夏日があるかと思えば、一瞬、爽やかな秋を感じ、かと思うと半袖では寒く、時雨を思わせるような雨が降るといった天気で、ここ10日間ぐらいのうちに、まるで3つの季節を巡ったようです。
会社でも、自宅でも、エアコンの温度調節には迷うことになります。
そもそも、今日10月10日は、1964年のこの日に東京オリンピックが開催されたことを記念して「体育の日」として国民の祝日になったのです。2000年の法の改正でそれが毎年10月の第2月曜日に移動されました。
そして、2020年以降「スポーツの日」に改められ、2020年に限っては「スポーツの日」が、東京オリンピック開会式の7月24日(金)に、また、一時的に移動されたのです。
しかしコロナ禍の為オリンピックは1年開催が延期され、2021年はまたまた7月23日(金)に、特例的に「スポーツの日」が移動されました。ずい分と判りにくい話で、なんだか迷いますね。
「それではなぜ1964年10月10日が、東京オリンピックの開会式当日に選ばれたのか?」チコちゃんに聞いてみましょう。
チコ:「それはね、10月10日が晴れの特意日であったからで~す!」
チコ:「ボーっと生きてんじゃね~よ!」
叱られてしまいましたね。
さて、そのオリンピックの会場ともなった国立競技場近くの、神宮外苑地区が再開発事業を巡り、揉めています。外苑にはおよそ1,900本の樹木があり、その内の743本が伐採対象になっているそうです。因みに都内街路樹は約100万本もあるそうです。
その伐採に対して、国際記念物遺跡会議(イコモス)が抗議し、東京都が中に入り、三井不動産他4事業者は近辺の樹木伐採の見直し案を、年明けを目途に東京都に提出することになりました。でも一部工事は始まっているようです。
9月以降としていた伐採の着手が少し延期されましたが、文化的資産と開発、どちらを優先するか、迷うところです。
昨日は休日だったので、昼下がり、車で付近を巡ってみましたが、雨の外苑のなんとも言えない風情に触れると、イコモス側に軍配を上げたくなりますが、迷うところです。
本日も小生のブログにアクセス頂きましてありがとうございます。
さて、迷うのは現下の世界マクロ経済の先行き判断とミクロ的相場の先行きです。確かにどちらも人が係わり、人為的に創り上げられている世界のように一見みえるのですが、人知を越えた神のみぞ知る世界も入り混じって、大きな流れができているようにも思えます。だから迷うのですね。
事象としては様々に顕著に、また各処具体的に現れてきています。しかしその先行きは?
例えば、米国の金利上昇(インフレ対策)や中国の景気不安(不動産問題)が、世界の株式相場の重荷になって、高額消費やハイテク、設備投資関連で株価の下落が目立ってきました。
先月には世界の株式時価総額はおよそ4ヶ月ぶりに1,000兆ドルの大台を割ってしまいました。投資家は相場の急変動や、景気の減速に嫌気がさして、リスクオフの姿勢に入ったようです。
一方、米長期金利の上昇(5%の大台に近づいています)が金融市場を揺さぶっています。ドルは独歩高となり、円相場は一時1ドル=150円台まで下落したりしましたが、その直後に政府・日銀が円買いの為替介入に踏み切ったらしく、147円まで瞬時に円高が進みました。
このように、色々と政府・日銀は手を打っているようですが、根本的に政策を変えない限り、大きなトレンドには逆らえないのではないかと、勝手に思っています。
また、日本国民の所得にスポットライトを当てれば、家計金融資産は2115兆円となり、過去最大を大幅に更新して、初めて2100兆円を超えてきました。
尚、自治体に納める個人住民税から見た個人所得は、全国の30%に当たる494市町村で、あの平成バブル期を上回っているようです。特に今回は地方圏の回復が先行し、以前のバブルと異なり、大都市圏が後れを取っているようです。理由は賃金上昇に加えて株式や不動産の売却益などが寄与しているとのことです。
でも、GDPの2.6倍も国債を発行して、その半分以上を日銀が所持し、紙幣を刷ってバラまいているのですから、当然と言えば当然なのですね。
しかし徐々にインフレは進み、此の度の、イスラエル、ハマス戦争状態も石油高騰に繋がり、物価の上昇は更に続きそうです。対外的には円安もこれからが急速に進むのではないかと考えています。「実質所得」を充実させるにはどうしたらよいか、政府や日銀もここは迷うところだと思います。
もしかすると根治(根本からすっかり治すこと)が必要かもしれません。
本日のボンドランチ
どこから箸をつけるか迷いますね。