計を横目にあわてて起きようとした瞬間、日曜日が頭をよぎり、「そうだ、まだ寝てていいのだ」と、寝返りを打ってまた眠りに入る時の有難さは幸福そのものです。
でも掛布団は夜中に蹴飛ばしていたようで、足元にまるまっています。
天気予報では、天気図まで示して、「西高東低の気圧配置となり、北風が吹き、冬の到来を告げる木枯らし1号が都内でも吹くかもしれないので、暖かくしてお休み下さい」と前の晩には言っていたのですが、もしかすると外れたようで、ランチをしながら観ていたTVでは、都心の天気は晴れ、気温20℃、湿度38％と快適な秋を告げています。プロの気象予報士でも変わりやすい秋の空は予想が難しいようですね。
ひとわたりTVを観て、新聞を読んだ後に、ブラリと散歩に出れば、秋の昼下がりはまことにのどかで、TVでは晴れと言ってたけど、快晴の空にはジェット機の姿もあり、どこまでも青くのびやかに広がっています。
そして地上では、舗道脇のねこじゃらしも微風に揺れて、気持ちよさそうにしていますし、会社前の一番高い街路樹も秋の陽光を受けてニコニコ、キラキラと輝いています。また、今年は百日以上も咲いていた百日紅が、まだまだと言わんばかりに、未練花を細々と秋風に揺らしています。
予想と違っておだやかな秋日和です。
天気を予想するのも難しいですが、現下の統計学を駆使しても、物価の算定や、解決、予想はさらに一筋縄ではいかないようです。
未曽有のコロナ禍や戦争などが始まっている、この時期のそれはなおさらのようです。
日本経済研究所センターが集計する、有力エコノミストの方々が予想する数値も、2020年頃から大きく外れだしたそうです。
そして現下の世界的インフレの実像は、誰しもがつかみあぐねる難局で、統計の精度が体感インフレ率と大きく乖離していることから、改めて問われる事態となっています。
本日も小生のブログにアクセス頂きましてありがとうございます。
20日（金）に秋の臨時国会が召集されました。13日に岸田内閣が新内閣の顔ぶれを発表しましたがサプライズ感はなく、減税は打ち出したものの、世論調査でも支持率が上がらず、当分の間解散風は、天気予報の「木枯らし」同様に後送りされたようです。
でも、この臨時国会に掛かる改正金商法は、当社事業にも深く係るところですので、解散がなくてよかったと思っています。他の重要審議と共に、早く国会を通過することに期待しているところです。
さて、米国の長期金利が一段と上昇して、指標となる10年物国債利回りは19日（木）に一時的に5％と16年振りの高水準をつけました。そのため、外国為替市場では各国通貨に対してドル買いが進み、円相場は、一時1ドル＝150円台まで円安が進行しました。
パウエルFRB議長は「地政学的緊張が非常に高まっており、世界経済活動に重要なリスクを与えている」と言っています。これからの米利上げに対しても、慎重に進める考えを示しています。今後のFRBのシナリオには、既にあるであろう利上げの難しい最終局面でも、変化する要因があまりに多く、まだまだ視界は不良なのでしょう。
米国の長期金利が高止まりする中、バイデン大統領もホワイトハウスの執務室からの演説の冒頭で「我々は歴史の転換点に直面している」と語るほどに、今までにはない、経済状況の中に巻き込まれる可能性を示唆しています。
19日（木）夜の取引でWTI（ウエスト、テキサス、インターミディエイト）の価格は1バレル90ドル台に上昇し、オプション市場では100ドル台に備えていると言っています。
また「有事の金」と言われるように、地政学的リスクや経済危機下では、資金の逃避先として、「金」の価格も上昇し、1トロイオンス2009ドルという高値をつけています。
米国の金利が上昇し、金価格が上がり、そして石油の価格上昇と3拍子揃うのは、第4次中東戦争（1973年10月）のときと全くと言っていい程同じです。
この後、米国経済は景気後退に陥りますが、日本も原油価格が3ヶ月で約4倍となり、CPI（消費者物価指数）も翌年は、前年比23.2％の上昇で、トイレットペーパー枯渇事件など、苦難の時期を迎えますが、やがて日本経済は、一時的に盛り返しはするのですが、やがて「失われた30年と言う」バブル崩壊の道を、この先歩むことになるのです。
千変万化する秋の天気と経済、予想は難しいですね。
本日のボンドランチ
どこから箸を付けるか
予想が難しいでしょ‼
