あの大雨災害をもたらした台風10号一過と言っても、暑い夏の出口はまだまだ見えません。
先日、1~2日いくらか涼しい日がありましたが、あれは北日本にかかる秋雨前線が、一時的に東京あたりまで南下してきて、その北側に吹く大陸からの比較的乾いた、冷たい大気によるもので、その南側では暖かく湿った大気が入り込んで暑さは、真夏とほとんど変わりません。そして前線通過時には大気の状態が不安定となり、極端な雨と雷に見舞われるのです
今後も前線は高気圧や偏西風の影響で南下したり北上したりするため、加えてラニーニャ現象も出始め、気象状況の予測は難しいことになります。
そんな猛暑の日曜の昼下がり、ビルとビルの谷間にある近くの小さな公園で、自然の風に吹かれてと思い、朝刊片手にフラッと出かけました。
公園内には二、三人しかおらず、靖国通りから一本道を隔てただけなのに休日は、こんなにも静かなのかと驚くほどです。アジサイの花も盛りの痕跡をそのまま残して枯れています。
ベンチに腰掛けるとビル風なのでしょうか、一陣の風が吹いてきて一瞬、葉を裏返し白い葉に変えて行きます。でも涼風には遠く及ばす、クーラーの扇外機から排出される熱風のようなものでした。
二羽の人慣れしたハトが仲良く小生の方に近づいてきては、エサをくれないと判断したのか、すぐにチョコチョコと去っていきます。花壇には秋の草花が咲き、ビルの谷間の公園にも小さな秋を見つけることができるのですね。
もしかすると、日が落ちれば、虫の鳴き声も聞こえてくるのかもしれません。
今年の高温障害で、お米の生産が5万トン程落ち込むとのこと。そこに多数のインバウンドによる外国人のお米需要、極め付きは円安による小麦の高騰などの理由で、日本のお米の需給バランスが崩れ(日本のお米の需要は毎年700万トン程度)ています。そこでお米不足が起きて、新米の高騰となっています。
政府には備蓄米がありますが、それは新米の値崩れが起きるとして放出していません。何かどこか違っているようにも思うのですが。
本日も小生のブログにアクセス頂きましてありがとうございます。
今年11月には米国で大統領選挙があり、日本でも自民党、立憲民主党や他野党でも、新リーダー選出の選挙があります。米国大統領選もそうですが、日本の首相、野党の党首選挙も混沌として、現時点では予測が難しそうです。
まだ残暑が残る中ですが、日米共に政治の秋を迎えようとしています。
政治の世界も予測困難なのですが、日米の経済も予測がだんだん難しくなってきました。
米国大統領選では、「軍事力の低下」「格差の拡大」「膨張した財政」の3つに対してどう解決していくかが問われているそうです。この3つを同時に解決するのは難しい「トリレンマ」と言うそうですが、これを次の大統領は背負わなければなりません。誰がなったとしても難しい問題です。
誰が首相になっても難しい問題は日本にもあります。
例えば此の度、各省から財務省に提出された、来年度の概算要求額は117兆6059億円となっています。日本国の予算は100兆円越えが当たり前となってしまいました。
ただ問題なのは、この予算の財源となる税収入以外の収入のほとんどを日銀にお任せしていることです。国は赤字国債を発行するだけで、日銀がそれを資金化する、これは本来の姿ではないはずです。その結果、GDP比252%も国は国債を発行し、実にその54%を日銀が持っていること自体がバランスを欠くことで、これを含め日本の場合「トリレンマ」以上に、同時解決を必要としている問題が山積しているのです。
さて、現在新NISAで株を始めた初心者の方からプロの方まで、多くの投資家は、きっと悩ましい場面に遭遇していることでしょう。8月に7月度の米雇用減速指標から米国景気の先行を懸念してダウ平均株価はドーンと下げました。またここに来て9/6の米株式市場では前日410ドル安の4万0345ドルで引け、週間では1217ドル安と、1年半ぶりの下げ幅となり、市場はまた雲行きが怪しくなってきました。
これを受けてFRBは9月会合で政策金利を0.25%にすることを示唆しています。
一方、雇用の減速度合も6~8月の平均で月11.6万人と、その増加ペースは過去5ヶ月連続で鈍化しています。
かと言って大幅に金利を下げれば再びのインフレ進行が心配ですし、FRBの舵取りも難しくパウエル議長も悩ましいのではないでしょうか。
日本のマーケットも米国が不安定となれば、それに共振するのが常ですから、日本時間7日朝(土)の日経平均株価の9月先物が3万5150円と前日比1,210円下落したと新聞は言っています。日本の場合は米景気懸念にプラスして円高進行が不安材料となっています。
今日の日経平均株価はどうなるか大へん予測が難しいと思っています。
本日のボンドランチ
初めてオーダーしたお弁当屋さん
味の予測は難しい