2024.04.01社長ブログ

春の改編のように

国神社の桜の標本木が、3月29日に何輪か花開き、気象庁による東京の開花が、ようやくのこと宣言されました。
今年は東京では平年より5日、昨年より15日も遅れたようです。でも、会社の近くの地域の憩いの場ともなっている由緒ある、富久さくら公園の桜は、まだ蕾を膨らませているだけで、開花には至っていません。
しかし、それらの木々のそばには、多くの飲み物や、食べ物を囲んで、大いに花見の宴は盛り上がっているようです。時に上がる歓声が小生の耳にも、こだまのように届きます。もしかすると、花見の宴に桜の花は、必須条件ではなさそうです。

しかし、別れと出会いの季節に人生の区切りとなる、春の門出を飾るには欠かせない、薄紅色の桜花です。
桜の木の脇には、今を盛りと菜の花も黄色の花を誇らしそうにして、群れています。
このあたりはビル風も強く、帰り道には白いモクレンの花を、強烈な南風が散らしていました。日中は半袖でもよいような陽気で、きっと今日か明日には、さくら公園の桜も開花から一気に満開まで進みそうです。

この時季になると、決まって当社賃貸部は多忙を極めます。他部署からの応援も得て、総出で当社賃貸の核となる地方自治から、東京事務所に出向されている方々の、入れ替えが4月を前に始まります。それに伴う引っ越し車は、入れ替わり立ち替わりやってきます。
また、研修生は2年限定で出向されているようで、当社サービスの家電3点セット(冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ)の無料貸し出しが行われます。
使い回しなので、それを当社駐車場に並べて順にきれいに清掃していくのです。
業者に依頼もできますが、マリオンバスでのサービスを含めてここが精魂込めたサービスのしどころだと考えています。

本日も小生のブログにアクセス頂きましてありがとうございます。

TVの番組を観ていても、この4月からの番組改編で、各局大規模な入れ替えが行われているようです。このところ小生がよく観ていた長寿番組がいくつかなくなり、慣れ親しんだMCのサヨナラメッセージを観ていると、なにか寂しさを感じます。
確かにコロナ禍を境として世の中の、あるいは世代のページが1ページめくられたように感じます。
そんななか、経済も大きく変化する兆候が感じられるのです。会社もTV局の改編と同じ様に、今迄とは商品を入れ替え、ビジネスモデルも改めて作り直す必要を感じています。

このコロナ禍を境に、小零細から中企業を含めて、休業・廃業・解散をした企業が2023年だけが5万社を超えて比較可能データでは最多となったと、リサーチ会社は伝えています。
物価や人件費が上昇し、コロナ補助金もなくなり、市場からの退場を余儀なくされた企業が、コロナ禍以降は毎年ほぼ4万9,000社前後とハイレベルで推移しているそうです。

ここにきて日銀が3月18日~19日の決定会合において、マイナス金利を解除して、利子のある世界に突入したため、市中銀行も利上げとなれば、増々企業の利払い費は増え、コンサルタント会社の試算によれば最大で、前年比支払い利息は40%増えると予測しています。改編計画が難しい企業は、望む望まないに関わらず退場を迫られるのではないかと、コンサルタント会社は見ています。

日銀も17年振りの利上げに踏み切り、大幅改編を行いました。
また、春季労使交渉では賃上げ率は平均5.28%となって、形は整いましたが、賃上げの価格転嫁が特に中小企業で進むかは少し疑問のあるところです。

また、3月27日の外国為替市場では、一時1ドル=151円97銭と、1990年以来およそ34年振りの円安・ドル高水準を付けました。小生は2011年10月の1ドル=75円台を覚えていますが、考えてみれば円はあの時のドルに対する価値が半分になってしまったのです。
鈴木俊一財務相は「行き過ぎた円安には断固たる措置」と言っています。ここで断固とした改編をしないと、円の視聴率は増々落ちてしまい、円安は相当に進んでしまうのではないかと、心配です。

          本日のボンドランチ
      天ぷら定食も春の改編でタラの芽が入りました

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