2021.09.13社長ブログ

2018年9月13日

今から丁度3年前の今日、その日はたしか木曜日だったと思います。空は群青に晴れわたり、白い雲が輝き、まだ残暑とも云える暑い日の正午頃のことでした。東京証券取引場にジャスダック上場への鐘を鳴らすため、小生らは集合したのです。

上場セレモニーの中で鐘を叩いたのも感動でしたが、チッカーがマリオン・マリオン・マリオン……と、突然のように回り出し、全てのボードがマリオンとなって、一瞬場内がマリオン一色になったのには大感激でした。

さらに大感激は続きます。東証における一連の行事が夕方に終了して、帰社してみれば、エントランスや部屋の内までが胡蝶蘭で埋め尽くされ、まるで花屋さんが引っ越してきたかのようなありさまでした。

こんなに花で飾られたことは今まで、小生の人生においてはありませんでした。

照れくさい反面、少し誇らしくも思えた瞬間でもあります。

その13日(木)は大安(月に5回ほど)で、しかも天赦日(年に5回ほど)で、かつ一粒万倍日(月に5回ほど)と、三つもの吉日が重なる、滅多にない最良の「万事よし」の大吉日だと知ったのはずっと後になってからです。

さて、翌日は金曜日、夕刻になって、全社員と共に小さなパーティでしたが、上場記念の会食会を催し、ホロ酔い気分で伊勢丹前からの帰り道は、以前からの街の風景と何処も変わっていないはずなのに、建物たちのシルエットが祝福してくれているようにも思えたのです。

シャワーを浴びながら歯磨をして、ベッドに入ればクーラーもほどよく調整されていて、大の字に寝ころべばホッと一安心。2~3回の深呼吸で夢の世界へまっしぐらです。きっと、8月真夏のロードショーの疲れと緊張感から解き放たれ、心身共に睡眠で一気に癒されたかったのかもしれません。今、思い出してみても鮮やかに現れるシーンです。

その癒しは一日では不十分で、翌日から続く3連休だったと思いますが、その中にゴルフが予定されていましたが、それをキャンセルしてまでも、専ら心身の回復に努めたことを思い出します。

そして、連休明けから、通常の仕事に戻るのですが、上場したからと云って今迄と仕事内容が一変する訳もなく、上場は単なる通過点であることを認識したのでした。

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本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。

当社の基盤となるビジネスは不動産(主に居住用)賃貸業です。ですから、証券化商品マリオンボンド(サラリーマンボンド、i-Bond)をいくら販売しても、売上を極端に上昇させることはできず(皆さまからの資金は長期預かり金=銀行の預金のようなもの)、直接金融(購入者からの入金)で積み上げた資産(主に居住用マンション)からのテナント料などが売上となっていくのです。ですから、売上は預かり資産を増やすこと(バランスシートを膨らませること)にあり、ボンドの販売高を上げることでもあります。

よって上場への挑戦は、このボンド商品の発行体であるマリオンが上場しているのと非上場ではその信用力や発言力に違いが出ると思ったからでした。特に現在のi-Bond(クラウドファンディング)では、そこがさらに顕著になるだろうとの考えから上場を目指したわけです。

現在、当社i-Bondの成長は主にウェブマーケッティングによる見込のお客さまを集めることから始まり、購入に納得して頂けるようウェブ上で説明して、育成を行っています。

また、小生は3年程前から、周期的にも不動産の価格下落が始まり、不動産の仕入時期が到来するだろうと云い続けていましたが、その後コロナ禍による世界的な資金緩和政策により、その時期は先送りされています。いまだにコロナ禍と云えども、企業は傷んで物件(手持ち不動産)を売却しても、国内外の資金がそこに流入して受け皿となり、一向に不動産価格の下落は見えません。ただ外資ファンドが主要な買手になっているのは不安なところで、今迄もそうですが、何かのきっかけで一斉に売りに転じることはよくありました。

今、あらゆる業界が不透明感を増してきています。不動産業界も世界的には、中国大手不動産会社恒大の大きな債務が不良化するかもしれない、と云う問題あたりから綻びが始まるのかもしれません。

当社はどんな状況になっても、賃貸業が一番安定していると考えておりますので、上場時の初心を忘れることなく、協力してくれる仲間・部下の助けを借りて、夢の実現に邁進したいと思っています。

揚げ餅うどん.jpg

ボンドランチ

「揚げ餅うどん」味は上場!!

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