2020.06.29社長ブログ

ニューノーマル

丸の内線の本郷三丁目駅を降りて、本郷通りに出ます。その通りを北へ向かうとすぐに春日通りと交差します。

その交差点、手前角に「本郷もかねやすまでは江戸の内」と看板の掛かったお店が現れます。きっと江戸時代はこの辺りまでが江戸だったのだろうと思いつつ、さらに北に向かえば5分ぐらいでしょうか、右側にある東大赤門の前に到着します。

いままでであれば、ただ通り過ぎる場所なのですが、今日は違います。赤門の左側にある木戸だけが開いていて、フェースガードをつけた守衛さんが、人の出入りを監視しています。

そこで、行き先の研究室と教授の名を確認すると、中に入れてくれました。構内は閑散とし学生さんはコロナのせいか往来していませんし、姿さえも見えません。

予定時間をオーバーして、ゆっくりとお話させて頂きました。また、お伺いしたところ、やはりコロナのせいで教授の方々だけが出ていてTELEWORKになっており、時折研究チームの皆さんとは、パソコン上で顔を合わせ会議を行っているようです。

研究室を出て、赤門に向かう途中にある案内板を見て、三四郎池が見たくなり行きかけたのですが、かなり急斜面でこのところの雨で滑り易くなっているようなので、流れ込む小川越しに、池を眺めて満足しました。

帰り道、赤門の木戸をくぐり歩き出せば、あの研究室の大きく長い書架に、ギッシリと詰まった本が生み出す、アカデミックな雰囲気から解放されたせいか、駅までの途中で立寄った喫茶店のアイスコーヒーが、妙に身に染み渡ります。小生はやはり商人に向いているようです。

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本日も、小生のブログにアクセス頂き、ありがとうございます。

今回のコロナ危機によって、在宅勤務や、オンライン授業、デリバリーサービス等々、ステイホームを前提とした「新常態」、所謂「ニューノーマル」と云われる言葉をよく耳にするようになりました。直ぐには治まらないであろうコロナ禍の中で生まれる新しい様式です。

今後このニューノーマルの世界では、経済は、お金の流れは一体どうなるのでしょうか。

今迄もバブル崩壊、ITバブル、リーマンショック等の危機に遭遇する度に、それを乗り越え新しい経済モデルが出現してきましたが、今回のコロナ危機でも、きっと新しい経済モデルが出現するに違いないと考えています。

今迄も日銀は、金融緩和につぐ緩和でマイナス金利の世界に入っているところに、今回のコロナ騒ぎで、事業規模234兆円に及ぶ資金を供給しました。これはリーマンショック時の4倍であり、日本ばかりでなく世界中の中央銀行が資金供給を一斉にしたことから、世界中で「金利なき世界」が出現してきました。そのひずみは様々な形で出てきていますが、預金と貸金との利ざやを取ることで成り立つ銀行システムも大へんだと思います。

さて、ITをテコに、ここまでグローバル化した世界では、現在米国トランプ政権を中心に、その兆候が世界各地で垣間見えてきている、保護主義やブロック経済主義は、難しくなるのではないかと思えてなりません。

「ウイズコロナ」の世界では、今迄のビジネスモデルは通用せず、お金の流れも徐々に変わり、個人や企業が直接つながるようになるのではないでしょうか。もう既に、コロナワクチンの開発においても、劇団の公演中止による経営危機を脱するためにも、クラウドファンディングが利用されています。また、観光客減に悩む地元の飲食や小売業救済のために、電子地域通貨を決済手段に用いるものまで現れ始めました。

これが「ニューノーマル」と呼ばれる潮流なのではないでしょうか。

これには個人間の、あるいは企業間の価値感の共有が必要となり、もしかすると新しいカルチャーが生まれてくるのかもしれません。

当社のi-Bondも、その目指す方向性は間違ってはいないとの、自信を深めることができましたので、このニューノーマルな潮流に乗りたいと考えています。

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本日のボンドランチ

ニューノーマルランチ

ビタミンドリンク付

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