2024.07.29社長ブログ

打上げ花火

しは慣れてきたとはいっても、このところの猛暑には、いささか参っています。寝室はクーラーがひと晩中効いていて良い状態なのですが、起床して、カーテン越しから強い光が漏れていると、「今日も猛暑か」と少し気力が萎えます。
逆に弱い光だと曇り空でムシムシかと、これもこれで気力を衰えさせるばかりでなく、ゲリラ豪雨をも心配します。

7/27(土)午後7時から行われた「隅田川花火大会」には、100万人の来場者があり、2万発の花火を楽しんだようです。案の定、花火打ち上げ2時間程前に関東地方にゲリラ豪雨が発生し、会場付近も激しい雨となり、敷くはずのレジャーシートを頭からかぶり、雨をしのいでいました。
それでも大会は決行され、雨と交通規制に翻弄された見物客は、ずぶ濡れになりながらも、伝統の花火を楽しんだようです。

同日、隅田川花火大会を遡る約15時間前には、東京から約10,000km離れたパリでも、野外で初めて行われる世界平和の祭典、2024パリオリンピックの開会式がこちらは30万人の観衆を前に、雨の中行われました。
その時間小生は既に夢の中でしたが、昨日の朝のテレビニュース番組では共にそれらの様子を克明に写し出していました。
野外行事は、天候に左右され急遽の予定変更もありますので、それらを含めて思い出創りとして、楽しむ覚悟が必要かもしれません。

そのTVニュース番組では、一週間の出来事をまとめて伝えるコーナーがあるのですが、オリンピックの開会式の直後にイスラエルに攻撃されたガザの病院で血まみれの子供の姿が写し出されます。理想と現実の落差にがく然とします。
そのパレスチナからもオリンピックに選手団が派遣されています。大きな歓声を受けての船上パレードです。またイスラエル選手団に対してはブーイングも聞かれたような気もしました。
中でも、ギリシャに次いで2番目にパレードした、きっと貧困に苦しむであろう中から、やってきた難民選手団には、ひときわ大きな歓声が起きていました。

今パリオリンピックの映像を見ながら、世界にある、戦争の現実や貧富の格差に思いを馳せると、これが同時に地球で起きている現実なのだと思えば、やるせないです。
そしてフィナーレは雨の中の聖火点灯です。エッフェル塔がビーム光線を四方八方に放ち、まるで打ち上げ花火のようです。

先日少しまとまった取引が完了したこともあり、お客さまと一緒に暑気払いを兼ねて、ホテル高層階の見晴らしのよい席で、会食を行いました。夕闇のせまる東京を眼下に見下ろし、神宮の森や前オリンピック会場の国立競技場も見えます。
明るいうちは、当社の建物も小さくではありますが確認できました。加えて神宮球場も見え、食事中に野球も7回ヤクルト攻撃になったのでしょうか、花火が打ち上がります。打ち上がる花火を見ながら、小生らは大いに夏の一夜を楽しみました。
でもこの広い東京の空の下でも、それぞれの窓には生活があり、歴然と格差は存在するのかと思うと、複雑な気持ちもよぎります。

本日も小生のブログにアクセス頂きましてありがとうございます。

先週の東京株式市場では、日経平均株価が連日のように下落して、一時3万8000円を割り込みました。
つい2~3週間前には、あの平成バブル時の最高値3万8915円を超えて、史上最高値を更新し続け4万2000円台になり、次は4万5000円かと言われていたのが、夏場の天気急変、まるでゲリラ豪雨に遭ったようです。
一時はズブ濡れになっても、きっとまだ、株価は大丈夫と、まだ諦めないで再度花火が打ち上がるのを待つことでしょう。

しかし、世界的には低所得者が増えているのは事実です。加えて米国では、秋の大統領候補両者(ハリス氏、トランプ氏)共に、票を大いにあてにしている、中産階級の没落が社会問題化しているのも事実です。
彼らは、金融市場の急膨張の流れに取り残された圧倒的多数の人達です。
2008年のリーマンショック以降の金融緩和で、大量の資金を市中に供給すれば経済は成長するものとして金融緩和に走り、最近はコロナ禍によりそれに輪をかけて、資金供給を急いだのです。

それは米国のみならず、先進国を中心とした世界的な経済政策のトレンドでした。その結果、世界の金融マーケットは大発展し、日本はそのしんがりになってしまったようですが、ここにきて、株価更新を続けていました。勿論、その副作用もインフレとなって各国共に、現れてきました。

そこで金融市場にいた、一部の人々の金融資産(株式・不動産)は恐ろしい程に増えていますが、世界の金融市場の膨張のようには実体経済は成長していないのです。
そこで低所得と貧富の格差拡大が、より顕著になってきたわけです。
だからでしょうか、7/27(土)日経にはリオデジャネイロで開催されているG20で、超富裕層と巨大IT企業に課税強化が共同声明に盛り込まれました。

世界における貧国化や低所得層の拡大こそが実体で、一部の富裕層はある種のバブルの中にいるだけで、金融資産はしぼむ時も早いものです。
しかし、パリオリンピックで世界平和を唱えても、戦争や社会の不安定化はさらに進むのではないかと危惧しています。
そんな経済情勢の中で振り返って、自社のこれからのスタンスを、どうとるべきかを考えます。前述した通り不透明な経済におきまして、これからは消費者のニーズにしっかり向き合って、本当に消費者の皆さまが、特に若者に「推し」ていただける商品を発意しなければならないと考えています。

            本日のボンドランチ
         毎日は、地味な弁当を食べています。

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