2024.09.30社長ブログ

決着の季節

朝、窓を開ければ西空は少し明るいものの、雲は垂れ込め、日射しはありませんが、ムッとするような夏の残滓を思わせる風が入ってきます。何の気なしに階下のベランダを見やれば、紫色の朝顔がまだ夏とは別れ難そうに小さな花をつけて、風に僅かに揺れています。
ここのところ、東京も雨模様が続き、元気がいいのは会社通用口のトクサだけのようです。雨後の伸びには目を見張り、一週間前に刈ったのに、やたら伸びが早いのに驚きます。

今日9月30日は、当社2024年度第38期の決算期末日で、一年を通した経済活動の区切りとなり、その成果に決着がつきます。そして今日の株価終値も気になるところです。

ロスアンゼルス・ドジャースも、大谷選手の活躍で27日(日本時間)には地区優勝が決まりました。日本では28日、ジャイアンツが4年振りにセ・リーグ優勝を果たしました。
立憲民主党代表選も23日に決着がつきました。1回目投票では4人の候補者がいずれも過半数に届かず、決選投票の結果、野田元総理が新代表に選出されたのです。
そして、自民党総裁選も前代未聞の過去最多9人が立候補して、1回目の投票では過半数を占める候補者はおらず、決選投票で1回目の投票結果を逆転して石破氏が新総裁になり決着しました。

一回目の投票で高市氏は石破氏と、党員・党友票には殆んど差がなく1票差で高市氏が上位で、議員票では高市氏が26票も差をつけていました。それを中継で見ていた小生は女性新総理誕生かもと本気で思いました。もし米国大統領選で民主党ハリス氏が勝利すれば、女性同士で面白いとも思いました。
2回目の決選投票では、高市氏は都道府県票でも石破さんに負けてはいましたが、それでも5票差でした。しかし議員票では大きく逆転され、石破氏が16票差をつけ逆転勝利しました。

小生にとってはサプライズで、どうしてこの様な決着となったのか、舞台裏を見てみたいなと思いました。
どんな思惑で票が動いたのか、表向き派閥が無くなったとは言うものの、裏では派閥は健在なのでしょうか。それとも勝ち馬に乗ろうとの個人的な考えでしょうか。はたまた、票をまとめて、キャスティングボードを握り、恩を売って、組閣や党人事で重要ポストを狙いに行ったのでしょうか。
どうしてもわからないのが、総裁選に必要な推薦人の数は20人であるのに、1回目の投票においても、議員投票数が20票に届かない候補者がおります。4票足りません。どうなっているのかよく判りませんね。

本日も小生のブログにアクセス頂きましてありがとうございます。

政界事情は門外漢なので全く判りませんが、ニュース番組に出てくる政治評論家などによれば、有力派閥(まだ解散していない)のボスが高市氏に「票を集めろ」と指示したとか? またそれに対抗する次期を狙う派閥ではないが、有力議員等は石破氏に傾いたとか、いろいろに批評していますが、やはり年内に予定される総選挙で議員自身が一番有利になるよう判断した結果が集約されて現れたのが現実ではないでしょうか。

石破氏に新総裁が決定した後の、日経平均先物は現物終値から2,300円超下落しており、外為市場ではドル/円が1回目高市氏1位通過までは146円半ばまで下落していたのに、石破氏と決定したとたんに142円台後半まで急伸しました。
総裁選の前日の2日間ぐらいは、高市経済安保相が今、「金利を上げるのはアホ」発言で株高円安が進みましたが、石破新総裁サプライズでかなり早戻しされそうです。
今日の終値がどうなりますか、少し心配しながら見ています。

石破新総裁が総裁選で掲げていた「地方創生」「金融所得への課税強化」「日米地位協定の見直し」「防災省創設」などで、総選挙も戦うのでしょうか、果たしてその結果はどのように決着するのでしょうか。
決着の季節はまだまだ続きそうです。

昨夜の帰り道、自宅マンション近くに来ると小雨がパラっと。
少し濡れた草陰から、虫の声が聞こえてきます。

         

           本日のボンドランチ
         迷ったあげくの決着ランチです。

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