今年も今日から当社仕事納めまで、ラスト・ワンウイークとなりました。
まだやり残していることが多々あり、心は急くのですが、優先順位をつけていくと、積み残しがかなり出そうで、少し憂鬱です。でもそう言いながらも今年も暮れてしまうのでしょう。
それにしても、先週は年末頃になるとよく使われるフレーズそのままに、慌ただしく、忙しい日々を過ごしたのです。
20日(金)に当社株主総会がありました。コロナ禍も去り、分株により株主数も増えたことから市ヶ谷のホテルで総会は行われたのです。
何回となく議長をしていますが、年1回のセレモニーとなれば、手順は慣れたものですが、どんな株主さまが来られるのか、また質疑応答では、どんな質問が出るのかと、想定問答はスタッフが用意下さるのですが、普段緊張などあまりしたことのない小生でも、どうしても緊張感がよぎります。特にその中に見慣れない新顔の株主さまを発見すると更に緊張感は高まります。
当社はスマート議決権行使(電子行使)を行っており、会場に来なくても簡単にQRコードから入れて、短時間で議案の賛否に参加できます。今年は78%の株主さまが招集通知を読まれて、スマート行使されました。ですから出席される株主さまは10名足らずでしたが、緊張感が緩むことはありません。
7~80分の総会でしたが、終了して場外に出ると途端に緊張感が緩み、体が軽くなったことを実感します。
そして夜になると、同じホテルでコロナ禍以来の社員の皆さんによる忘年会が催されました。
となりの部屋(別の会社)ではサンタさんや、トナカイのぬいぐるみが混じっての、盛り上がった忘年会のようです。
当社はかぶり物や余興などもなく、単にゲーム(景品付)と面白いスピーチの簡素なものでしたが。次から次へと出てくるビュッフェスタイルの食事と飲み放題のアルコール等、飲食は豪華で皆いい気分になったようで、いつも静かな人までもが放歌高吟状態です。
しかし、小生と経営企画取締役部長は大いに楽しむことができません。翌日の21日(土)には、羽田から福岡でのIRに、早朝起床で行かなければならないことが、二人の胃袋に制限をかけたようです。
と言ってもアルコールで緊張は解け、それなりに飲食はしてしまいました。
早起きして、支度を整え、出掛けに東側の窓を開ければ、冬至の太陽が丁度昇るところで、旭に一礼をしてから出発です。
日の出は7時少し前だったような気もします。余裕をもって羽田に着き、定刻出発の福岡行きのジェットでしたが、機内では二人と共、到着するまでの1時間と少しの間、しっかり眠って昨夜の忘年会の疲れを取り戻しました。
到着し外に出れば、冷たい雨が降っていて、東京よりはるかに福岡は寒く、タクシーの順番待ちで、風が吹けば思わずコートの衿を立てました。
博多の会場は天神にあるビルでしたが、この雨にもかかわらず立ち見も出て、200人近くの人出で盛況でした。でもこちらは全く緊張感なしに終了したのです。
福岡空港からの帰り便は、羽田からの折返し便の到着が遅くなり、5時をかなり回ってからのフライトでしたが、空には青みも残り、東京より福岡は西に位置することを実感しました。
そして、土曜夜の東京行きは、かなり遅れたからか、何時もそうなのか空席が目立ちました。
本日も小生のブログにアクセス頂きましてありがとうございます。
さて、日銀は12日の金融政策決定会合では、賃上げや物価の状況を見極めたいと、追加利上げを見送りました。12月の東京のCPI(消費者物価指数)は生鮮食品を除く総合指数で2.5%プラスです。プラスになった要因はエネルギー価格の上昇です。加えて、電気ガス代の政府補助が10月末で終了した為、12月はその影響を受けての数値となりました。
円安の進行もあり、エネルギー、食料品や日用品の再値上げもそれに加わり、今後もさらにCPIは上昇しそうです。
円安のため、エネルギーや食品等の原材料(輸入品)価格の高騰は続き、政府補助はまた再開されたとしても、所詮それは税金で賄うこととなります。税金が不足すれば赤字国債を発行する以外に手はありません。
今年度当社予算で35.4兆円の新規国債発行を行い、12日に可決された補正予算案でも、6.7兆円の国債を見込んでの可決です。
何でもかんでも全て国債発行に頼れば増々円安は進行するでしょう。インフレは更に加速することでしょう。
国債格付け機関によれば、長期債務格付けランキングで日本国債は、30位前後の位置にいるとのことです。先進国の中では超低位国となっています。
スイスなどは中立国ゆえの緊張感から財政赤字は基本的にNGで、GDPに占める政府債務(国債)の割合は32%であり、日本の251%とは大違いです。
国債がトリプルAのスウェーデンも原則的に財政は赤字を禁じられていて、法律になっています。スウェーデンの政府債務GDP比は36%と健全です。
デンマークに至っては28%であり、ドイツでも過去のハイパーインフレの経験から63%と、どの国でも政府債務に対して国民は緊張感を持っています。
日本も赤字国債発行による緊張感をもって対処しなしなければ、円は発行量に上限(2,100万枚)のあるビットコインにすら、負けることにならないかと心配です。
全ては将来世代のためですね。
本日のボンドランチ
叙々苑の高級上カルビ弁当
高額なので緊張感をもっていただきました。