猛暑の連続で、深夜など帰宅してクーラーを入れるとき、一瞬表示される室温が昼間なみに高いのには驚かされます。昼間の余熱が残っているのでしょう。

毎夜のように最低気温25℃以上の熱帯夜の続く中、東京は4日（木）、5日（金）の二日間はまるで軽井沢が引っ越してきたような、暑さも一服と言った感じで、夜も窓を少し開け風通しをよくすると、クーラーなしで快眠できました。

東京は暑さ一服でも、ほぼ同じ頃、東北、北陸地方は、観測史上でも記録的な大雨で大へんなことになっていました。

前線や3つ連なる低気圧の影響で大気が不安定となり、そこに暖かく湿った空気が流れ込む状態が続いていたようです。それが積乱雲を次々につくり出し、やがて風で吹き寄せられ、連なることで、線状降水帯となって同じ地域に、雨が降り続くことになるそうです。

3日は青森、秋田で、やがて南下して翌日にかけて、山形、新潟でも土砂崩れや、橋や車が流されたり、最上川などが氾濫して田んぼが湖と化したりしているのを、中継を挟んでの夜のＴＶニュースは一番に報じていました。

昨日の7日は立秋ですが、それは暦の上だけで、猛暑はこれから再び戻ってきそうです。東日本でも西日本でも強い太陽の直射日光にさらされ、そこにフェーン現象が重なれば、盆地でなくても40℃以上の生命に係わる暑さとならざるを得ません。

前にも書きましたが、毎年の恒例となったテラスで育てているヒマワリは、暑さが大好きそうで、ここにきて成長も著しく、もう直ぐ咲きそうです。そう言えば百日紅も今を盛りと咲いています。

ヒマワリはお水も大好きで、水が不足すると、急に葉の力が抜けて、萎れます。ですから特にこの時期はこまめな水遣りが欠かせん。人間の熱中症と同じですね。

日課となった、就寝前のテラスでの水遣りの後、伸びをしながら背中を反らせると、気持ちがよいのと、自然に夜空を眺めることとなります。

勿論、昨夜のような月は出ても、星ひとつ見えない夜空では無理ですが、仮に一点の雲もない紺碧の夜空でも、今の東京ではとても無理とは思いつつ、小学生の頃、親父が物干しで夜空を見上げながら教えてくれた、夏の大三角形｛はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイル（彦星）、こと座のベガ（織姫）｝を探してしまいます。昔の東京の夜空では確かに見えたのですが、今の夜空では、わし座のα星アルタイル（一等星）でも、肉眼で探すのはけっこう難しいものです。

3日の日経夕刊コラムには「夜空はどうして暗いのか？」というコラムがありました。太陽が沈んでいるのだから当たり前と思うのですが、読むと夜空が暗いのはビッグバンで宇宙が生まれた一つの証拠なのだと言っています。門外漢の小生にはその途中の解説がなんだかよくわかりませんでした。

本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。

6日は広島、明日は長崎の77回目となる平和記念日（原爆の日）です。

核抑止とは、対立する二国間が核を保有することで互いに使用が躊躇される状況下を作り出し、結果として核戦争が回避されるという核戦略だと思います。

しかしながら、世界中で核を保有する国が、いや持とうとする国が急に増えてきています。米、ソの直線が、やがてイギリス、フランス、中国を加えた5ヵ国の五角形となり、核兵器不拡散条約上、保有が認められています。それに加えイスラエル、インド、パキスタン、北朝鮮等、核保有を宣言する国が次々と現れて、五角形どころか、どんどん角形の数は増えています。

6日には広島の平和記念日にて岸田首相やグテーレス国連事務総長が「核兵器を持たないことの重要性」を発信しました。

しかしロシアがウクライナ侵攻をして、核使用で「脅し」をかけたあたりから、核抑止力も揺らいできました。日本が核兵器禁止条約に参加せず（ドイツも同様）、米国の核の傘の中にいて「核兵器を持たないこと」をいくら説いても、矛盾を払拭することはできそうにありませんね。

コントロールの効いた「脅し」なのか、次のステージへの前触れなのか、日本海最西端、沖縄の与那国島から僅か80Kmの海域で、中国軍の弾道ミサイルが飛び交う事態となっています。ペロシ米下院議長の訪台に対する強い抗議とは言いますが、やり過ぎ感もあります。

ひとたび事ある時は、本当に米国は中国から台湾を守れるのでしょうか？　日本も僅か100Km圏内のところで勃発する事態に無縁でいられるとはとても思われません。

日本は今、新型コロナウイルス感染拡大第7波の真っ最中です。そこへインフレも予想され、世界経済もブロック化し、大三角形、米・中・ロを中心とした対立は激化しそうです。

もし、何かコントロール外での偶発的衝突が偶発戦争になり「核」が使用されれば、インフレも、コロナも、東京電力の汚染水問題も、枝葉末節な事象として吹っ飛んでしまうでのではないでしょうか？

本来であれば株式市場は息を潜め、成り行きを見極めるところだと思うのですが、そんなことはお構いなしに今日も活発に取引が始まったようです。

お昼の大三角形