2020.11.09社長ブログ

怖がりながらも・・・

立冬も過ぎ、東京でも酉ノ市の頃になると、乾いた冷たい木枯らしが吹き始め、暦の上では既に冬が始まっています。街では火災予防運動の行事も行われ始める季節です。
小生も掛布団が替わりました。

TVニュースでは冬の到来が日本より早い欧州で、新型コロナウイルスが再び猛威を振るい始め、フランスなどは1日の新規感染者が5万人を超えたことにより、全土でロックダウン(都市封鎖)の措置が取られたと云っています。
日本でも緯度を同じくする北海道では既に初雪を観測し、気温が低下することから換気も悪いせいでしょうか、7日には新規感染者187人が確認されたと報じられています。
知らなかったのですが、小生が先週北海道に出張していた時には、既に感染は拡大していたのですね。
欧州と比較すれば2ケタは少ないのですが、日本全国でもこれから本格的な冬を迎えると新規感染者が増え、徐々に我が身に近づいてくるようで怖い気がします。

当然日本でも政府は冬季のコロナ拡大に向けて政策や対策を取るのでしょうが、経済活動とはトレードオフの関係にあり、行動制限をすれば景気や雇用には悪影響を与えてしまいます。究極はどちらも命に係わることなので、欧米のような感染爆発はないにしろ、とにかくこの先は怖さもあり、思いやられます。

怖いと云えば先週の出張で訪問した北海道白老町も、登別市との境界あたりの山中に、地中から熱湯や蒸気を噴き出す場所があり、池であったり、地獄谷のようであったりするのですが、ここもヒューヒューグッグッとガスやお湯を噴き出す音が聞こえ、コロナと違い見えるからこそ余計に怖いものがあります。
でも無人の観測所が設けられており24時間体制で監視しています。科学的データを集めて、正しく判断し、爆発などの被害を最小限にとどめようとしています。コロナ対策も全く同じだと今その光景を思い浮かべながら考えています。

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本日も、小生のブログにアクセス頂き、ありがとうございます。

TVニュースは先程も観たのですが、情勢が変わったのか、再度米国大統領選挙について流し始めました。バイデン氏当選確実と米メディア各社が報じ、現地デラウエア州ウィルミントンで7日夜には本人も国民に向けた勝利宣言をしました。にも拘わらず、勝者確定にはまだまだ時間がかかりそうです。と云うのもトランプ大統領が「選挙をめぐる不正が起きている」と主張し訴訟を起こし、裁判闘争に持ち込んでいるからです。と、TVは云っています。
民主主義においては歴史も古く、国民はそれに誇りを持ち、また他国からも敬意を表されている米国が、この選挙を見る限り、この4年でメチャクチャ振りが拡大してきているように思われます。裁判後の選挙結果確定後の新しい大統領と云えど、この混乱から抜け出すのは容易なことではなさそうです。

そして、この選挙の混乱に呼応するかのように冬に向かい、欧米を中心にコロナウイルス感染の第2波も更に拡大して、再びロックダウンを余儀なくされている都市もこれから数多く出現しそうです。
それに伴い、景気も一旦は欧米各国共に雇用支援金などで、夏頃には回復の兆しが見えかかったものの、また景気は失速気味となり、このままコロナが拡大すれば、仮にコロナ収束後も景気低迷から抜け出すことが難しくなるのではないかと心配です。

その結果、景気悪化を食い止めるため、各国が更なる経済対策を打ち出せば、中央銀行は追加緩和をするため資金は市中に出回り、金利低下を招くことになります。既に欧州は各国共に金利低下に拍車がかかり、景気低迷とマイナス金利は長期化するものと思われます。しかし、長期で考えればインフレを皆が意識した時、金利はいつか上昇に転じます。そうなると、どうなるのかまで今のうちに考えておかねばなりませんね。

自然も、コロナも、経済状況も、科学的データによる知見を収集して、長期スパンで、どんな対応なら被害を最小限にすることができるか、怖がりながら考える必要がありそうです。

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本日のボンドランチ
お~怖わ(おこわ)弁当

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