以前、鉢植えの観葉植物として、何年も事務所内に置いてあった、葉の形からして、サトイモ科だろうと思われる植物が枯れそうになったので、会社前の大き目の花壇に地植えしたのが2年前でした。環境が良かったのでしょうか、昨年は気にも留めていなかったのですが、今年は大きく葉を拡げています。
昨日は日曜日にも拘わらず、早目に起床して、階下のコンビニまで買い物に行こうと、通りすがる花壇から、一瞬雨上がり特有の青草の匂いがします。目をやれば、大きな葉の上に水玉が何個か、やっぱり今朝まで雨が降っていたのだろうことが推測されます。
すでにガクアジサイは盛りを越えたようで、花の色に勢いがありません。逆に、貸金庫のエントランス傍の黒竹は雨後のためか、元気を増し、若い薄緑色の竹の葉が、出番が来たかのように明るく、喜び勇んでいるようです。
また近くの小学校隣りの公園の植栽はきれいに花が揃って咲くように整えられているようです。そばには都知事選のポスター掲示板があり、まもなく約50名の候補者ポスターが貼り出されるのでしょう。
いよいよ小池現職都知事も立候補を表明しました。
都(人口:1,400万人)の総予算は一般会計、特別会計、公営企業会計の合計で約16兆8,000億円となり、人口約1,000万人のスウェーデンに匹敵します。また、直接選挙で選ばれるという意味では都知事とは一国の大統領並みと言えそうですね。
草は季節が変わっても枯れることなく、毎年花を咲かせる多年草、一方一年草や二年草は文字通り1年間あるいは2年間で種子ができると枯れてしまいます。
多年草の一種に宿根草といわれるものがあるそうです。花が咲いたり種子をつけたりした後、地上部分は枯れても、根は枯れずに残り、また季節が巡ってくると、芽を出し成長します。
根だけ残るので宿根草と言うのでしょうが、例えると日本国も成長性においては、今まで何十年と低迷し、地上部分は枯れたように見え、世界的には遅れ(G7の中では成長性最下位)をとっていますが、考えようによっては、ここで再度芽を出して勢いをつけ、成長する日本を再構築する時が巡ってきたようにも思えます。
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その手始めとなるのが、国力をも表す通貨(円)の強さの再現だとも考えられます。
日銀は14日に開いた金融政策決定会合で、長期国債を減らしていく方針を決め、発表しました。
2013年からの異次元緩和で国債の購入額を増やし続け、金融市場に超多額な資金を供給し、国の予算も金融市場への資金も過多な情況に至りましたが、産業生産力やGDPは一向に上がらず、その資金は株式や不動産の資産に偏り、マネーゲーム的に資産バブルになっていたところへ、輪をかけて、コロナ禍により更なる資金供給が勢いよく行なわれてきたのです。
しかし、最近はその資金供給が行き過ぎ、更に低金利政策のため円安が進行してきたのです。そこでYCCによる金利(長短)操作も限界となり、日銀は黒田総裁から植田総裁に替わって、今年に入ってから、徐々に正常化策をとり始めました。
円安措置も考慮して、金利(政策金利)は、これだけ資金が過多に出回っているので、日銀も金利を上げることは経済界への影響が大きすぎるし、それ程現在の日銀の立場では引き上げられない(日銀の当座預金にある金融機関への付利にも限界がある)こともあり、資金供給量を緩和から縮小に変え、量的引き締めに舵を切ることを決定したのかもしれません。
実態として、2013年末の日銀による国債の保有残高は94兆円であったものが、2023年末には581兆円と6倍になっているのです。それほどに金融緩和で国債を裏付に、勢いにまかせ円(資金)を供給してきてしまったのです。
水ぶくれした体をダイエットするように、量的引き締めを行うわけですが、短期で絞ると副作用が出ますので、スリムになるには長期戦になるのだろうとは思われます。これから日本の経済状況も多面的に大きく変化していくのだろうと思います。
スリムな体になるまで、耐えなければならない場面も多々出てくると考えられます。ここは宿根草のように、しっかり時代の変化を観察しながら、芽を出し成長しなければならないと考えています。
本日のボンドランチ
おかわり自由のつけ麺
食べても食べてもまた出てきます