8月に入れば今が暑さも盛り、朔日の朝、交差点を渡ろうとすると、西北の空に入道雲がこれから高く盛り上がろうかと、準備しているかのようでした。それが昼近くになると急に風が吹き出し、小さな木や草をなびかせます。もうその頃は空に青空はなく、ダークグレーの垂れ幕を下したように、一面うす暗くなってきました。
かと思うと、稲光がして、少し間をおいて、ビシッ! ドーンと大きな音が響きます。天気が急転したのです。前方が見えなくなる程の大雨です。
また何の前ぶれもなしに不規則な間隔で、何度も何度も稲妻のあとの落雷音です。近くに落ちたのでしょうか、その音がものすごく、地響きによって伝わってくるようです。
近くの木々も晴天続きで、カラカラに乾いていたのでしょう。ザワザワと騒ぎながら「よかったなあ~」とお互い喜びあっているようにも見えます。
もう少し早く降ってくれれば仲間も枯れなかっただろうにと、愚痴を言いたげな花壇のツツジ達も、いかにも口惜しそうな風情です。
異常気象には本当に困ります。台風6号などは逆戻りしてきて、同じ台風が沖縄奄美地方を2度も襲いました。
一方、コロナ禍もあって、日本中どこもかしこも中止していた、祭りや花火大会が復活し、各地のそれらのニュースがTVで流れてきます。
昨日の昼過ぎ、当社オブジェ前で偶然にも、町内の夏祭りの大人神輿と遭遇しました。暑さも憂さも吹き飛ばすかの勢いに、最近ダレ気味の小生自身、触発された思いです。
きっと子供神輿は先に通ったのでしょう。子供達は夏休みも十分残っていて、今が一番楽しい時季ですから、思い切りはしゃいでいたのではないでしょうか。
静かな休日の都会のビル街に、その歓声はこだましていたことでしょう。
本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。
さて、7/28の日銀の決定会合後の会見で、発表された内容は最初のテレビニュースや、その晩の新聞を観ても小生には分かり難いものでした。
YCCの運用柔軟化を取り決めたことは分かるのですが、「長期金利の誘導目標はゼロ%のままで、マイナス0.5%からプラス0.5%までの変動を許容する幅も保つ。ただしその範囲を[メド]の扱いにして、ある程度の上限を容認し、代わりに新たに厳格な上限値として1.0%を据える」と言うものです。ずい分複雑な言い回しですね。
その後東京の天気が急転した同日に、米国債の格下げが急転発表されました。米金利が上昇して、ドルの運用メリットがより強まったのです。
機関投資家と個人投資家共にドル買いに走り、一旦、日銀発表直後は、円高に振れたのですが、足元では円安となっています。
円安阻止を狙ったと思われる、日銀による長短金利操作(YCC)修正の効果は、米国債の急転格下げで、グレーのとばりが下りたように、効果が見え難いものとなりました。
株価も一時は日米市場とも、金利上昇を嫌気して、かなり下げましたが、今日はどうなりましょうか。
米国債の格付けを最上位の「トリプルA」から一段階引き下げたことにより、すでに、米国債の増発懸念で金利が上昇すると読んでいた米国市場には、これが後押しする形で米国債ショックとなったようです。
さらなる格付けの引き下げはないと言われています。しかし、世界的コロナ禍後のインフレ対策の金利上昇には、日本も早晩巻き込まれていくものと思われます。
政府はようやくデフレを脱却して、インフレに傾いたところで、CPIが上がり、その物価高が賃金に添加され、企業業績も上がる、そして歳入(税収)も上がり、GDPを押し上げやがて、600兆円経済がやってくると読んでいるようですが、経済天気予報は難しく、落雷をお供に急転することもありますので、備えは必要ですね。
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ラーメン餃子と思いましたが、急転カレー