2023.05.08社員ブログ

人生で最も重要な日は・・・・

 本日もアイボンドブログをご覧いただきまして誠に有り難うございます。

 連休が終わり、今日からいつも通りの生活に戻っている方もたくさんいらっしゃるに違いありません。新年度から新しい職場でお勤めであれば、もう仕事にも慣れてきたころではないでしょうか。近年、人生100年時代を見据え、キャリアチェンジに踏み切る人が増えています。働き方は様々ありますが、終身雇用にこだわらず、転職や起業も選択肢のひとつです。総務省の労働力調査によると、新型コロナウイルス流行前の2019年は転職者数が350万人を超え、過去最高を記録しました。その後はコロナ禍で減ったものの、昨年は増加に転じています。足元では35~54歳の転職者が伸びているとか。終身雇用を前提としていた日本では、長らく転職において35歳限界説が唱えられてきましたが、幅広い職種で人手不足が深刻化するなか、企業側の中途採用ニーズが高まっています。

 その採用にあたって重要になり得るものとして、日本でもパーパス経営が注目され、取り組みも広がってきました。「ただやらなければならないからやる」のと、「何のためにやるのかをわかっていてそのためにやる」のでは、本人の納得感、やる気、幸福度、成果などが異なってくることは想像に難くありません。

 高成長企業を対象にした海外のある研究において、研究者たちは8年間、イノベーションなど成功の背後にある要因を探していました。その結果、特に探し求めていなかった要因であるパーパスが、より一体的な組織、より意欲的なステークホルダー、より収益性の高い成長をもたらすことがわかっています。その他、パーパスは人材を引きつけ、従業員の士気を高め、心理的なウェルビーイングを提供しています。また、パーパスは顧客も引きつけており、消費者の3分の2がパーパス志向の無名ブランドにスイッチしてもよい、7割がサステナブルな製品には高いお金を払ってもよいと答えている別の調査結果もあります。

 グーグル社のレポートによると、ネットで製品を検索するときに「サステナブル(持続可能)」というキーワードを使う人が、2020年には2015年の10倍になっていました。パーパス主導の企業は持続可能で倫理的な(エシカル)製品の成長著しい市場(数兆ドルと見込まれている)に参入できる可能性もあるでしょう。2030年には、デジタルテクノロジーの発展とともに成長した世代(20代半ば~40代前半)が親から68兆ドル以上の資産を引き継ぐとされています。

 『トム・ソーヤの冒険』などの著者である米国の小説家マーク・トウェインが語ったとされている名言に、「人生で最も重要な日は2つある。生まれた日と、その理由を知った日だ。」があります。何のために生まれ、人生でやるべきことは何か、これからの人生をどうやって生きていくのか。これらが明確であれば、幸福度は格段に高まるに違いありません。企業であっても、パーパス(企業理念)に基づいて活動していれば、社会から評価を受け、永続できるでしょう。弊社でもそれを忘れることなく、事業の発展に努めて参ります。

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