今日から先の10日間は、取締役会、株主総会、福岡・博多へのIR等イベント続きで、仕事納めの日までは慌ただしい日の連続となる予定です。
それを前に、昨日などは、忙中の閑日でした。空には雲もなく、風も穏やかに、青く晴れて、小春日和と言うには少し遅いかもしれませんが、ベンチに座って、ゆっくり新聞など読んでいると、葉の落ちた梢ごしに正午の冬の太陽が輝き、冷たい空気の中でも額にジリッとした、染み込むような暖かみを覚えます。
そうか昨日は12月14日で赤穂義士四十七士が討ち入った「忠臣蔵」の日なのかと、前日の新聞を読んでいて知り、車で行けばそんなに時間はかからないと思い、行くことにしました。
旧本所松坂町(現在の墨田区両国3丁目)に来てみれば、「なまこ壁」に「黒塗りの門」と、いかにも格式を感じる屋敷跡です。でも、現在はそれ程大きな屋敷でもありません。
当時はもっと広大で、東西135m、南北62m(約8,400㎡)もあったことが、邸内に入ると無料で頂けるパンフレットに書かれています。
一週間前に保存会主催の「元禄市」が開催されて賑わったようです。
今から300年以上前のことですが、この場所で、映画やTVでお馴染みの「討ち入り」が、事実あったのだと思えば、また「吉良公御首級(みしるし)洗井戸」など現物を目の前にすると、結構その時の情景が生々しく感じられるのは、やはり、映画などで子供の頃から繰り返し見ているせいでしょうか。
吉良上野介は江戸城における一切の典礼を司る、高家の地位にいました。たまたま教えを乞う饗応役に選ばれた赤穂藩浅野内匠頭が、「松の廊下の刃傷」事件で浅野家は断絶、身は即日切腹となり、その仇討ちを成し遂げたのが、1702年(元禄15年)12月14日でした。
映画など観ていて、「付け届け」が劣ると言われるぐらいなら、令和6年の漢字一文字の「金」からの連想ですが、「裏金」でも贈っていれば、五万三千石の浅野家も断絶することはなく、自身切腹することもなく、また浅野一族が連座したり、四十七士が仇討ち後切腹することもなかったのではないかとよく思っていました。そんな発想をするのも映画・TVの見過ぎかもしれません。
これが現代であれば、大判、小判に替わってビットコインのような暗号資産(仮想通貨)ともなれば、もっと安易に秘密裏に吉良さまに渡せたのかもしれません。
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さて、そのビットコインですが、次期米国トランプ大統領が来年1月就任したら、規制緩和で更にビットコインは値上がるのではないかとの観測から、大統領選直後に約50%上昇し、1BTCは、10万ドルの大台をも突破しました。
12日(木)トランプ氏がNY証券取引所でオープニングのベルを鳴らし、大規模減税、エネルギー増産、規制緩和を演説すれば、それと同時にまた上昇し、10万2,500ドルを超えてきました。
SEC(米証券取引委員会)の次期委員長に仮想通貨推進派の人材起用をしたことも、期待を高めているのかもしれません。
ビットコインの発行枚数の上限は2,100万枚と決まっていますので、供給量に限界があるため、人気次第で価格が一気に高まり易くなるのですね。この辺が、現実の円が与野党を問わずバラマキ政策のオンパレードで、膨張予算に合わせて国債を発行し続けて、無尽蔵にバラマかれ、価値を落として円安に向かうのとは異なるのかもしれません。供給を制限するのは値崩れ防止の手段としては正解なのですね。
日銀は金利高を目指しますが、政府がこれだけ金融を緩めてしまえば、円安も急速に進み日本でもそのうち、インフレが止まらなくなるリスクが増してくるかもしれません。
金融市場ではビットコインばかりでなく、金も天井知らずに現在上昇しています。
どちらも、配当も利息も付かない生産性のない資産です。裏返せば円もドルもポンドも元等も皆、既存法定通貨の価値が下がっていることで、あまり喜ばしいことではありません。
現在でも米国の共和党はビットコインを戦略的準備金として、国が年間で20万BTCを上限を5年間として、継続購入し合計100万BTCの取得を目指すと言っています。
国が購入するまでに、何の裏付けもないビットコインが信認されて来たと言うことは、驚きです。各国法定通貨の価値が下落してインフレを助長しかねないことも心配ですが、税金を使ってのボラティリティリスクが大きいビットコインを購入することも心配です。
本日のボンドランチ
討ち入り勝ライス
支払はビットコインで!