花粉から解放され、梅雨に入るまでのこの季節が、一年のうちで小生の最も好きな季節です。
でも気候変動のせいか、毎年この快適な季節が短くなっていくように感じてとても残念です。そんな季節の中で先週末は、一点の雲もない紺青の夜空に、皎皎と照る白い満月を眺めながらの散歩は、吹き抜ける微風に、これはもう格別な心持ちと云うより、他に云いようもありません。
それでも昨朝のように、窓を開ければ強く吹く風の音と、東へ勢いよく流れる雲を見れば、心情としては何か、風雲急を告げそうな兆しを感じます。
今、この爽やかな五月の空の下にコロナウイルスと共存しているのが不思議なくらいですが、緊急事態宣言の解除はまだ先のようです。
でも連休明けの7日以降、近隣の店もぼちぼち営業を開始するところが出てきて、夜の街路のネオンにも灯がつき出しました。しかし小生が行きつけの床屋もストレッチクラブもまだまだのようです。
TVを観ればどこもコロナ、コロナの大合唱で、同じような事を、またコメンテーターも同じ顔ぶれで報道しています。最近はafterコロナ、withコロナの話題が多くなったようにも思います。
ときには政府も国会や報道で批判されることを見聞しますが、国も地方も行政に携わる人は、どこも難しい判断に直面しているに違いありません。
あっ、そうそう、先週木曜日の7日に小生にもアベノマスクが届き、ありがたいと感謝しています。
本文に戻りますが、コロナウイルスで亡くなる方々と、経済停滞で会社倒産や失業という、経済被害の重さを秤にかけての、ギリギリの判断を行政は行わなければならないところに、さしかかっているのですから、ものすごく大へんだと思います。しかしそんな判断をするのが政治家の本分なので仕方のないところではあります。
ヨーロッパやアメリカの中には市民の合意より先に、コロナの第2波・第3波を心配しつつも見切発車する国や州も現れ始めています。
本日もアクセス頂き、有難うございます。
街の飲食やサービス業を中心とする業界に係わる方々は、皆一様にafterコロナ
どころか、今、この時をどうするかと思案投げ首をしています。
ところが一方、8日の東京株式市場では、日経平均株価が2万円代を回復しています。
米国・ヨーロッパ、そしてまだ後れてはいますが日本も、コロナウイルスの2波3波を恐れつつも、これ以上は待ち切れないとの判断のもと、経済活動を再開させる動きが見え始めています。
かつての1929年の大恐慌以降で初となるほどの、規模とスピードで失業者が増えている米国でも、株式市場では投資家の期待が先行しているようです。
投資家は、企業の業績悪化などはとうに織り込んでいるのだと思います。それより各国の政府が3月下旬あたりから始めた、なり振りかまわない巨額の中央銀行の、資金供給によるafterコロナにおける、企業のV字回復に期待しているのでしょうか。
いや、小生は金融システムへの巨額供給による、多額の資金がコロナ終息後に引き起こすであろう、暴走(バブルの再発生)の方に視点が注がれているような気がしてなりません。
特に米国は、トランプ大統領の選挙を意識した政策もあるのだとは思いますが、禁じ手と云われる低格付債の購入、即ち資金繰り支援の直接企業金融など、米政府は債務のGDP比において第2次世界大戦直後を越え、今年9月末には108%になると云われています。
まだ日本の昨年末の237%に比較すればましなわけですが、基軸通貨国、米国でも政府(国)は相当な借金を積み上げたことになります。
EUの欧州中央銀行もジャンク債(検討中)や国債買い入れを加速させています。
日銀は国債などの買入れで、その買込額はGDP比100%以上になっていますが、ECBは現在まだ約50%以下と抑制されているようです。
それでも独裁判所はECBの国債買い入れについて、憲法違反との判決を下しました。独はかつてハイパーインフレに悩まされ、それまでの中央銀行をつぶして新中央銀行の下で、日本と同様に、新貨幣への切替えを行った経緯があるのです。だから均衡財政に敏感なのでしょう。日本では忘れられているようですが・・・
3権(立法・行政・裁判所)分立は本来三つの独立した機関が相互に抑制し合い、権力の濫用を防ぎ、国民の権利と自由を保障すると云うことになっていても、結局国民を食べさせる役目の行政が一番強いのですね。
日米欧の中央銀行は思い切った市場への資金の供給により、信用危機のパンデミック第1波は何とか止めたようですが、バブル経済の再発生とその後の収縮という第2波、3波にも、気を付けないといけませんね。
本日のボンドランチ
スタミナ超特盛丼
生卵・サラダ・トン汁付で憂さ晴らし