あれ、やっぱり傘は必要かと取りに戻り、パラパラと降り出した雨の中を、右手に傘、左手に投票所整理券を持って、いつもの小学校まで歩きます。
お昼前に投票を済ませようとする人たちか、投票所は少し「蜜」状態です。対応する担当者や立会人がビニールの幕の向こう側に座っているのが違うぐらいで、あとはいつもと同じ光景です。そうそう、鉛筆を一人一人渡されました。記入した後、投票を済ませ、鉛筆は持ち帰れるのかと思いきや、帰り口に「回収箱」がありました。使い捨てか、消毒再利用か。
緊急事態宣言後、ここのところ毎日新規感染者100人越への中の選挙です。結果は思っていた通りでしたが、票の出方を見れば都民のコロナ対策への不満もあるにはあるようです。
東京の雨はさ程でないにしても、梅雨時には決まったよう聞く、「降ればどしゃ降り」の豪雨災害が、また熊本球磨川流域で発生してしまいました。この蒸し暑い最中、家は濁流に呑まれ、失意の中での避難所生活、加えてのコロナ対策とが混在すれば、もう、全く遣り切れませんね。被災者の皆さんには深く同情申し上げます。
そんな中、政府も早速の豪雨災害支援、コロナ問題での感染防止や景気対策にと、努力しているのは、よく分かっています。熊本豪雨災害は別としても、コロナ経済対策における大型財政出動と、日銀による無制限に近い金融資産(国債を含む)の買い上げによる市場への資金供給は、一刻も早い生活や経済活動が正常に戻ることを願う反面、株式等の資産のバブル化をも招くので心配です。
それは、今迄の経験上では、資産バブルはやがて弾け、短い時間のうちに企業の破綻が起き、銀行等のバランスシートが歪み出すとさらにその先に、デフレが待っているのです。
本日も、小生のブログにアクセス頂き、ありがとうございます。
こんな難しい状況の中でも、事業に休みはありません。休日でも、たまには都内を物件探索に回ります。
先週末も、大森、飛鳥山、十条などを順に回りました。どこも職業がら、以前に来たことのある場所ですが、商店街の様子は一部でシャッターが閉まり、様変わりしていました。
もしかするとコロナによる自粛の余韻なのでしょうか、人通りも、どこも週末の午後にしては少ないようです。それでも十条駅の踏切沿いに裏路を行けば、商店街の中にひときわ目立つ劇場が出てきます。ここにはきっとファンなのでしょうか、お客様が三々五々集まって入って行きました。
大森商店街
十条駅舎
十条商店街
緊急事態宣言が解除されても商店街には人の往来もまだ完全には戻らず、政府支援はあるものの、消費は伸びて来ていません。消費落込みの恐れ(不安)がさらに様子見消費を委縮させて、資産バブル(インフレ)の傍ら、同時に一方ではデフレも進行しているのではないかと思っています。
ここでもし、何も、対策を打たず、放置したり、このまま第2波へでも突入したら、資産インフレもそう長くは続かず、消費が伸びないのに製品の供給が増えていけば、物は売れず価格は当然下がります。商店街はシャッターが降り、会社も利益が上げられず、解雇や賃下げにより、個人の収入も減ることになります。そうすると、更に購買力を下げることになり、悪循環に陥ります。
夏のボーナスもコロナ禍の為5.37%減とか、と思うと一方、先週末の物件探索では中古マンションの値下がりは思った程に下がっておらず、分譲時より高値をつけているところさえもあります。消費デフレと資産インフレが、コロナによる恐怖と政府の財政出動や日銀の資金供給により、混在して創り出された姿が今の状態に思えてなりません。
こんな時の経営の舵取りは難しい判断の連続となります。
コロナによるTELEWORKを切っ掛けに始まった当社の改革新常態も、いよいよまとまりつつあります。
今後もお客様にご満足いただける会社を目指してAgain Refresh!
本日のボンドランチ
役員会Zoom会議で出た
混在ランチ