足からの冷たい感覚を感じとり、ぼんやりと見ていた夢が中断され、眠りから覚めたようです。寝る前に身体をくるんだタオルケットは既に飛んでいて、足のあたりにクーラーの微風を感じます。熱帯夜はクーラーを27.5℃に設定して休みますが、それでも朝方にはどうやら足下が冷えるようです。
枕許のスマホを手探りで求めて、時間を確認すればまだ6時前。
きっと、頭は通常の月曜日を認識していて、山の日(休日)をセットし忘れていたに違いありません。
2度寝はできそうもないので、思い切ってそのまま起床し、洗面を済ませ、ラフな身支度をして、いつもの特等席にドッカと腰を据えれば妙に落ち着きます。見もしない時計代わりのTVをつけて、朝食は昨夜残りのカレーにサラダを1日遅れの日経、日曜版を読み直しながら、頂きます。
一面トップは「ドルの信認問う金高値」の大見出しです。東京のコロナ感染者が400人を超える記事も三面に、それも小さく掲載されているところをみると、やはり経済優先なのでしょうか。
休日の緩みもあってか、ついうとうととして、目をあければ、かなり日は昇っているようです。つけっぱなしのTVは何事もなかったように、ひるおび番組はコロナについてまだ、続いているようです。
手許のスマホを開ければどういうわけか画面には東京天気33℃、降水確率10%、湿度65%、風速1m/sを示す表示が出てきます。
今日も、また暑い日になるなと思いながら、テラスを見遣れば、ソーシャルディスタンスを取って植え替えたひまわりが連日の暑さにクタッとしています。早速ポリタンクで水を供給すれば、待ってましたとばかりに飲み干し、まもなくシャキッとなります。速効ですね。
どうも最近コロナ禍で、なんとなく世の中が大きく変化しそうなことは判っているのです。どう変化するのか、社会の変化をうまくとらえる工夫をして、当社でも何らかのイノベーションを起こさなければいけません。ただ漫然と過ごしていたのでは、置いて行かれるのではないかというほどの変化を感じます。
そんな焦る気持ちはどこ吹く風と、当社エントランス脇の白百合は優雅に花を咲かせています。
本日も、小生のブログにアクセス頂き、ありがとうございます。
そこで、例の日経記事の話に戻りますが、世界中の中央銀行がジャブジャブに、ひまわりの水遣りの如くに資金供給をしていますので、それを飲み干し速効で、当然のようにシャキッと株が上昇しています。
NY市場もヨーロッパ市場も東京市場も長い夏季休暇やバカンスに入り、日本もお盆休みと市場は例年であれば夏枯れするところなのに、今年は異常とも云うべき展開です。
でも実体は連日TVニュースが伝えている通り、世界中、飲食、観光、航空関係などを筆頭に一部を除いてどこも冴えません。日本ではあの儲け頭のトヨタでさえ、黒字を確保するのが精一杯。このコロナ禍でも拡大を続けているのは米国のGAFA企業ぐらいで、他は株価と企業の実力との間には相関関係は、ほぼなさそうです。
全くのバブル状態ではないのでしょうか。バブルはいつか弾けるのが常なのですがね。
さて、ドルは世界の基軸通貨なので、国際金融取引や貿易・為替取引に使用され決済通貨としての役割を担っています。ですから、今年の3月にコロナ禍もあり、米国内の金融市場動揺に備えるばかりでなくて、世界中がドル不足になった時には、各国中央銀行とのドルスワップ枠組で約4,000億ドルを供給しました。
それゆえ、5月の世界中のドルの流通量(ワールドダラー)は過去最大の8兆ドルに達したそうです。
一方、世界中に存在する金の量は地中埋蔵量を含めて、オリンピック公式競技用プール4.8杯分、約24万トン程と云われています。
そうだとすれば、米国債や社債に見合って増刷されるドルの量が増えれば増えるほど、一定量の金はさらに希少価値となり高値を追及するかもしれませんが、金はそのまま決済手段としては流通し難いですね。やはりビジネスには少々薄まっても、基軸通貨ドルと云うことになりますね。
そんな世界の騒ぎは全く関係ないと百日紅は赤い鞠のような花を揺らしています。
本日のボンドランチ
かなり多目のサラダいいな。