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不動産経済研究所が先月22日に公表した『首都圏新築分譲マンション市場動向2022年7月』によりますと、首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)の7月の発売戸数は、前年同月比316戸増の2268戸となりました。地域別にみると、東京23区1033戸、東京都下76戸、神奈川県577戸、千葉県172戸、埼玉県410戸となっています。戸あたり平均価格は6379万円で、㎡あたり単価は96.2万円でした。7月末時点の在庫数は5126戸となっています。
国土交通省では、2021年10月から概ね3ヶ月をかけ、全国84社のマンション管理業者への立入検査を実施し、うち19社に是正指導をおこないました。マンション管理業者は、マンションの管理の適正化の推進に関する法律に基づき、適正にマンション管理業を営まなければなりません。2021年度においては、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、前年度同様、例年度に比べて立入検査実施数は減少しました。全般的な傾向としては、是正指導をおこなった件数は2020年度の27社より減少したものの、一部のマンション管理業者において法律の各条項に対する理解不足がみられる結果となっています。国土交通省は、引き続き、立入検査等による指導をおこない、悪質な法律違反に対しては、厳正かつ適正に対処していく方針を示しており、また、関係団体に対しても、研修活動等を通じて、マンション管理業全般の適正化に向けた指導等を図るよう、要請しました。
マンションの管理の適正化の推進に関する法律が2001年8月に施行され、マンション管理業者の登録数は1934社(2022年3月末現在)、マンションのストック戸数は約675万戸(2021年末現在)に達しています。このため、2005年度以降、国土交通省の各地方整備局等において、マンション管理業者への全国一斉立入検査を実施しているところです。今回の立入検査では、「管理業務主任者の設置」、「重要事項の説明等」、「契約の成立時の書面の交付」、「財産の分別管理」、「管理事務の報告」の5つの重要項目を中心に、全国84社に対して立入検査をおこない、19社に対して是正指導がなされました。指導率は22.6%となり、前年度(31.8%)との比較では9.2ポイント、過去5年の平均(40.1%)との比較では17.5ポイント下回ったものの、一部のマンション管理業者において重要事項の説明等の法律の各条項に対する理解不足がみられる結果となっています。
是正指導事項別の指導社数は、「重要事項の説明等」が10社と最も多く、次いで「契約の成立時の書面の交付」の8社です。その他は、「財産の分別管理」6社、「管理事務の報告」6社、「管理業務主任者の設置」3社となっています。また、指導率を前年度の結果と比較してみると、概ね横ばい傾向ではあるものの、他の項目に比べて指導率が高くなっている「重要事項の説明等」(11. 9%、前年度21.2%)は9.3ポイント改善しました。
さて、2018年9月13日に、弊社が株式上場を果たしてから、明日で4年となります。これからもマンションをはじめとする不動産の所有・管理などによって継続的な成長を成し遂げていくつもりです。