先週の土曜日、たまたまオフィスに用事があって、通用口から入館したのが、午後5時過ぎでした。
外は冷たい風が吹いて空は重い感じで、今にも雨が降り出し、天気予報通り、雪になるのではと思わせる気配です。それでも周囲は桃の節句も過ぎ陽が伸びてきて、まだ十分に明るく、薄明の下での野外活動でも、十分に支障はなさそうです。
8時頃には用事も済ませ、また通用口から外に出れば、丁度雨が雪に変わるところで、直線的に落ちてくる雨が白い雪となり、そこにふわふわの雪がゆっくりと落ちてきて、混じります。
明日がウィークデーだと困るのですが、休日なので東京の雪景色も、ちょっとは見てみたい気がしました。
朝はカーテンの隙間から漏れる光に、雪景色はむろん、雨も上がって、広がる青空がすぐに想像できました。ある面ホッとはしましたが、同時に心配事も、それが花粉です。
寝る前の一錠、目薬、点鼻薬、マスクは春の4点セットとして毎年ゴールデンウィークまでは出番となります。
会社前庭にある紫陽花は梅雨の季節に花のピークを迎えるのですが、もうすでに剪定された枝のあちこちから、芽が出始めて小さな葉となり、準備が始まったようです。
そこへお腹を空かしたかのように、警戒する様子もなくハトが2羽、3羽と集まって、小生の方にやって来ます。きっとここで、休日にエサをやる人がいるのだと思います。足許近くまで来ては、何も成果が得られないと悟ったか、3羽同時に踵を返すと、チョコチョコとした足取りで戻っていくのでした。
これからゴールデンウィークまで鬱陶しい時期が続きます。陽春5月までが我慢の季節となります。
最新の民間統計調査によれば、日本の花粉症による労働力低下の経済損失額は1日あたり、約2,320億円、と推計されているようです。
また、花粉症による自己パフォーマンスの低下を感じている人は、83.5%と圧倒的多数の人が影響を受けていることになります。
この嫌な季節だけ、花粉症のないところへ避難したいものと、毎年この時季になると考えることは同じです。




本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、有難うございます
花粉症は直接、生命には係わらないですし、およそ花粉症の季節だけ逃避すればそれで済むかもしれません。しかし、実際に命を懸けてロシアとの戦争をしている、ウクライナの人々は、一時的避難では問題解決とはなりません。
そのウクライナとロシアの戦争をも取引(ディール)で終結させようと考えているのが、トランプ大統領です。ウクライナにはレアアース、ロシアには経済制裁と関税を取引材料にしています。結局最後にモノを言うのは軍事力かと考えると、昔と何も変わっていないようにも思えます。
アメリカは既にウクライナの軍事支援は停止したようで、フランスのマクロン大統領などは、万一アメリカがウクライナを支援しない場合に備えて、核の傘を広げ核抑止力で、欧州連合によるウクライナ支援を表明しています。
トランプ大統領はパリ協定も離脱、WHOからも離脱、2月24日の国連総会が、ロシアのウクライナ侵攻から満3年になるのに合わせて、特別会を開きましたがここでもアメリカはロシア側につき、国連決議に反対票を入れました。
その後、安保理も開かれ、アメリカが提出した「紛争の終結」は採択されましたが、イギリス、フランスなどアメリカの主要同盟国が棄権しています。
どうもトランプ大統領は世界の今迄の大きなルールをも変えようとしているかのようです。
またトランプ大統領はタリフマン(関税男)を自任し、中国に追加で10%(累計20%)、メキシコ・カナダの輸入品には25%の関税を課すと言う一方で、救済策を出したり引き込めたりして、ディールを優位に導こうとしています。
トランプ大統領の高関税政策は、世界経済を大混乱に落とし入れ、増々世界経済の不確実性を増幅しています。
日本にも、中国にも通貨の切り下げを示唆し、日本の軍備費もGDP3%を要求しているようです。
この状態が続けば関税の報復合戦となり、貿易戦争、果ては第3次世界大戦と想像しただけでも恐ろしいことです。もう少しの間、長い我慢の季節は続きそうです。

本日のボンドランチ
我慢の季節は、できるだけヒスタミンの少ない、
お弁当を選んでいます。