8月も20日を過ぎ、夏の甲子園も決勝戦を迎える頃には、いく分かは暑さも和らぎ、クーラーも効きだすのですが、今年の東京の旱天猛暑はそうもいかないようです。
予報によれば、当分の間まだ猛暑は続くとのことです。
毎年今頃に、咲き揃うテラスのヒマワリも暑さのためか、どれも小振りです。
それでも酷暑の盛りは過ぎたのでしょうか、冷やして飲んでいる、飲み物の量が少し減ってきたのが、空になったボトルの数で知れます。
また、昨夜のニュースで、小池都知事は東京の水ガメのダムの貯水量が、60%を切ってきていると節水を呼びかけました。
毎日のように台風による大雨で災害のニュースに接しているためか、ダムの貯水量の話は意外でした。
自然は人間の都合には、合わせてくれないようです。
確かにそう言われれば、一時期の都内も大雨はあったものの、旱天続きです。
外に出れば、交差点に木陰をつくる大木周辺の植栽も、夏バージョンに刈り上げられていますし、街路樹の下のツツジも同様に刈り上げられています。どちらも枯れかかって、慈雨を待ち望んでいるようです。
暑さはそのままですが、空気感は少し変わったような気もします。なんと言っても日暮れが早くなりだしたことでも、真夏もそろそろ居場所を動き出そうかと、思いはじめたのではないでしょうか。
本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。
18日(金)の夕刊にも一面で載っていましたが、翌日の朝刊にはさらに詳しく書かれていました。中国の不動産大手恒大集団が17日米国で連邦破産法15条の適用を申請したとのことです。
6,000億元、約12兆円を超える有利子負債のうち27%が米国・香港でドル建てになっているので、その資産を、混乱を回避して保護するための処置と、会社側は言っています。でも綻びの一端が露出したのです。
中国では不動産最大手の碧桂園控股(カントリー・ガーデン・ホールディングス)が今年の1~6月期に約500億元の最終赤字見通しを発表しています。中国の不動産販売会社上位10社に恒大を加えた11社の負債総額は10兆元を超え、中国GDPの約10%ほどとなると新聞では言っています。
また不動産不況の影響は影の銀行(シャドーバンク)とも言われている、当局の監督の効きにくい裏の金融界にも波及している模様で、これは個人投資家にも大きな損失が広がる恐れがあるとのことです。
そうなると消費不振など一段の景気減速となり、貿易相手国である日本への景気にも当然影響は出てくるに違いありません。
中国の不動産市況悪化は中国政府が、バブル化を抑制するため2020年夏に導入した、融資規制から始まっています。これは日本の平成バブルにおける、金融機関への総量規制と同じだと考えられます。
そもそも社会主義国家で、土地は国家の所有であり、それに定期借地期間を設けて、それを売買できるようにしたことも中国政府で、自分で火種をつくって燃え広がったら、自分で消す、マッチポンプのようなものだと思えます。
膨らんだ経済、それが行き過ぎて消火に回る政府。何か日本のバブル崩壊期に酷似していますね。
18日の米株式市場ではダウが25ドル高で引けていますが、週間では780ドル安となって、シリコンバレーバンク(SVB)の経営破綻があった3月6~10日の週と重なる下げ幅です。そして、ここにきて米銀70行の格下げの可能性が言われています。
FRBの金利引上げによる、銀行の資金調達コストが上がり、収益悪化が見込まれるのがその理由となっています。加えて、米住宅市場指数も金利上昇を受けて、極端に低下しています。
もしかするとこれらが不況のトリガーとなるのかもしれません。
どうも世界中、経済も軍事も、気象までも含めて舞台が変わるような、そんな空気感です。
「ボンド社長ウェビナー」の告知です。
8月31日(木)19:00~20:00
お題「金利のある世界へ」
ご参加お待ちしています。
事前お申し込み、質問は下記URLから
https://form.k3r.jp/mn_ma/presidentonlineseminar0831
本日のボンドランチ
お膳が出たら、天ぷらだけに
空気感が揚がりました