春分の日(春のお彼岸の中日)前だというのに、昨日は20℃を優に超す南風の強い一日でした。この頃が花粉症の小生の一番苦手とする時節です。スギ花粉にヒノキのそれが混じり混合花粉となって襲ってきます。
また、一年振りに見かけたのが、アジサイが芽吹き、葉を広げ始める情景です。逆に毎年、それを見かける頃は、花粉症の症状がピークを迎えています。今年はそれが少し早いようにも感じます。
お彼岸は毎年、菩提寺にお墓詣りに行っているのですが、秋のお彼岸には都合がつかず代参してもらいましたので、菩提寺にお彼岸会に行くのも1年振りとなります。
墓所への参道には、天然記念物にもなりそうな江戸彼岸桜の古木が、既に薄紅色の花を散らし、絞りの模様がつくられています。
手桶にたっぷりと水を汲み、きれいに洗いあげ、お花とお線香を供え、子供のときに母親から習い覚えた短いお経を読めば、一陣の風が吹きます。
さっぱりとした気分となって山門を出て、車に乗り込みお寺をあとにしようとすると、女の子と母親、そして祖母らしき家族連れが山門に向かう姿に、小生も5~6歳のときの一場面を彷彿とさせられました。
また先週の13日(水)には、コロナ禍以来中止にしていた、バレンタインデーのお返しとなる、一日早いホワイトデーの女子会が、4年振りに再開され、面白話と高級ワインにお料理で大いに盛り上がりましたが、小生もご機嫌に騒いだせいか、あるいは混合花粉のためか、翌日は声がかすれて出にくく大へんでした。まわりからは静かでよかったと言われる始末です。
声が出ないなんて、それこそ何年振りのことになるのでしょうか。
本日も小生のブログにアクセス頂きましてありがとうございます。
日銀は今日と明日開く金融政策決定会合でマイナス金利政策を解除することになりそうです。
いよいよ2007年2月以来17年振りに、金利を引き上げて大規模緩和から「金利ある世界」へと、大きく転換する方向に舵を切ります。
現在の政策金利(短期金利)はマイナス0.1%、これを0.1ポイント程引き上げて0~0.1%に誘導するようです。
日銀のマイナス金利政策は、日銀に預ける金融機関の当座預金の一部にマイナス0.1%の金利を適用する仕組のことで、2016年2月から導入されていたのです。
それが無くなるということは、8年振りのことです。金融機関は日銀に積む「法定準備金」の利息は0ですが、それ以外の「超過準備金」部分には0.1%以上の利息がつくことになります。
また、マイナス金利政策は実質的効果より、大規模緩和の象徴的な政策とみなされてきたもので、この象徴が無くなるということは、大規模金融緩和から、金利が正常化に向かうことを意味していますので、金融市場がどのように反応するのか注目されるところです。
特に注目は、今年の1月時点で日銀にある、市中金融機関の当座預金残は536兆円で、その80%が法定準備金以外の「超過準備金」で、これに0.1%の金利が付くことになります。年間約4,288億円の金利を日銀は市中金融機関に支払わなければなりませんね。
こうなってきますと、金融機関の資金調達が普通預金では年率0.001%ですから、金融機関の運用先として、日銀当座預金は極めて安全で間違いのない運用先となります。よって日銀当座預金には今迄以上の、多額の資金が預け入れられるのではないでしょうか。
すると、これから金融機関は預金集めに奔走注力するかもしれません。
このように日銀に、マイナス金利政策を解除させた切っ掛けとなったのは、15日に連合が発表した、賃上げ率平均5.28%という32年振りの高水準の賃上げだと思います。これで日銀が目指す2.0%の物価目標を、安定的に達成できると見通し、経済は良い環境に入ると考えたのでしょう。
マイナス金利の解除は経済の大きな転換点になると思います。今迄金融市場のみでお金が循環し、株高、不動産高でまるでマネーゲームをしてきたようですが、今後も賃金上昇を維持できれば、実体経済への良い循環となって、マネーゲームから脱却すると思うのですが。
でも、不安要素はまだまだ尽きません……
女子会のディナー
こんな豪華な食事、何年振りでしょうか