先週末に、所用があって遅くにオフィスを出たのが、午後の9時少し前のことだったと思います。
内側から、セキュリティーをかけるための操作をすると、外でピッピッピッと鳴り出します。ブラインドガラスにSTAFF ONLYと書かれたドアーを、開けた瞬間のことでした。心地よい、あの雨の匂いです。
先週中頃迄は毎日のようにすっきりと青空が広がり、近くのお寺の寒桜は花をつけていますが、葉の様子から、喉がカラカラのようで早く水を飲ませてあげたいと思っていたところです。
ここのところカラカラ天気が長く続き乾燥していたところでした。そこへ久し振りにも小雨がパラついてきたのです。その最初の雨によってもたらされる、草からなのか土からなのか、久々の何かが水分を吸って、発せられる気持ちを落ち着かせるような、いい匂いなのです。
確かに地面は濡れています。でも、アスファルトがしっとり濡れているだけで、土はありません。その日は寒中でも、暖かい日でした。もしかすると、近くに草があるので、草からの匂いなのでしょうか。
昔から何度となく嗅いだ、懐かしさを伴う、なんとも心地よいものです。でも少し濡れた舗道を歩き出せば、まもなく匂いもどこかに消え去ります。
しかし、雨は本格化せず、パラッと降っただけで上がり、翌日の日曜日はどんよりとして、一日中、今にも雨は降りそうだけれど降りもしないで、時折、霧雨のような微かに顔に感じるほどのものでしたが、夜中には傘が必要なほどになったようです。でも寒中にしては暖かい気がします。
本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。
日本の長期金利が只今上昇中です。先週13日(金)には一時0.545%と日銀が上限とする「0.5%程度」を大きく上回りました。日銀が上限枠を引き上げてまだ1ヶ月と少ししか経過していないのに、早くも上限突破です。
金利を押さえ込むために、日銀は国債購入を止むを得ず増やさざるを得ません。
同日、日銀は1日の国債買い入れ額としては過去最大の5兆83億円を買い入れました。昨年平均の約5倍という途方もない額です。
海外投資家は日本の国債を借りて、「空売り」をしておけば、日銀がさらに上限を引き上げるなどして、国債の利回りが上昇したときに、買い戻せば利益が出ると、確信しての「空売り」をしかけてきているのです。
ここらあたりで、日銀も連日の買い入れに、一息つきたいところだと思います。
そう、連日の日照り続きで(売りあびせられて)辛そうです。ほっとする一刻、ひと雨きて最初の雨により漂う、あの雨の匂いが恋しいところではないでしょうか。
それが17、18日に開催予定の日銀金融政策決定会合で、もしかすると判るかもしれません。
何か市場の歪みを修正するような、サプライズな発表をするのではないでしょうか。
それともまだ、金融緩和策を続けると云うのでしょうか。
また、4月に任期満了を迎える、黒田東彦総裁の後任を誰が引き受けることになるのでしょうか? 興味津々です。そちらの方がサプライズかもしれませんね。
来たる1月26日(木) 19:00~20:00
「ボンド社長のウェビナー」を行います。
奮ってご参加下さい。
お題は「インフレについて」です。
参加申し込み・事前質問等は下記URLからお願い致します。
https://form.k3r.jp/mn_ma/presidentonlineseminar0126
ランチは鰻の匂い