週末に降ったり、止んだり、また降ったりした冷たい雨は、時雨にしては早すぎるけれど、気温は晩秋から初冬にかけてのものでした。
昨日の日曜日にはそれも上がり、午前中は久し振りに時折日差しもありました。しかし、昼過ぎには曇天となり、風はひんやりと身が引き締まるような気にさせますが、気温は上がり、少し歩くと汗ばむほどでした。
そう云えば、コロナ騒ぎであまり気にも止めてもいなかったのですが、いま、振り返れば、季節は極端なスピードで移り替わったようです。寒いと思っていたら急に暑くなり出し、ついこの間までの冷房モードが急に暖房に切替えるなど、丁度いい季節である春や秋が短くなったような気がします。春夏秋冬ですね。
でも今は、着実に冬に向かっているのは確かなようで、空気もかなり乾燥してきました。これからは風邪やインフルエンザの季節ですが、今年はそれにコロナが仲間入りして混み入ってきて、それこそ三密状態になるのではないかと心配しています。
いままで一度も打ったことはないのですが、今年はインフルエンザの予防接種はしたほうがよさそうですね。
さて昨日、小生の生まれ育った浅草でもコロナ禍で、初夏から延期されていた浅草神社の「三社祭」と3月18日から延期の浅草寺「金龍の舞」が例年とは別のコロナ禍バージョンで行われました。江戸時代までは神仏融合して浅草寺と神社の行事は一緒に行われていましたが、明治時代の神仏分離令で別行事となっているのです。それがコロナが取り持ったと云うのでしょうか、昨日は一緒に行われたのです。しかし、この行事にしても仲見世や観光協会、商店街などの意見が二つに割れているようです。そのせいでしょうか、小生が夕方も日が暮れてから訪れたからかもしれませんが、何かいつもの浅草とちがう、一体感に欠けたようにも感じました。
それでも宮入の行事は、粋な印半纏姿の鳶の兄さんたちの木遣り唄の中、三社三本締めでいつも通り締まりました。
本日も、小生のブログにアクセス頂き、ありがとうございます。
毎日TVや新聞で取り上げられない日がないのが、コロナと米大統領選のニュースです。コロナも絡んで大統領選も米国世論を2分しての最終盤戦を迎えています。
バイデン候補有利とは云うものの、隠れトランプもいるようで、結果はどうなるか予断は許されません。でも以前の大統領選とは、あきらかに違うように感じます。お互い政策論争と云うより、けなしあいと云ったほうがお似合いかもしれません。
また、コロナは世界中を様々に分断すると共に、各国の財政悪化をもたらしました。
あの米国でもGDPの15%にあたる3兆ドル強(約330兆円)のコロナ対策を発動したのです。歳出が6兆5,520億ドルと前年比47%も増え、財政を大幅に悪化させています。
それでも米国債務はGDP比で120%(第2次世界大戦直後の最悪期を上回る)です。
日本の266%やイタリアの162%に比較すれば、まだまだ良い方だと思います。
もし米国の財政悪化がさらに進行して世界の信認を失い、基軸通貨としてのドルが暴落したら、世界経済は一体どうなるのでしょうか。
その前に、GDP比債務比率から云っても、きっと日本の円の方が先に世界各国の信認を失い、大暴落してしまうのでしょうか。
ただ、どの国も此の度のコロナ対策の財政出動で、財政赤字は止むを得ず膨らんでいるのでしょうから、どの国の通貨も安くなる要素はあるのだと思います。
ただ異なるのは、コロナ前に財政出動をいかに抑制していたかと云うことで、限界値までの財政出動余地がどれほどあるかと云うことだと思います。
中でも、過去の歴史(ハイパーインフレで苦い思い)から学んだドイツはGDP比70%弱と優等生です。
また、ヨーロッパを中心にコロナ第2波の再燃が云われています。もし世界中でコロナ禍が長期化するなら、景気の落ち込みは必至となり、経済は崩壊するかもしれません。早くワクチンなり特効薬の出現が望まれます。
本日のボンドランチ
浅草天ぷら老舗
大黒屋の天丼(ゴマ油揚げで黒褐色)