2024.08.05社長ブログ

予測

年の7月は、日本国内においては、気温が平年比で2.16度も高く、記録的な猛暑となった昨夏を優に超えました。統計をとり始めた1898年以降で、2年連続で過去最高気温を更新したのです。
そんな7月も過ぎ、8月に入り、日中の気温が2~3℃下がっただけでも、「今日は少し涼しいのでは?」なんて思えたりします。

しかし昨日などは、また猛暑日がぶり返し、東京も35℃超えとなり、灼熱の太陽がギラギラと降りそそぎ、元気なのは植込みの花をつけたサルスベリだけのようです。
車道はもとより、ところどころに木陰ができる舗道さえ、焼け付くような熱さで、歩いているだけで、シューズの底からその熱が伝わってくるようです。
それも気温が極まる午後の2時頃ですから尚更です。
その舗道を、ハトが裸足(当たり前ですが)でチョコチョコと歩いています。熱くないのでしょうかエサを探している様子もなく、人を避けようともしません。かなり参っているのかもしれません。熱中症より、焼き鳥にならないかと心配しました。

そこへ予測もしていない夏祭りの神輿がやってきました。暑さで人があまり通らない舗道脇のスペースに、そこだけ人だかりが急にできています。
やがて、神輿の一団から離れ、また歩き出せば、通りの向こうには子供の集団がいます。家族らしき人も交っていますので、大丈夫とは思いますが、人が避けるこの一番暑い中、山車か子供神輿に集まった人達と思いますが夏休みの思い出創りが暗転しないことを願っています。

本日も小生のブログにアクセス頂きましてありがとうございます。

丁度一週間前の7月29日(月)には、8日間続落していた日経平均株価が、上げ幅も大きく反発して、一時1,000円超上昇し、38,700円台を付けました。その時は米国市場でも株価指数になんの陰りもなく、8月末か9月のFOMCの金利引き下げを折り込んでいたようです。
FOMCのパウエル議長は7月31日、金融政策を決める会合後、9月の利下げは示唆したものの、連続8会合目となる7月の会合でも、金利の据え置きを発表しました。その発表により、既に0.25%の利上げを決定していた日銀と重なり、円高・株安が進みました。
そして、8月1日には一時1ドル148円台を付け、その円高を受けて、輸出関連株が売られ、日経平均は1,300円超下落し3万8,000円台を下回ったのです。

そして翌日となる先週末の2日(金)には、前日の米ニューヨーク株式市場で、主要な株価指数がそろって大幅下落した流れを引き継ぎ、東京市場も続落し、一時、前日終値から2,000円超急落して、3万7,000円台を割り込みました。
これは1987年10月の「ブラックマンデー」以来史上2番目の大きな下げ幅となりました。結局終値は35,909円と前日比2,216円の5.81%下落となったのです。

ニューヨーク株価下落原因を、雇用情勢の軟化や製造業の景況感悪化を示す指数が、予測に反して大幅に下回ったことだとされていますが、本当にそれだけの理由で、2日連続でブラックマンデー以来の株価大幅安になるものでしょうか。
なんだか説得力に欠けていると思うのですが。

それより、何かの記事で読んだのですが、「世界株式市場の下落は、今後の資金流動性の供給減少を予測したからだろう」と言うのです。
これまでの、世界最大の資金流動性供給国は、日本の中央銀行だとその記事は言っていました。その日銀が流動性回収計画(国債買いオペによる減額)を発表したことによる、先読みのせいだと言うのです。
日本の余剰流動性が、日本の投資家によって(若者の新NISAを含めて)、世界中の投資に向かっていた資金が、減少(回収により)すると予測されるからと言うのです。
こちらの説の方がなんだか説得力がありそうです。

この流動性回収はまだ計画ですが、これが実行されたら、リーマンショックより、はるかに大きなショックになると言うのです。これを「ウエダショック」と言う人もいるそうです。
昨年3月以降だけでも、世界中央銀行と政府は27兆ドルと、世界総生産(GDP)の30%以上を金融市場に入れて、世界の株価を85%以上引き上げたと言われています。
他国はみな回収(QT)方向に向かう中、日本はようやく計画を発表したところです。

さあ、本日日経平均株価はどうなるのでしょうか。もしまた下げて、第二のブラックマンデーのようなことになれば、世界の景気後退は現実化するものと思われます。

      本日のボンドランチ
  出張先で初めて食べる名物博多うどん
      味は予測できません

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