先週は東京も25℃以上の夏日が続き、また真夏日に近い日もあり、沖縄奄美地方は早くも梅雨入りしたとのことです。東京もまもなく、6月に入れば梅雨入り宣言を聞くことでしょう。
ビルが林立する大都会では、5月と言っても新緑や青葉の間を風が吹き渡るような薫風を感じることは無理なのですが、さわやかな風さえ、それほど自覚しないうちに、5月も終わろうとしています。本当に快適な時季は短く、何日もないのですね。
それでも会社の駐車場脇庭には、赤や白、紫、黄色と、花は一年を通して何かしら咲いているのですが、今の季節が草花にとっては快適らしく、一番花の多い季節です。
一方早くも南の海上では、台風1号が発生したとか、今週はその影響もあってか大雨の予報が出ています。
そうだ、小生もこの梅雨の間を快適に過ごせるよう、梅雨前線が北上してくる前に今年は雨具でも新調して、少し気分良く過ごしましょうか。
17日（金）の昼頃、外出先から戻り、会社近くの交差点にさしかかると、保育園の児童たちが保育士の先生に引率され、ブルーの帽子を被って信号待ちをしていました。一団が渡ると次の一団が、今度は台車にまるで荷物のように乗せられて、オレンジの帽子を被ってまた信号待ちです。
引率の先生の中には、あっちこっちと気忙しく、児童から目を離すまいと、人工衛星のように、ぐるぐると回っている人もいます。
当社関連にも公益財団法人マリオン財団と言う団体があって、毎年3月に5～6個所の児童養護施設に寄付した後、その中から1～2施設を選んで訪問するのですが、どこの施設長も異口同音に、保育士の待遇改善を言われておりました。
保育士採用難アンケートのトップ3が、給与の低さ（72％）、次いで「勤務時間の長さ」、そして「人間関係の難しさ」だそうです。
保育士の給与は税金から支払われる補助金と、保護者からの保育料などでまかなわれています。収入源が限られているため、給与が上がりにくいのです。
最近こそ給与はいく分か、改善されてきておりますが、それまでは前述の理由から、保育サービスの賃上げを考慮した価格転嫁が難しい、給与の動きが乏しい「岩盤品目」の一つと言われていました。
児童養護施設も同様に給与は補助金と保護者の保育料ではなく寄付金となり、待遇改善は以前から同様の課題となっています。
本日も小生のブログにアクセス頂きましてありがとうございます。
日本の人口減少問題は深刻さの度合いを増々深めています。
当社のコンピタンス事業である地方自治体との契約数は伸びていて誠に有難いのですが、先日の人口戦略会議の発表によれば、人口減のため消滅危険のある自治体の総数は現在の、40％超と言われ、このままであれば、統廃合され、自治体数は半減することになるかもしれないのです。
子供の出生数を増やす為の施策は以前から言われていましたが、ようやく徐々にではありますが、実施されてきました。もっと早く手を打つべきであったかもしれませんね。
人口減は国力を低下させます。国力の低下している国の通貨が強く（高く）なるはずもなく、円安は更なる不安事象でもあります。
かと言って、増々の円安下では（他国との比較で、賃金水準の低下により）、国力を向上させるための長期滞在という形の外国人「招聘」も、喜んで日本を選んでもらえなくなりつつあります。福祉や介護の領域では、特に顕著です。そうかと言って何か有効な議論が講じられているようにも思われません。
日本では戦後の団塊の世代以降の75年間で、出生者数は1/3までに低下してしまいました。また、そうかと言って人口がピーク時に合わせて作られた、日本中にめぐらされたインフラ維持や高止まりの高齢化社会の福祉サービスの維持の為、急激には歳出総額を減らすこともできません。
これを少ない人口でどのようにカバーするのか大問題だと思います。
高齢者が多額に保有している金融資産への課税は、有効な手段と言われていますが、一方で、6月に開始される定額減税（4万円）や、NISAなど、非課税口座の増額などは逆行しているようにも思われますが、バランスはとれているのでしょうか。
24日（金）の国内債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが上昇して、一時1.005％と12年振りの高水準をつけました。いよいよ金利ある世界に本格的に突入したのです。
銀行など金融機関は3月以降、貸出金利を引き上げ、既に本格化したところもあるようです。利払い負担の増加によって稼ぐ力のない企業は淘汰される可能性が出てきました。米国中央銀行FRBとは逆行動となりますが、日銀は年内に追加利上げ（と云っても小幅であると市場は判断）に動く可能性があると言われています。
待ったなしで企業も個人も金利を含むあらゆる変化への備えが、求められることになりそうです。
これらの変化をうまくサービスやモノの価格に転嫁できるとよろしいのですが。
本日のボンドランチ
添加物無し弁当
