2024.04.08社長ブログ

寒暖差のように

月に入り、ようやく東京の桜も満開となり、花見頃となりました。
昨日などは朝方、少し冷え込みましたが、午後からは曇り空ながら日射しも強く、気温も20℃を超え、朝から10℃以上は上昇して、少し歩けば汗ばむほどです。絶好の花見日和と言うほかありません。
こうなると花はどんな具合だろうか、人出はどうかと気にかかり、四谷見附あたりの花を見に自転車で近くまで行き、駐輪して外濠堤をゆっくりと眺め歩きをしました。

花は満開で四谷から紀尾井町に向かって桜並木をつくっています。人出も思ったより少な目ながら、主に若者と外国からの観光客が目立ち、花を楽しみながら、おしゃべりしながらも、のんびりとお行儀よく一方向に歩いていきます。
これが下町の隅田公園や上野公園なら、屋台も出て皆が車座で酒と肴で騒いでいる頃だと思います。
小生下町の生まれなので、子供の頃から花見宴会は、お手の物で大好きでした。それがいつの頃からか、車座花見もしなくなったのです。その原因の一番はなんと言っても花粉症だと思います。
その花粉症も、4月も10日となれば、あとは数え日に入り、小生の場合、ゴールデンウィークと共に、いつの間にか忘れてしまう存在です。

毎年のことながら、3月末頃から、4月いっぱいぐらいまでの寒暖差による気象病での体調不良も、花粉症と重なって困りものとなっています。
昨日もそうでしたが1日のうちで10℃以上の変化には、体温を調節する自律神経が、小生の場合は運動不足だと思うのですが、低下しているらしく、どうも過剰反応するようです。それは身体にも、気分的にも大きく影響を与えているようで、どうも年々、それを敏感に自覚するようになりました。
それも、もう少しの辛抱のようで、陽春5月になれば、気象病もなおり心身とも晴れやかになるはずです。
街路の、この間まで枯れたかのように、こげ茶色になっていた植栽も、気が付けば少し色が明るく変化してきて、よく見れば緑の小さな葉も見え隠れしてきました。彼らには寒暖差が、逆に自律神経に作用して目覚まし時計になっているのかもしれません。

本日も小生のブログにアクセス頂きましてありがとうございます。

4日(木)の夕刊には「日経平均、一時700円超高」の見出しがあり、株価が4万円台を回復すると、大幅な反発を伝えています。
理由はいろいろと書いてありますが、結局収斂されるところは景況感指数が低下し、インフレ圧力が和らぎ、米長期金利が低下するのではないかとの憶測から、東京市場では主に半導体株を中心に反応したようです。その前日は米FRBの利下げ先送りとの観測から、600円超安をつけていたのにですよ。
また、翌日5日(金)の夕刊では見出し「日経平均一時900円超安」と、今度は5日の東京市場での日経平均株価の大幅な反落を伝えています。
理由は米株式市場が昨日とは逆に、中東におけるイスラエルとイランの対立が激化するとの地政学リスクを意識して、原油高などによるインフレ懸念により、結局はFRBが年内利下げに慎重との見方から投資家心理を冷やし、それが東京市場に伝播して、大幅下落となったようです。
たった一日で市場の見方が、逆に一変すると言うのも、なんだか極端過ぎると思いませんか。まるで公園のシーソーですね。

最近東京市場の日経平均株価は、一日で大きな寒暖差のように推移しています。その都度、合点がいくかどうかは別に、もっともらしい理由が、日替わりでよく考え付くものと感心しています。年初来の短期間にかけ上がった株価ですが、なんとなく、カネ余りのマネーゲームのような相場展開のようにも感じられます。
これは小生にとってはデジャブで、1989年末直前や、2008年9月のリーマンショック直前のバブル崩壊時に、これと同じ光景を見たような気がするのです。今回は状況が異なるのかもしれませんが、あの時は乱高下が続いた後に、局面が崩壊へと一方向に進んでいきました。

今はマネーゲームの様相ですから、変動幅の大きな状況下において、ディーリングを重ねて値幅取りで稼いでいる方々は、この日々の寒暖差がむしろ快適で、気象病なんて関係ないことでしょう。かえって囃し立てているかもしれませんが、それは桜も今が見頃と重ねても考えられます。
ここに、花散らしの嵐は付きものです。そして花が散った後年「〇〇ショック」と呼ばれることになるのかもしれません。それほどまでに、現在は地政学的、経済学的(インフレ、金利高など)の様々なリスクが蓄積されつつあるようで、囃されても踊らない方が賢明だったと、後年思うのかもしれません。

           本日のボンドランチ
      熱々のみそ汁に、冷たいソーミンチャンプル
        ランチにも寒暖差はあるようです。

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