先週末の土曜日に、中央線に何年かぶりに乗って日野市豊田まで、所用で出かけることになりました。豊田駅に降りるのも初めてでしたが、ずい分と都会なのには少し驚きです。
用件はランチミーティングで簡単にすませ、せっかく豊田まで来たのだからと、駅前から10分も歩かないで、多摩平緑地通り沿いにある湧水池のある、黒川清流公園を案内してくれました。
豊田は、多摩川と浅川のデルタ地帯にあって、昼は都心と気温も変わらないようですが、朝晩は2~3℃は低いと言っていました。
園内の湧水の池にはコイも気持ちよさそうに泳いでいて、名前の通り自然を生かした緑の多い、雰囲気充分な公園です。
たまに深呼吸をしながら木漏れ日の中を歩けば、緑の木々を吹き抜けてくる風に、都心の風景に慣れた小生などは、大いに癒されます。人にとって、緑(グリーン)は重要なようですね。
今、そのグリーンが脱炭素社会ではグリーンエネルギーとして注目されています。発電時に発生するCO2排出量が少なく、環境負荷が小さいエネルギーのことです。
世界で多くの国や企業がこのグリーンエネルギーに関心を持って推進しています。クリーンエネルギーとは濁点「゛」があるかないかで意味が変わります。
クリーンエネルギーは再生可能エネルギーが原材料である必要はなく、CO2を排出しないという点において、原子力発電もクリーンエネルギーに分類されることもあります。
それでは再生可能エネルギーとグリーンエネルギー(電力)の違いは何でしょうか。
今週、チコちゃんは登場しません。
再生可能エネルギーとは、太陽光や風力、地熱と言った自然に存在する資源エネルギーそのもののことです。グリーンエネルギー(電力)は、その再生可能エネルギーから作られた電力などのエネルギーのことなのです。微妙な違いなので混同してもあまり問題はなさそうですね。
帰り際に空を見上げれば、雨が降る前兆とも言われる、鱗雲が広がり始めています。明日は雨かな?
本日も小生のブログにアクセス頂きましてありがとうございます。
約50年前のことですが、石油危機を機に、インフレ暴発が起きました。今回のインフレも、その時に非常に似ています。世界を巻き込んだインフレの下地があるところに、原油危機による、その増幅状況がそっくりなのです。
以前のインフレ下地はニクソンショック(米国の金本位停止)による、通貨安定のため、米国を始めとして、各国は財政出動して超金融緩和に動きました。そこにオイルショック(原油危機)がアタックしてインフレとなったのです。
オイルショックの原因は、今回と同じようなイスラエルとアラブ諸国の紛争、第四次中東戦争でした。
今回はコロナウイルス禍で各国の政府と中央銀行が未曽有の財政出動と金融緩和に動いたところへ、ロシアのウクライナ侵攻、そしてハマスによるイスラエル攻撃で、中東が戦争状態になりそうで、それによるエネルギー(石油)の高騰は免れず、インフレはさらに激しくなる様相を帯びてきました。
微妙な違いはあっても、どちらの場合も根本にはエネルギー需給の構造的な不均衡があります。これから先もオイルエネルギーの供給不足は続くと見られて、エネルギー価格は中長期的にも上昇する構造リスクは拭い切れないものと思われます。
そんな時の脱炭素社会への移行が、一時的に石油、石炭よりコストが上昇するため、たとえグリーンフレーション(緑のインフレ)になったとしても、将来を考えれば、地球にも人類にとってもよいことだと思っています。グリーンインフレは単なるインフレとは微妙に違うのです。
そして昨日は、鱗雲の前兆どおり、昼過ぎまで雨となりました。
その雨の中、心臓破りの富久町の坂を、パリオリンピックマラソンの切符をかけた2位争いを展開している姿を偶然捕らえました。
本日のボンドランチ
カツカレーはどこにもありますが
この店のは微妙にスパイスが違います。