8月になるや長梅雨もようやく明けたようです。御苑が近いせいでしょうか街を歩いていると、強い陽射しと共に蝉が三重唱、四重唱となって聞こえてくるようになりました。突然と薄日になるので、空を見上げれば、まだ、未練の梅雨雲が残っていて、丁度入道雲と入れ替わろうとしているようです。その狭間に夏の青空が見えます。
いよいよ盛夏到来! 本来なら夏に弱いはずの新型コロナウイルスも、東京などは感染記録を更新し続けていますし、国内感染者は4日連続1,000人を超えています。
さて、夜になり、窓を開ければ、星を従え月が皓々と輝いています。その右下に月と同じく輝いているのが、コロナなかりせばオリンピック会場となって、今頃は華やかな競技の続く国立競技場です。なぜか毎晩遅くまでライティングしています。オリンピックはなくても、他の競技場も含めて維持コストは相当かかっていることでしょう。
梅雨の終わりの先月末に、横浜に行った折、少し足を伸ばして久し振りに、異国情緒漂う大桟橋に行ってきました。思いがけなく大型クルーズ船「飛鳥」が停泊していまして、少し離れたところからでも、ジーゼル音が低重音で響いています。聞けばもう何ヶ月も停泊しているとのこと、きっとコロナの影響でGoToキャンペーン中と云っても、クルーズができないのでしょう。
それでも煙突から煙が吹き出ていて、エンジンを回し続けているようです。航海していなくとも、コストは相当かかっているのは間違いなさそうです。
向こう岸には赤レンガの倉庫群やランドマークタワーも望めます。
少し歩いてマリンタワー近くまでやってくると、雨上がりの空には月が傾きながらタワーに接近しつつ、辺りは徐々に夜の帳に包まれてきたようです。
政府も31日、新型コロナウイルス対策分科会を開いて、緊急事態宣言を出す前から、休業要請などの防止策をとるよう都道府県に促すようです。
大阪府や市では接待を伴う飲食店に休業要請を出し、府、市併せて1日計2万円の支援金を支給すると云っています。
また、さらに感染が拡大して緊急事態宣言が出され、他の業種にも休業要請が、支援金付で行われる場合でも、コストを賄えるだけの支援金は給付されないだろうと思います。
そのコストの中で二番目(一番目は人件費)に大きいのがテナント料(家賃)でしょう。
これは当社にとりましても大いに影響を受けるところです。しかし、幸いなことに、当社の場合テナントは店舗、事務所と云うより、住居用がほとんどなので影響は限定的となります。それでも今の状況を他山の石として、コロナ問題が長期化した場合にも備えなければなりません。
本日も、小生のブログにアクセス頂き、ありがとうございます。
日銀は31日に2010年の、金融政策決定会合の議事録を公開しました。
それによれば、当時円高やデフレが日本経済にのしかかり、日銀は追加の金融緩和を市場や政府から催促されていたと云っています。以来今日まで金融緩和とデフレは続き、今回のコロナ問題による、景気下支えの為の一、二次補正予算による資金供給により、株価日経平均は、昨年とほぼ変わらず、下支えされています。
しかし実態はコロナのせいもあり、10万円給付はあっても消費は伸びず、金融経済インフレの実体経済デフレという状況になっているものと思われます。
内閣府の試算によれば、基礎的財政収支の黒字化は”武蔵野の逃げ水”同様に先の先へと伸びて、2029年度に先送りされたそうです。コロナのワクチンや特効薬ができず、今後もコロナコストの支援に大量な資金供給を継続すれば、ワクチンなどが出現した時から、経済は反転して強い需要に一定期間供給が追いつかず、そこへ価値が低価した通貨が市場に溢れていると急激な物価上昇でハイパーインフレとなる恐れがあります。(マスク不足時よりも超大型の価格上昇)
実はそうなる以前に、どこかの時点で長期金利が上昇したら(景気が回復しだしたら金利は通常上昇します)日銀(国債の暴落によって債務超過となり)も金融システムも大混乱してしまうかもしれません。
そうなると、ハイパーインフレの鎮静化の為、昭和21年に政府が現実に実施したように、新円切替えのようなことで、新しい通貨を通用させるかもしれません。
世の中デジタル化時代なので、新しいデジタル円でも通用させることになるのでしょうか。
どんなシナリオになっても生き残る為には、企業にも備えが必要ではないでしょうか。
本日のボンドランチ
ボリュームの割にコストは低い?