バリバリバリとかなり低空を飛び、遠くなったり、また近づくヘリコプターの音に起こされます。瞬時にマラソンが始まったと思い、パジャマのまま居間に移動して、カーテンを開け、テラス越しに靖国通りを見渡せば、パトカーを先頭に、白バイ、そしてその後に先頭集団10人ばかりの一団が続くところでした。
その後を、少しずつ遅れて、数を増やしながらの集団がいくつか続きます。
洗面し身支度を整えてから、また同じ場所に立てば、色取りもまちまちなウェアーを着たランナーが、道幅いっぱいに広がり川の流れに乗っているかのように、一定の速度で流れているようです。
ヘリコプターの音を聞いてから小1時間も経った頃でしょうか、靖国通りに来てみれば、まだ川の流れはそのままに、ただ速度がだいぶ落ちてきて、中には歩いている人もいます。
プラカードを見れば3Km地点とありますので、ここは都庁から3Kmほどの距離なのがわかります。
そして、黄色のはとバスが2台(棄権した人や、気分の悪くなった人たちを乗せるのでしょうか)と、ブルーのゴミ回収車が続き、東京マラソンは10時過ぎに小生の目の前を、通り過ぎて行きました。
やがて、靖国通りは通行解除となります。この通りはマラソンイベントの時は必ずと言ってよいほど、スタート地点が国立競技場であろうが都庁前であろうが封鎖され、赤白のコーンが置かれるのです。
かなりの時間近くで見ていましたが、くしゃみをするランナーなどは、見物していた限り一人もおらず、花粉症の人はいないのでしょうか。
また、パリ五輪の代表選考会出場をかけた「東京マラソン2023」を走っている間、ランナーはどんなことを考えているのでしょうか。
勿論、オリンピックを夢見る人、あるいは煩わしいことを忘れるために走っている人、中には普段の運動不足解消という方もいらっしゃるでしょう。同じイベントに参加していても思いはそれぞれ異なっているようです。
本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。
マラソンは42.195Kmマラトン(戦場)からアテネまで走って戦勝を知らせた故事に由来しています。現在の「東京マラソン2023」はトップで入るばかりが目的ではなく、所定の時間までに完走する、自身の持久力を試す場、ともなっているのだと思われます。体のスタミナばかりでなく心(苦しいときにも、すぐあきらめない心)も鍛えられていると思います。
さて、アフターコロナの現下、グローバル経済、また日本の経済はどうなりますでしょうか。この先、きっと平坦な道ばかりとは思えません。
コロナ禍におけるグローバル的金融緩和によるインフレ、それにロシアのウクライナ侵攻、分断思想の台頭など、マラソンで言えば胸突八丁の難しい局面に入っています。
一方、日本では2013年からの金融緩和とコロナ禍の日銀による資金供給が重なり、資産バブル化しているのではないでしょうか。欧米は既に金利を上げ、中央銀行による資金回収(QT)に入っています。それによる副作用も出始めてきました。
しかし、日本では富裕層が不動産投資感覚で、高級車、ワイン、時計、アート等々に投資をして高額品指数を何倍にも上げています。
これは、以前のバブル時と同様な道を走っているように思えます。この先には難所があるのは、かつてその道を通って、辛い思いをした者なら分かっていると思います。
日経電子版(3/3)によれば、米大手の不動産投資会社ブラックストーンやピムコ、またカナダの運用会社ブルックフィールド等、徐々にグローバル的に組成した、不動産ファンドの債務不履行が明らかになっています。
中国も公表はされていませんが、相当な不動産バブルの崩壊となっているはずです。
日本においても同様で、株や不動産などの資産は、概ねバブっているのではないでしょうか。4月から日銀総裁となられる植田和男氏による上手なコントロールによって、目的地(ゴール)に軟着陸されることを期待するばかりです。
この先何が起こるか分かりません。重要なのは「すぐにあきらめない」心の持久力だと思います。
次回「ボンド社長のウェビナー」の告知です。
来たる3月16日(木)19:00~20:00
お題は「株・不動産・現金預金保有のリスク」
事前お申し込み、質問を下記URLよりお願いします。
3月16日当日は、この下に参加URLも貼り出します。
https://form.k3r.jp/mn_ma/presidentonlineseminar0316
本日のボンドランチ
42.195kmのスタミナにはこれで十分かな?