2023.08.28社長ブログ

辛い

予報によれば東京は、これから先も、果てしなく続きそうな連日の猛暑です。
今年の暑さはとにかく異常です。これは陸地ばかりでなく、海洋でも異常高温は観測されているそうです。大気に蓄えられた熱量の90%を海が吸収するので、世界の海の最近の平均海水温(極域を除く)が21℃以上になって、日々、更新しているそうです。
また、特定の海域の水温が大きく上昇する現象を「海洋熱波」と呼んで、その広がりが世界の海の50%に達し、気象や生態系、漁業に悪影響を及ぼしているとのことです。

そういう意味では皆さんにも猛暑続きで、熱波疲労がだいぶ蓄積されているのではないでしょうか。それもあってか、先週小生は大阪に投資家説明会(IR)に行ったのですが、東京駅で新幹線の指定席に座れば、空調も程よく、発車のアナウンスを聞いて品川までは、はっきり覚えていたのですが、気が付けば、「三河安城通過中」と車内アナウンスは言ってます。
もう名古屋で下車する人はそろそろ用意を始めました。

当社の出番は午後1時から始まったのですが、250名さまからの大盛況でした。
最後に10分から15分行う質疑応答では、けっこう厳しい意見も出ましたが、大旨自分では満足の説明ができたと思っていました。しかし翌日の株価は前日と同じだったのです。
当日の当社IRの終わる頃には、大きな雷が何度となく鳴り響き、大雨の予感です。
出番が終了して淀屋橋のホールを出ますと、案の定、舗道を叩き付ける大雨です。なんて運が良いのでしょう、目の前に信号待ちしているタクシーの「空車」の赤いサインを見たときはとっさに、濡れるのもかまわず駆け出しました。
新大阪から帰り道は、購入予定の「物件視察」で名古屋に寄る予定です。

新大阪駅を出る時は大雨なのに、京都ではもう降っていません。一昔前なら「馬の背を分ける夕立」と言うのでしょうが、今は短時間局地豪雨と言うようです。
名古屋に来て、タクシーに乗れば、運転手さんが「先程まですごい大雨で、少し前に上がりましたよ」と言うのを聞いて空を仰げば、置いて行かれた雨雲がまだ低く漂っています。
目的地を視察後、待たせていたタクシーで名古屋駅に戻り、運転手さんお勧めの名古屋名物、台湾料理を駅中にある行列店で注文しました。遅いランチはものすごい辛さで口の中を猛暑にしました。

本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。

どうも世界的なゼロ金利時代は終わったようです。日銀が7月28日の金融政策決定会合でYCC(長短金利操作)の運用柔軟化措置を決定しました。それにより、世界の金融政策では、しんがり(殿)に控えていた日銀も、市場に押されるように利回り変動の上限を実質1%に切り上げたのです。
もともと日銀は金融政策の正常化は2%の物価目標達成を前提としていました。現実的には現在7月の日本のCPIは総合で3.3%に上昇して、伸び率だけ見れば単純比較で米国を超えています。
よって、来春の春闘で賃金上昇がどうなるか見定めて、内外での景気情勢、米国の金融緩和観測の高まり、為替市場での円高の動きなどをよく観て、2024年後半には日銀も本格的な政策修正に移るのではないかと思っています。

現下、世界で進むインフレの中味を見れば、欧州、米国、日本ではそれぞれ事情が異なるようです。
欧州では7月のドイツは、食品などに限れば伸び率10%、英国でも14%を越えていて、国民にとっては死活問題となっています。
特徴は、EBITDA(利払い、税引き、償却前利益)は食品業界で12%、小売業でも11%増え、欧州物価高の要因は、ほぼ半分が企業利益の占めている「強欲インフレ」と言われています。即ち企業利益は上げても、労働コストはそれほど上がっていないと言うのです。

米国は企業利益の増加よりも先に、人手不足による人件費の増加が大きく影響し、その所得増による購買力のUPで企業の売上高が上昇しているそうです。欧州の場合はインフレによる実質所得の減少により、売上高は伸び悩んでいるのが実情のようです。

日本企業は元来、値上げに経費削減などで対抗して、慎重とされていましたが、ここにきて、円安による原材料の値上げにより、価格転嫁も避けられない状況で、賃金の伸びとの関係が欧州タイプになるのか米国タイプになるのか、微妙なところです。

折しもインフレ抑制の金利上昇政策で米格付会社は米国債や金融機関の格付を引き下げました。日本を含め金利の先行きの不確実性は徐々に大きくなっています。米国経済がこのまま堅調に推移するとも思われません。

ひるがえって日本においても海外の経済、物価情勢、金利動向先行きにおいて、不確実性はさらに増してきました。

そんな不確実性のもと、積極的な融資姿勢を続けてきた金融機関にも、陰りが見えてきたようです。企業経営の先行きへの警戒感が強まってきているのだと思います。世界的な経済減速などのリスクを踏まえ、与信評価点を辛くする方向も検討する方向だと新聞は伝えています。
物価高、人件費の増加などで、企業の経営も不透明感を強めているからでしょう。

i-Bond社長ウェビナー「金利のある世界へ」
8月31日(木)19時開始!(株式会社マリオン)

Zoomミーティングに参加する 

https://us02web.zoom.us/j/83371926443?pwd=M1h4N1F2djY2SVVQYklIUGlCSnc5QT09

ミーティングID: 833 7192 6443
パスコード: 024220

          本日のボンドランチ        
       辛い! 辛い! 台湾ラーメン
           (名古屋駅中)

友達にシェア

  • facebookでシェア
  • twitterでシェア
  • LINEでシェア
  • はてなでシェア
  • ピンタレストでシェア