2022.10.11社長ブログ

急転直下

先週の4日（火）は、大阪出張でしたが、夕方には東京で外せない用事があり、日帰りとなりました。

10月になったとは言え、東京は朝から暑い日で真夏日となる予報でした。

時間に間に合うよう少し早目の新幹線に乗って、朝食は車窓食堂のカツサンドです。新幹線もずい分と速くなって、「のぞみ」だと2時間半ほどで大阪に到着します。

南なんばで午前中に仕事が終了しましたので、ランチは近くのグリコマークで有名な道頓堀の、話に聞いていた串カツ屋に入りました。

「二度漬けごめん」だと思ったら、別にソース容器があってかけ放題となっていました。

帰り、暑い盛りに新大阪の新幹線プラットフォームで東京行きを待っている少しの間でも、暑さしのぎに自動販売機で天然水を買うほどで、大阪も真夏日だったと思います。

今、思えばその晩はお風呂上がりということもあり、寝るときにクーラーを冷房に操作したように思うのです。一転して翌日は昼過ぎから雨が降り、気温も急降下しだしました。6日の夜明け前には寒くて眼が覚め、起き上がるのも面倒なので、枕元のリモコンを暖房に切り替えて、24℃ほどの設定で「ON」とし、再び夢の世界へ戻りました。

それからも生憎の雨続きで、6日（木）、7日（金）と更に気温が下がり、11月下旬並となり、遅れていた衣替えを余儀なくされました。

本当に、気温は急転直下（本来は、物事の状態が急に変わり解決に向かう意味）と云ったところです。

9月に日本列島はやたら台風に見舞われました。そんなとき、ウェザーニュースでは刻々とその台風の進路、風の強さや向き、雨量、潮位などを伝えていますが、自分の現在いるところが、さほどでもないと、なにか遠くのことのように感じられ、行楽地には多数の人も繰り出します。

しかし、天候は激変します。気がついたら、台風の猛威の真っただ中にいることも現実にはしばしば起こるものです。その後台風が通過すれば、台風一過の青空ということもあります。その時は正に「急転直下」のお天気回復となりますが、その被害の爪痕はそう簡単には回復しません。

本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。

現下、コロナによる世界的金融緩和が呼び込んだ、それこそ世界的インフレ圧力を受けて、米国を中心として各国中央銀行は金利を上昇させてきています。ただ日本だけは逆行して、金利上昇には抗っています。

さて、米国では8月の消費者物価指数（CPI）により、3ヶ月連続でインフレが下落基調にあると発表されたことにより、政策金利の上昇も緩むと考える投資家もおります。はたまた、インフレはまだ更に続き、FRBの言う誘導目標である平均2％に戻すのは難しく、更に金利は引き上げられるだろうと考える投資家もおります。そんな思惑が入り乱れ、株価はボラティリティー（変動率）の高い状況を示しています。

天気予報より判断は難しいかもしれません。

もう既に、米国の政策金利は3％も引き上げられました。10年物国債利回りで表わされる長期金利も4％をつけました。

小生はこれらの状況から、世界の金融マーケットや景気にも、間近に大型台風が迫ってきているのではないかと考えています。もうそろそろキャンプや行楽地で楽しんでいる時ではなく、帰り支度をし始める時ではないかとも思っています。

世界的金融緩和になっても、金融機関や機関投資家は運用利回りを稼ぐのが仕事で、たとえゼロ金利でも、なんとか利回りの出る商品を開発しては世界中に売り込んできたのです。それが今や3％にも金利が上昇すればゼロ金利時代に設計された商品は一体どうなるのでしょうか。

なんだか、2008年のリーマンショックの前兆として問題となった、サブプライムローンの派生商品（デリバティブ）を思い出してしまいます。もしやってくるとすれば、リーマン級をはるかに超える大型ハリケーンとなって、それが上陸したら逆急転直下、大きな災害を引き起こすに、ちがいないと思っています。

況や、日本列島をそんな大型台風が縦断したらと思うと身構えてしまいます。

［お知らせ］

来る10月27日（木）　19：00～20：00

私のウェビナーを開催致します。

ブログをご覧頂いている皆さま、どうぞ奮ってご参加下さい。

ブログとは一味違うコミュニケーションを楽しみませんか。

今後もできれば週一回、同じ時間にお会いできればと考えています。