桜の開花宣言があってからの2~3日は、初夏を思わせる日が続き、東京でも1日のうちで最高気温が26℃とか27℃となり、新潟の上越市などでは30℃を超え真夏日となりました。ところが冬も同居しているので、夜ともなれば20℃以上は低下して、朝晩は冬に逆戻りです。
29日の土曜日などは朝から冷たい雨が降り、真冬そのものでした。夕方に小雨の降る中に外出しその帰途、四谷三丁目の地下鉄駅を出た午後の8時頃には、幸い雨も上がった様子で、雨のシャワーで花粉も洗われた街は、車道までスッキリ気持よさそうです。
ゆっくり歩いても帰宅までの10分は、小さな愛住公園を通る時などマスクを外せば、心なしか花木や土の湿った春の匂いが、花粉で鈍くなった嗅覚でも感じ取れます。最近は花粉症で、したことのない深呼吸を二、三度すれば、なにか肺の奥の奥まで、湿った冷たい春が行き届いたようです。気分よく傘を振りながら、雨が上がった春の宵を楽しみながらの帰宅です。その道中で小さな発見がありました。
小生の住む四谷四丁目まで歩いてきて、とあるビルの上階に、スポーツジムがあるのを見つけました。
同町内にスポーツジムがあるとは、目と鼻の先なのに、今迄全く気付きませんでした。
最近、座りっぱなしで、パソコンとにらめっこをしてばかりで、姿勢が悪くなったことを自覚しています。腹筋、背筋も落ちて、猫背気味になったのがいやで、いつかジムとストレッチでインナーコルセット替わりに筋力を少しは鍛えて、矯正しようと考えていた矢先のことです。
よく見ればパーソナルレッスン、初心者歓迎ともあるので、明日は日曜、意を決して行ってみるかと、帰宅してから、パソコンで予約を入れたのです。
行ってみれば、本格的な器具がズラーッと並んでいます。まずは受付と言っても、トレーナー自ら行って、体重や体脂肪など基礎データを取り、いよいよトレーニングの始まりです。
準備体操のあと、初日から少しハードと思い、翌日の筋肉痛を心配しながらも、普段使わない筋肉を使えば、背筋など気持ちよく伸び、同じ動作を10回と休みと補水を入れて、更に3回が1セットになっています。様々な器具を使って60分くらいが過ぎたところに、トレーナー曰く「これで本日は終了です。初回なので軽目ですが、筋肉はかなり鍛えられたと思います」と言われ、「本日はお試しなので無料です」の言葉にほだされて「筋肉も鍛えられることだし」と回数券(紙ではなくデータ、10回で1回サービス)を買うことにしました。
少し軽くなったような気持ちで帰る道すがら、隣の禅寺の一本のしだれ桜の古木は、長い年月で鍛えられているのか、この温度差でも体調を崩さないようで、桜花爛漫です。




本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、有難うございます。
3月28日の日経新聞には今後50年の長期経済予測の記事が掲載されていました。世界ランキングを示しています。日本の所得水準を示す1人当たりの実質GDP(国内総生産)は、2024年の29位から2075年には45位に下がると言っていました。
世界の中位国に後退するとの表現でしたが、ここまで落ちると、今でもシンガポール、韓国、台湾などの後塵を拝していますが、2075年には韓国は21位なのに、日本の1人当たりの所得水準はチェコ(27位)、スロベニア(28位)の中東欧諸国ばかりでなく、ブルネイ(33位)、カザフスタン(36位)、ロシア(42位)にも後れを取るようです。
世界全体の成長率も生成AIの活用により、2030年頃までは年平均3.3%と高まり、その後は主要国の人口減少が重荷となり、2071年~2075年には1.3%に鈍化すると予測しています。
また、世界のGDPについて、トランプ大統領が打ち出す政策が長期化すれば、米中逆転は、移民労働力の問題で十分に起こり得るとも言っています。
嗚呼それなのに、日本の現国会で議論されているのは石破総理の10万円商品券問題であり、企業団体献金問題などです。それに加えて、予算案がまだ成立もしていないうちから、都議選・参院選に向けての物価対策減税などばかりです。この有さまを目の当たりにすると、将来の日本の行末は、日経新聞にあった長期経済予測の通りで、決してハズレているわけではないのかもしれません。
今の若者が高齢者になる頃には年金制度は崩壊して、当然のことに国民保険も持続できず、円の価値は世界のほとんどの国に対して安くなり、生活レベルは相当落ちて悲惨な状況になるかもしれません。
そうならないよう、本当は筋肉痛覚悟で、今から鍛えておかねばなりませんね。

本日のボンドランチ
頭は鍛えてはいませんが、胃袋は鍛えています。