毎年のことなのですが、桜が満開を迎えるころになると、どういうわけか、あんなに晴れていたのに強い南風が吹き、それが少し治まると雨がポツリポツリと降り出し、やがて春の嵐がやってくる、そんな日があります。
先週末からがそんな日で、近くの公園も花ちらしの雨で、本当の花道ができていました。
この時季、当社賃貸部は引越しがピークを迎えるので大忙しとなります。一昨日のように晴れた日は何台もの引越し専用車が横付けされて、搬入作業が行われます。それが一旦雨になると、屋内外で自治体用のお貸出し3点セット(冷蔵庫・洗濯機・レンジ)の準備をしますので大変です。
外では白い低木のモクレンが、一旦止んだ雨上がりの湿った南風に花を揺らしています。雲行きを見れば嵐呼ぶような昼下がり、風が強まってきました。この靖国通り沿道は当初オリンピックマラソンコースに指定されていて、一斉に沿道の木が植え替えられたのですが、今回のオリンピックでは見せ場もなくなり、淋しげです。
でも、この夏に開かれるオリンピックは、既に聖火リレーも始まっています。一体どんなオリンピックになるのでしょう。少し心配でもあります。
聖火は昨日栃木県を巡行していました。やがて、この市にも聖火はやってくるのでしょうが、埼玉県の北端本庄市を先日仕事で訪れました。どういうわけか、JR本庄駅の看板には大きく渋澤栄一翁の似顔絵があります。毎週欠かさず日曜日の大河ドラマ「晴天を衝け」を観ていますが、舞台となっている隣の深谷市血洗島を中心にドラマは進行しています。このボードを一見すれば、あやかろうとこの近辺ではかなり広範囲に渋澤栄一翁は、持て囃されているようです。
2024年度には新しい1万円札の図柄となると、財務省や日銀は発表しています。しかし、今回の紙幣刷新は、キャッシュレス決済を政府主導で推奨しているなかでの実施となります。
電子マネーによる給与支払いも解禁されようとしている時代です。銀行もATM削減に動いています。そんな中での刷新は、果たしてどんな経済効果生み出すのでしょうか。以前の紙幣刷新時の効果とは別物になりそうです。
本日も、小生のブログにアクセス頂きまして、ありがとうございます。
近頃のお天気も先行きが分からないのですが、このコロナ危機で急増した政府債務の行方もどうなるのか、分かりません。
主に国債を引き受け、それに見合う紙幣をコロナ危機もあって増刷に増刷を重ねてきた日銀の出口戦略の行方はどうなって行くのかもよく判りません。
確かに国としては経常黒字を続け、家計は昨年のコロナ給付金もあり、預貯金も充分あると思いますので皆さんピンとこないのかもしれません。特に家計の預金残高合計は1,034兆円を超えていますし、法人預金も297兆円と積み上がっています。ですから皆さん緊張感もなく他人事のようです。
しかし、人口減少、高齢化、最近の地震のような自然災害などを考えたら、政府も日銀も出口戦略を考えないと、いけない時期にきていると思われます。でも、どういうわけか国も日銀も家計も危機意識が足りないように思われてなりません。
一方、株式相場の規模を表わす時価総額(東証1部)と実体経済を表わす名目GDPとを比較すれば約700兆円台>約551兆円となっていて、これもどういうわけか1980年代後半に現れた株・不動産バブル現象時に酷似してきているのです。
明らかに、実体経済規模を株の時価総額は越えていて、バブルに突入していることは歴然ですし、不動産も似たような状態にあります。
もし、出口を求めるとするなら、ハイパーインフレは国民に悲惨な思いをさせますから、打つ手は増税しかないようで、英政府は2023年から増税(法人税率引き上げ)に舵を取ることを決定しました。アメリカのイエレン財務長官も、いずれ富裕層や企業は増税に直面することになると云っています。
でもバブルはいずれ崩壊すると思うのですが、金融緩和の現状を見たり、各国の対策を聞けばまだ時間がありそうです。実体と乖離したバブル経済、当分崩壊しそうもないようにも思えるのですが……あっ! もう大河ドラマが始まります。
本日のボンドランチ
次の高崎行まで充分時間があるので
一人前850円の豚シャブと決めました