2024.09.24社長ブログ

転機

8月の猛暑・酷暑の頃から9月になっても暑い日が続くと予報はされていました。それでも9月になれば少しは違うだろうと期待していたものの、どうしてどうして、暑さはいつまでも続いています。
今月は3連休が2度もありました。最初の3連休は、やっと3連休に辿り着いたとばかりに、夏バテ気味の身体に一息入れることに専念です。
福岡出張やこれまでの真夏の暑さの疲れもあり、クーラーの効いた部屋で、ブランチの後溜まった新聞を読んでは、居眠りをし、目覚めて、TVニュースを見ているそばからまた居眠りです。だらだらと何をするでもいなく、日がな一日、ひたすら休息です。

さすがに、休息と言っても限度があり、二日目あたりからは散髪に行ったり、近くのジムにストレッチに行ったりと動きが始まります。今月は当社の決算月で、まだやり残している仕事があり、時間に余裕があるわけではないのですが、それでも手を付ける気にはまだなれません。
そうこうしているうち、3日間はあっという間に過ぎ去ります。でも、休み明けの17日はすこぶる元気に出社です。その日のランチはコンビニ弁当でしたが、コンビニではミニ月見ダンゴが販売されていて、今夜が「中秋の名月」であることを、そこで初めて知り、今夜の月を楽しみにすることにしました。さすがコンビニ、日本の習慣を見逃しませんね。
帰り道、夜空を見上げれば、鱗雲に覆われた中秋の名月が皓皓と輝いています。
鱗雲と言えば秋の空の筈ですが、その夜も熱帯夜で、クーラーは夜間でも切ることはありませんでした。

次の3連休前夜の20日夜に、小生は六本木の高級中華料理店での株式アナリスト藤本誠之さんのYouTube番組にお招き頂き、30分1Rライブを行いました。終了後、番組スポンサーの社長、スタッフの皆さんと共に食事を楽しみました。YouTubeの装置が意外と簡単だったので、Owned Mediaとして、当社でも採用したいと考えたくらいです。

さて、21日から始まった3連休ですが、台風14号くずれの熱帯低気圧が秋雨前線に加わり能登地方では21日、22日と両日にわたり線状降水帯が発生し、記録的な大雨となり河川の氾濫や家屋の流出、土砂災害等で大へんな被害が出ています。
今年お正月の大地震からようやく復興の兆しが見えてきたところの追い撃ちです。それにこの暑さも加わっていたとしたら、さすが気丈な人と言えど心が折れてしまうと思います。
小生はただ、ただTVを見ているだけで、申し訳ないくらいです。能登地方の皆さんには心からお見舞申し上げます。

南海トラフ地震を思わせる大地震、大型台風の襲来、大雨被害、そこに猛暑が加わっての米不足、本当に大暴れな猛暑の夏となりました。
その猛暑もどう言うわけか、お彼岸の中日を過ぎると日本国中で35℃を示す猛暑日がなくなったとか? 本当に秋がやってくるのでしょうか。と思いながら、秋分の日、散歩帰りに西空をなんの気なしに見上げれば、茜空がさまを変えながら広がっています。
季節の変わり目を象徴しているようでした。

本日も小生のブログにアクセス頂きましてありがとうございます。

立憲民主党の党首も野田氏に決まりました。自民党総裁選は現在まだ誰とは言い難いですが、今週27日(金)に投開票となります。きっと決選投票になるのではないでしょうか。その後に控えているであろう衆院選のことも考えれば、政治もいよいよ変わり目となり、転機を迎えるようです。

世界の経済も同様で、各国共に置かれた状況は異なりますが、政治的要素も加わり、変わり目の転機となっているのは間違いなさそうです。
それを象徴しているのが、各国中央銀行の行動だと思います。
18日にFRBのパウエル議長は2倍速となる0.5%の大幅利下げを米連邦公開市場委員会(FOMC)で決定したと記者会見で発言しています。それに反応して19日の米ダウ平均は4万2025ドルまで上昇して史上最高値を示しました。バブルじゃないのかなと小生密かに思ったりしています。
でもオフィスの空室率は高く、全米で30兆ドル以上の価値を失ったとか言われえており、中低所得層を顧客とする消費関連企業の倒産も増えているようです。
アンバランスですね。

一方日銀は20日の決定会合で0.25%の政策金利を据え置きました。でも利上げ方向に舵を切って、金利ある世界に入りましたので、これからも経済指標次第で利上げ方向に動くと思います。
元来中央銀行の使命は「金融政策の実行」はもとより「物価の安定」と「雇用の確保」も大切な要素です。
現状FOMCは「雇用の確保」に重点を置き、日銀は「物価の安定」に重きを置いているようです。「物価」と「雇用」はトレードオフ(両立できない関係性)にありますので、米国はインフレ再燃の懸念もあり、米市場は経済が軟着陸するかどうかを、注視して変化に備えていると思います。これは各国共にそれぞれ同じ悩みを持っているはずです。
一方、日銀は7月末の利上げメッセージで8月5日の株価急落を招き、手がかじかんで、利上げには「時間的余裕を得た」と後送りしそうですが、基本的に利上げは進めるのだと思います。
そこに政治が絡み、なにか大きな転機にさしかかってきたようで市場の変化には油断ができません。

外は風が乾いてさわやかに吹き、空にはぽっかり白雲一つ、きっと短いだろう秋への変わり目です。 

            本日のボンドランチ
           休み明けのコンビニ弁当

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