昨日になって、ようやく寒波のピークが過ぎ、西日本の雪や寒さは治まったようです。
それにしても今回の寒波と大雪は、何日にもわたって続き、普段はあまり雪とは縁のなさそうな鹿児島や高知でも雪がかなり降りました。
東京では、昼は青空が広がり、冷たい乾燥した北風が強く吹き、時に高い建物の下では、ビル風となってとげとげしく吹き荒れます。外出先からの帰り道など、そんなビルの中で風の中、ふっと夜空を見上げれば、ビルとビルとの谷間からぽつりと孤立無援であるかのように、月が寒む空に皓々と輝いています。
寒波のピークは過ぎても北日本の日本海側や北陸は、まだまだ、影響は残るため、断続的に雪は続いているようで、孤立集落も出ているとかで、警戒が必要と天気予報も言っています。
雪ほどの影響は無いものの、東京のからっ風も厳しく、もの皆枯れさせ、縮こませます。そんな中、白梅に遅れること1週間、当社前の植込みでもようやく紅梅が葉に先駆けて、花を咲かせました。近寄れば独特の良い香りが漂ってきます。
同じ花壇で、観葉鉢から地植えをした南国原産の植物も、冷たいからっ風に、葉を翻して、懸命に、緑の葉のまま春を待とうと、なんとか耐えている様子がひしひしと伝わってきます。そう言えば街路樹も、先日、都の職員に剪定され、形は整えられましたが、かえって寒そうに、その姿を青空に突出しています。
でも、もう春はそこまで来ていることは、花粉症で目と鼻が過敏になっている小生自身が、対策グッズを揃えようと思い、近くのドラッグストアに買い求めに行く頃に、毎年思うことです。それにしても花粉症ですが、今年は少々早目に到来したようです。
5月の連休近くまでは、うっとうしく晴々しない日が続きそうです。




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さて、石破首相のトランプ大統領とのホワイトハウスでの会談は、新聞・TVで入ってくるニュースでの評価は、思いの外、いやそれ以上の上首尾な合格点外交だと言っています。
防衛費をもっと押し込まれるかと思いましたが、現在のGDP2%を目標に進めていることを大統領は歓迎し、さらに数字は示さず増額、しかも可能性の示唆でまとめました。更に、安全保障では尖閣諸島も入りましたので、一安心と言えます。
また、日本の対米直接投資残高は現在約8,000億ドル(120兆円)あるものを1兆ドル(約150兆円)まで引き上げると表明しました。かつアラスカ州の石油、天然ガス等の合弁事業にも参画し、LNGの対日輸出拡大にも、米国の輸入超過解消の為にも、協力するとしました。これは、日本のエネルギー対策にもなり、「Win-Win」ですね。
加えて、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画については、「買収ではなく多額の投資だ」としてお互い合意したようです。実質買収なのでしょうが、誰が発案したかわかりませんが、「なるほど、こういう手があったのか」と感心しました。
秀逸なのが「もしトランプ大統領が日本に関税をかけたら、日本は報復関税に出るのか」との記者の質問に「そのような仮定の質問には、答えないのが、日本の国会答弁のやりかたである」等と言って、トランプ大統領からも褒められていました。
そして関税については、大統領は石破首相とは、どうしてか、あまり話しをしなかったようです。
でも、中国には現在10%の関税としているものの、工場や産業を中国から取り戻すため、60%の関税を本当にかけるとも考えられます。その兆しは既にNY株式にもインフレへの影響がある、として444ドル安となって現れています。
アメリカ大統領は世界のリスクとまで言われていますように、ガザの所有とか、BRICSを反米同盟にしてはいけないこと、及びロシアと中国の分断を考えている時に、石破首相は訪米し、孤立しそうなトランプ大統領へのエールを送る絶好のタイミングに遭遇したのはラッキーだったと思います。
ホッとして帰り政府専用機で飲んだお酒はさぞ美味であったろうと思われます。
しかし日本に帰れば、少数与党の悲しさ、予算も通さなければならないし、裏金問題の答弁もしなければなりません。正に今迄、内憂外患だったのではないでしょうか。
機内の心地良いシートで仮眠する時が幸せの一刻なのかもしれません。
はて、今日の日経平均株価では石破外交、どんな評価となるのでしょうか。

本日のボンドランチ
孤立ではなく、豪華孤独のグルメ