9月になればと思っていましたが、いやいやどうして、一向に暑さは収まる気配は感じられません。
そんな中、先週の8月30日から31日にかけて、「スーパーブルームーン」の満月となりました。ブルームーンと言っても月が青く見えるわけでもなく(1ヶ月のうち満月が2度ある時の、2度目の満月のこと)、月が地上に最接近するので、いつもより明るく見えるそうです。
30日も0時を回って、そろそろ休もうかと、カーテンを閉めながら夜空を見上げれば、薄雲のかかる天頂にいつもよりさらに明るく光る月が、流れる雲を下に従えて輝いていました。少しの間見とれていたのです。
この同じ月を世界の様々な場所で、それぞれの境遇の内に、それぞれの思いで観ている人がいるのだろうなあ~と思いました。同時に歴史上の人物達も、この同じ月を眺めていたかと思えば、不思議な気さえします。
また、テラスを見やれば、月光がまるで昼さながらに差し込み、空の青味も、雲の白さも、少しうなだれたヒマワリの姿も、はっきりと月明かりに映し出されています。
9月1日になれば、国内の災害史上最悪(死者、行方不明者10万5千人以上)の犠牲を出した、関東大震災から丁度100年目に当たります。毎年のことですが、各地で慰霊行事や防災訓練が行われていました。
この地震は東京地方南部で歴史的に繰り返し発生する、マグニチュード8以上の大地震のことで、首都直下型地震などとも云われています。
関東地方には、日本の他の地域と同様に、地表近くには活断層が存在しているばかりか、より深い地底には北米プレートの下に南からフィリピン海プレートが沈み込み、さらにその下に太平洋プレートが沈み込むという複雑な構造があります。
そのプレートは年に3cmの運動速度で、北北西に移動しています。
よって必然的にその蓄積されたエネルギーの臨界点が来れば大地震は確実にいつかやってきて、エネルギーを開放するのです。時限爆弾の上に首都が構築されてきたのです。
どんなに科学が進歩しようとも、台風一つ阻止できませんし、大地震は更にです。大自然には所詮かなわないのですね。
それなのに21世紀の現在もなお、力で勢力圏を拡大しようとして戦争が起きていますし、また起きる可能性が増してきていると思います。
なんでもっと人類共通の課題で協力しないのでしょうか、と思ってしまいます。
そんなことを日曜の午後、考えながら空を仰げば、太陽を覆う雲は秋雲に変わりつつあります。
そして、降りそうもない空が一晩で雨が降り出しました。空の変化は超短期周期のようです。涼しくなることを祈るばかりです。
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さて、そんな地質学的リスクの周期と比較すれば、短い周期なのですが、景気循環にもキチンの波(3~4年)、ジュグラーの波(約10年)、クズネッツの波(20~30年)、コンドラチェフの波(約50年)の4種類があるとされています。
ただ現在確実に観測できているのは、4年周期の設備投資のキチンの波だけで、建設投資や技術革新を原因とする波などは、因果関係に確たる根拠が明確になっていないそうです。
昨日の日経などは「米景気軟着陸 高まる期待」と言っています。
雇用の伸びが鈍化し、雇用熱波は過ぎ去って、コロナ水準前に戻ったからだと理由づけられています。
即ち、賃上げ圧力が弱まり、インフレ鈍化に繋がるとの期待から、FRBの利上げは打ち止めとなるだろうと推測されているようです。
でも、賃金が上がらない為に個人消費(GDPの70%)が落ち込めば、軟着陸もシナリオが見直されることになるでしょう。
また、政府は「賃上げ促進税制の期限を更に延長」と日経は伝えています。
金利政策でも日銀は「賃金と物価の好循環を見極める」と言っています。これは物価上昇への国民の批判をかわしつつ、金融正常化を先送りしているようにも思える、決まり文句にも聞こえます。
でも近いうちに、日銀が金融正常化するか(今は先送りし続けていますが)、インフレが加速するか、どう考えても、ここまで膨張した世界経済の中の日本経済は確実にいつかやってくる、蓄積した経済的ストレスエネルギーの開放に向かうのではないでしょうか。
その時の為に避難訓練は必須かもしれません。
「ボンド社長ウェビナー」の告知です。
今月は当社決算月の為、お休みを頂きまして、次回は10月5日(木)となります。
お題は「未定」です。
ブログは無休です。
本日のボンドランチ
周期的にまわってくるチキン弁当