一気に夏を思わせるような、好天気になったゴールデンウィークも前半を終えて、楽しみがまだまだ後半へと続く狭間の出勤です。
今日は月末なのに、どうもいつもの月末とは異なり、なんとなく、ゆるみ感を覚えます。天気もぐずり気味ですが、後半の連休では再び天気には恵まれそうだと予報は言っています。
コロナ明けの今年のGWは期間中に、羽田空港の国際線ターミナル利用客は、出発到着合計で、前年比32%増の67万人の利用客と推定されており、空港の大混雑が予想されています。それでもコロナ禍前の80%程とか。
また26日の米ニューヨーク外国為替市場では、同日の植田日銀総裁の政策決定会合後の記者会見を受けて、円安に振れ、円相場が一時1ドル=158円台まで下落し、34年振りの円安ドル高水準を更新したと新聞は伝えています。
と思ったら昨日の29日(日)午前に、外国為替市場で円相場が急落して、1ドル=160円を付けたのにはビックリしましたが、すぐさま1ドル=154円台にまで円高となり、一瞬にして6円弱円高になるのは、政府・日銀の為替相場介入ではないかと言われています。それでも市場は円安基調は変わらず、単なる時間稼ぎにしかならないと考えているようです。
海外旅行に出発する人たちも、この円安に大盤振る舞いはやめて急遽、慎ましい旅行になるのではないかと思ったりしています。
そんなゴールデンウィークに入る前夜の26日(金)には、延び延びになっていた小生の喜寿の会が、新宿駅を眼下に見下ろす高層階のパーティルームで、社員の皆さんの企画により、楽しく行われました。
クイズやゲームありの楽しい会で、連休に入る前夜ということもあってか、大いに盛り上がりました。秀逸だったのが、板チョコに小生の似顔絵が画かれたバースデーケーキで、当社コーポレートサイトから小生の写真をプリントアウトして、パティシエさんが練習して画いたというもので、板チョコだけ今日も小生の家の冷蔵庫の中で眠っています。
小生は歳を重ねたという実感が全くなくて、皆さまへのご挨拶でも「今日は、私の還暦をこんなにも盛大に祝って頂いて有難うございます……」と言って、社員の皆さんから笑われました。本当にそう思ったのです。
さて、クイズの中にあったのですが、毎年小生が年初に掲げる「今年の漢字一文字」からの問題で、今年の一文字はなんだったでしょうかと云うものです。正解は「革」で「まる」と送り仮名を付けて「あらたまる」と読み、何かが根本的に良い状態に新しく変わるときに用いますが、この一年もまだ1/3しか経過していませんが、なんとなくそんな気がしているのです。
為替の乱高下も、衆院補選の自民惨敗もその兆の一つなのかもしれません。
挨拶の中で申し上げたのですが、小生には「夢」があると話しました。新しい何かを創り出したい。夢あれば楽しい日々これもやろう、あれもやってみようと、考えつつ努力すれば、仕事に生きがいが感じられ楽しい日々が過ごせ、そこから思いもよらぬ成果が生まれると信じています。そう思えばワクワクもしてくるのです。夢あるものは皆若いと申し上げて締めました。
本日も小生のブログにアクセス頂きましてありがとうございます。
日経夕刊に「あすへの話題」と言うコラムがあるのですが、哲学者の森岡正博氏が執筆している週があります。
その中に「誕生肯定の哲学」というものがあるのですが、「人は生まれてきて、本当に良かった」と心の底から思えるとは一体どう言うことかと問う場面があります。小生なら何の議論も必要なく、躊躇もなく「生まれてきて本当に良かった」と言います。
それは永い年月、いろいろあるのは当然で、浮き沈み、喜びや悲しみ、成功や失敗の数々など、だからこそ大変ですが面白いとも言えるのです。
それにしても、28日(日)の衆院補選で自民党惨敗、立憲民主党全勝と、政権批判票が多く投じられ、岸田政権には打撃となったようです。この頃の政府及び与党を見ていますと革めなくてはいけない時機が到来したようです。
例えば、その岸田政権の掲げる「異次元の少子化対策」も天気同様に雲行きが怪しくなってきました。その財源確保の為、子ども子育て支援金の制度化を強行し、税でも社会保険料でもない、単に健康保険を流用したものにすぎません。この制度は低所得者ほど負担が重く、評判が極めて悪いようです。
財源を考えない財政のばらまきだけでは、国力回復の源である人口問題も解決できず、国力も円の価値も更に、落ちていくばかりとなりそうで心配です。
政府は財源としての不人気な消費税には手を付けず、他にも財政資金のばらまきをこのまま続ければ、借金への抵抗感がない政府となり、莫大な借金国家になってしまいそうです。「日本に生まれてきて良かった」と言いたくても、言えない国になるのは御免ですね。
ウクライナ戦争以降、5兆円近くをガソリン代への補助金としてつぎ込み、今尚、延長しているこの制度なども、現在負担の痛みは感じていませんが、そのつけはそう遠くない日に回ってきそうで不安です。
借金大国で、国力はどんどん落ちています。
本当に日本も、若者が夢の持てる国に革めなければ、ならない時がやって来たのかもしれません。
夢のあるバースデーボンドケーキ