2023.10.02社長ブログ

周期

一体いつになったら涼しくなるのでしょうか。10月に入ったというのに。昨日などは30℃近くまで気温は上がり、むし暑く、秋風の気配さえ感じようがありません。
先月末の28日午後の7時頃、まだ昼の余韻とも言うのでしょうか、真夏日の残滓の中で、帰宅途中に空がやけに明るく感じたので見上げれば、満月かと思われる月が皓皓と夜空を照らしています。
なんの気なしにスマホ撮りして、帰宅してからTVで知ったのですが、翌日の29日が「中秋の名月」十五夜で、かつ満月と重なるのだと言っていました。すると、小生は満月の前日の夜空を眺めていたのですね。
また、中秋の名月(十五夜)と満月が重なることは意外と少なく、次に周期が重なり十五夜満月を見ることができるのは7年後の2030年とのことであることも知りました。
これはどうも月の公転軌道が楕円形なので、新月から満月までにかかる日数が15日と一定ではなく、14日から16日の間で変化することからくるようです。

そして、この日は東海や関東で、季節外れの暑さとなり、静岡では観測史上、最も遅い猛暑日35℃超えを記録しました。
東京でも今年90日目の真夏日(33.2℃)となり、1年の1/4が真夏日と、四季の幅にも変化が現れ、日本列島は亜熱帯気候にでもなったかのようです。
翌29日が中秋の名月の本番でしたが、生憎夜空は厚い雲が垂れ籠めて、月の在処(ありか)さえはっきりしません。これも帰宅してからのTVでの名月観賞となりました。
そして翌日の十六夜(いざよい)を部屋からスマホ撮影しようと夜空を30分以上眺めていましたが、夜の羊雲の群れが続くは続くは……いつまで待っても十六夜の月を見ることは叶いませんでした。

本日も小生のブログにアクセス頂きましてありがとうございます。

どうも、この世の中のもの全ては、自覚するかどうかは別として、ある一定の周期をもって回っているのではないかとさえ思えてなりません。
あの大宇宙ですら、人智を超えた何らかのエネルギーによって周期的に回っているのです。その大きな周期の中の、ほんの一刻だけの小さな周期時間だけ、寿命一杯に個々に活動しているのが、小生達の姿なのではないでしょうか。

況や、それら人類の都合で作り出した経済も、実体は、そんな大きな周期の中の一部であって、その中にいると、相対的自覚ななかなか感じられないものの、絶対的な大きな周期のトレンドには抗することは、できないようです。

今や、世界経済は40数年ぶりのインフレ台頭と金利上昇の周期に遭遇し始まっているのです。世界の機関投資家をはじめ、一般投資家等にとりましても、多数の方々が、初めての経験に向き合うことになりそうです。
この約40年にわたり、世界的な金融緩和による過剰流動性と増え続けてきた機関投資家マネー、特に各国の年金マネー主導で株式市場や債券市場では、かつて歴史上にも例を見ない程の長期上昇相場を作り上げてきたのだと思われます。

その象徴がインデックス投資で日本の場合、日銀も、年金機構も、一般投資家さえもがインデックス投資に浸っています。すなわち、少し長い目で見れば、どの株式も値上がりするのだから平均株価を買っておけば間違いないと考えていることに慣れてしまっているのではないかと思っています。
今や、世界の機関投資家の70%~80%はインデックス運用をコンピューターにやらせていると言うのが現状のようです。

ところが、ここへきてインフレと金利上昇が不安要因として近づいてきています。
世界的に金利上昇の波が米で16年ぶり、仏では12年ぶりに高水準で推移してきています。28日の米の長期金利は4.69%、独が2.94%、仏が3.5%で、イタリアが4.88%と正に高水準となっています。

日本でもいつまでも、トレンドに逆行しているわけにもいきません。日銀の政策の3本柱、①長期金利の操作②日銀当座預金のマイナス金利③2%のCPI実現までのマネタリーベース(資金供給量)の拡大方針を、2024年の4月を目途に③をゆるやかにして、異次元緩和の同時終了説も出始まっています。
小生等も対応策を練る時がやって参りました。その前にシートベルトをしっかり締めましょう。

           本日のボンドランチ
           天津丼は十五夜の月
          周期的に食べに行ってます

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