雨、雨、雨……東京は春分の日を境に、桜は満開になったのに、天気も気温も下り坂です。
時として風を交えて強く、また時としてシトシトと、強弱をつけて降る雨の連続でした。
今日になってようやく雨は上がりましたが、梅雨の時季でもないのに、よく降り続きます。菜の花が咲く季節に降るので菜種梅雨とも呼ばれるようです。
そんな菜種梅雨の先週24日の金曜日に、いつもお世話になっている先生が、お父さまと一緒に二世帯住宅を新築したとのことで、お祝い物を伊勢丹に買いに行った帰り際のことです。荷物が少し大き目のことから、タクシーで帰ろうとデパートの乗り場まで来ると、そこには既に、雨の為4~50mの長い行列ができていました。
最初はそこに並ぶつもりでしたが、当分は無理と考えて、新宿通りに出て待つことにしたのです。しかしタクシーはくれどもくれども、皆「迎車」か「回送」のサインを出して通り過ぎて行きます。30分程それに耐えたけれども、結局は行列の最後尾に並ぶ羽目になってしまいました。
考えてみれば、さもありなん。コロナ制限の緩和、雨降りの夕刻、しかも金曜日と、加えて雨夜の桜見物の方もいらっしゃるかもしれません。これだけ条件が重なると、都内のタクシーはこの時間、全て配車されていたと思います。
デパートで買い物をすませてから、約1時間後に乗れた新米の運転手さんさえ、「今日は午後からずっと、お客さんが絶えないのです」と言っていました。
そして昨日、昼過ぎに四谷3丁目駅まで雨に歩けば、途中の公園には雨のためか誰一人、人影もなく傘の先に桜の花びらが、雨に濡れながら散りかかります。
脇にはチューリップも、見る人もいないだろうに一生懸命に花を付け、雨が上がったら開いてやろうと、しているように見えます。
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さて、米国では高インフレ、米銀の相次ぐ破綻、株安、雇用の強さ、米国債などの買い入れ残高を減らす量的引き締め等々、様々な条件が重なる中、FRBは政策金利をどのようにするのか注目されていました。
市場の見立ては銀行破綻もあったことから金利は据え置かれるか、先物市場では大幅な利下げも見込んでいたようです。しかし、FRBは22日に開いたFOMC(米連邦公開市場委員会)で0.25%の利上げを決めました。
要するに、銀行の収益を圧迫する利上げに舵を切り、高インフレ抑制を優先したのです。
米国やEUにおける政策金利の引き上げが、結局市場の淘汰機能を刺激し、発揮され始めたのです。
まず、金利上昇で一番敏感なのが株価です。金利上昇⇒株価下落⇒債権評価損⇒個人・企業の預金引き出しとなると、金融不安となって、淘汰機能が作動し始めます。
そうなってはいけないとばかりに、FRBが預金保護に動き出したのだと思います。
これが日本において作動しないかと言えば、黒田日銀総裁のバトンを来月初旬から引き受ける、植田総裁の舵取りに大きく委ねられることになります。
多くの条件が重なる中での優先順位を決めるのはたいへん難しいことです。
その決定しだいでは、淘汰機能にスイッチが入り、取捨選択される条件次第で、不適合となるものから除外されていくことになりそうです。
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