東京駅は平日のラッシュ時を相当に上回る混雑ぶりです。一定方向の流れはあるものの、キャリーバッグをころがす若者達と外国からの観光客らが途中から入り乱れて、その流れを滞らせます。
また、この暑さが一層服装を身軽にさせ、短パンにTシャツ、サンダル履きで顔を赤くしながら、「日本って、なぜこんなに暑いんだ!!」と言わんばかりに、足早に通り過ぎるインバウンドらしき人も、目の前を横切って行きます。
やっと山陽新幹線の改札まで来て、自動販売機で慌てて買った自由席チケットなのですが、今から一番早く名古屋に着くのはと、サインボードに目をやれば、10:51発大阪行きが間に合いそうです。
先頭の1、2、3号車まではかなり歩きましたが、乗り込むや、スーッと車両は動き出しました。車内を移動しながら2号車に一席だけ、3人掛けシートの中央に空席を見つけたので、そこに掛け車両の前後を見れば、立っている人たちもかなりいました。
途中2駅しか止まらず、12:31には名古屋に到着です。1時間40分ほどで名古屋に着くとは、以前とはだいぶ時間は短縮されましたね。
到着して、ドアの先頭にいましたので、シューと云う音と共にドアが開き熱風が車内に流れ込み、名古屋もきっと35℃近くはあるなと体感的に感じました。
2~3時間で用事を済ませ、大須観音さまと熱田神宮さまも、普段ならお詣りするのですが、あまりの暑さに挫け、そのまま東京行きに乗りました。
東京駅で中央線に乗り替え、神田駅に向かう途中、緑色の屋根がビルとビルの谷間から見えたのですが、一見して日本銀行だと分かりました。
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翌日、あらためて江戸桜通り旧館西門、南門が面している日銀まで、アシスト付自転車で行きました。30分とかからず到着です。
ここでは今月も27日28日と、日銀の最高意思決定機関である、金融政策決定会合が行われ、決定内容が即日公表されます。
どんな内容になるのでしょうか?
市場では今回の決定会合でYCC(イールドカーブ・コントロール長短金利操作)の修正があると見ています。昨年12月、日銀はYCCを抑え込む長期金利の上限幅を、従来の0.25%から0.5%程度に広げました。国債をそれほど購入せずに、市場機能の改善を狙ったのです。
その結果、市場では実質金利の引上げと捉えられていました。それでも日銀の調査では、債権市場の取引の頻度や円滑さを示す指数が、まだ金利はマイナス圏ながら、幾分改善されたと公表しています。
例えYCCを修正したからと言っても、それは「緩和継続のため」であり、「緩和縮小」とは違うと、日銀は言いたいのだと思います。
小生は金利を上げることも(マイナス金利を解消することも)インフレ退治にもなるし、金融市場の正常化の一手段であると思います。
しかしコロナ禍で、日米欧共に財政支援プログラムが発動され、ジャブジャブに資金が供給されて、カネ余り現象を生み出し、それがまだ回収されていません。
特に日本は2013年以降の金融緩和も重なって、カネ余りの度合いが他の国に比較をして、極端に多いのです。
その一国のカネ余りの度合いを示す「マーシャルのK」という指標があります。
世の中に出回るお金の量が、GDPの何倍かを示す数字です。
分子のマネーが膨らめば、その資金が投資や消費に回り、物価や資産価値が上昇し、分母の名目GDPも増え、マーシャルKは、だんだん安定するのが通常です。
米欧はその通りの経過をたどっていますが、日本は投資と消費に回らず、余剰資金が資産にだけ回って、株高、不動産高の資産バブルになっていると言われています。
よって、日本の場合は金利を正常化するのみならず、マーシャルのKのバランスをとるために、金融緩和を縮小して、市場資金のバランスがとれるまで(まだ遠いようですが)、金融は正常化しないのかもしれません。余剰資金は一説には50~60兆円と言われています。
i-Bond社長ウェビナー「日銀が今の政策をリセットする時」
7月20日(木)19時開始!(株式会社マリオン)
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