5月のゴールデンウィークも、先週の6日(月)の振替休日で終わり、いつもの日常の仕事モードに戻ったものの、2~3日はどうも調子が出ません。少し調子がでてきたかなと思えば、もう10日(金)の週末です。
その夜は六本木でお客様との会食ミーティングがありましたので、夕方の6時近くに会社を出て、タクシーで六本木近くの店へ向かったのですが、タクシーアプリで予約しなくても、意外とすぐに空車は来ますし、いつものことで到着まで30~40分は見込んでいたのに20分足らずで到着しました。
途中、外苑東通りを走ると車窓から街路樹が新緑の季節を謳歌しているのが、見て取れます。赤坂御所も若葉の明るい緑に包まれた反対車線には、GOタクシーが待機の列をつくっていました。
六本木周辺もいつもの週末ならラッシュのはずなのに、意外に空いているのです。
帰りも金曜の夜で、しかも9時少し前なのに、意外とタクシーはすぐに来ますし、道も空いているのが、不思議なぐらいです。皆さん連休中にお金を使い過ぎたのと、連休疲れによるものでしょうか。
この連休に海外旅行をして、帰国した人々のTVインタビューなどを観ていますと、皆さん円安で予算オーバーになった人達の嘆き節が聞こえてきます。
一方、上場する製造業の純利益が過去最高を更新したとのことです。値上げや販売増もさることながら、円安で自動車や機械が好調とのことです。
特に、トヨタ自動車の純利益は5兆円弱と倍増しました。値上げしても米国中心に世界でハイブリッド車が売れて、営業面で約2兆円の増益効果が出たとのことです。
また、24年3月期は対ドルで約10円の円安とのことで、対ドルで1円の円安は主要企業の経常利益を0.4%押し上げる効果があると言われています。
一方金融界も同様に、3メガ銀行も円安により海外での利ざやが拡大して、純利益を伸ばし、3兆円となり、2005年度に現在の3メガバンク体制が発足して以降の最高値を製造業同様こちらも更新しました。貸出金利から預金などの調達金利を差し引いた利ざやが、海外で拡大したのが主因となってのことです。
増益率は20%とみられ、それは想定の為替レートを上回る円安で、円換算した外貨建ての収益が膨らみ「円安のおかげで実力以上に利益が出ている」と堅調な業績を喜んでいます。
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日銀によるマイナス金利政策解除や建築コストの上昇により、不動産市場の先行きには一部で不透明感が出ているものの、不動産大手5社も2024年3月期決算が10日に出そろい、5社共に最高益を更新して、来期3月期の業績見通しでも最終増益を見込んでいます。
しかし一方で、政府は先月末から今月初めにかけて2度の円買いに介入し、1ドル160円を超していた円相場が今朝は1ドル=155円までに上昇してきましたが、9日(木)4月の金融政策決定会合の「主な意見」が公表され、今後の円安対応について利上げより先に、国債買い入れの減額を検討していることが判明しました。
市場に出回る円の量を減らして、円安(円の価値)を調整しようというものです。
実は代表的な暗号資産(仮想通貨)も4月20日に、4年に1度の半減期を迎えました。ビットコインを生成する「マイニング」という仕事への報酬が半減すると言うことは、新しく生成されるビットコインの量がコントロールされていて、同じマイニングをしても今迄の半分しか発行されなくなります。
上限が2100万枚と設定されていますので、理論上無制限には増えないようにすることで、価値が薄まるのを防いでいるのです。
報酬の半減期はビットコインの新規発行量が半分になることを意味しますので、定期的に半減期を設けることで供給を抑制し、市場でのビットコインの希少性を確保しようというわけです。
現在日本の国債は1,297兆円(GDPの2.6倍)発行され、その内589兆円を日銀が保有しています。それに基づいて日本銀行券円が発行されますので、どんどん希釈され、円の価値は低下していきます。
通貨の価値は国力を表すとも言われて、その国力を示すGDPはドイツに抜かれ現在4位、来年にはインドにも抜かれて5位になると言われて、国力低下は避けられないようです。日本に働きに来る外国人にも円の価値の低下は、日本が魅力のない国となります。
円には半減期はありませんが、同様の効果のある国債の買い入れの減額も(金融をタイトにする)必要なのかもしれません。
本日のボンドランチ
ランチに半減期はなく、ライスおかわり